最終更新日:2026年8月5日
目次
■そもそもフリーランスってどんな働き方なの?
ここ数年「フリーランス」という単語をよく聞くようになりましたよね。
しかし、いったいどういう働き方なのでしょうか。ぼんやりとしたイメージを抱いている方も多いかと思いますので、解説します。
「フリーランス」とは、特定の企業や組織に所属せず、個人で業務契約を締結し、仕事を請け負うという働き方です。
給与も月給制や時給制ではなく、「1つのプロジェクトや企画ごとに〇〇万円」という単価制の契約が一般的です。
ここまででも企業に属している月給制の会社員とは真逆であることがわかります。
上記に加えて、業務において「自身の持つ専門的なスキルを提供する」ことが多いという特徴もあります。
■フリーランスで働く人ってどれくらいいるの?
2019年に内閣府の調査によると、フリーランスで仕事をしている方の人数は306〜341万人程度※1とされています。
また、調査のまとめとして、「働き方が多様化する中でフリーランス人口が増加する可能性がある」と分析されていました。
※1 「本業でフリーランス」の人数と「副業でフリーランス」の人数を合わせたもの
■「システムエンジニア×フリーランス」は相性がいい!
では、システムエンジニアがフリーランスとして働くことはできるのでしょうか。
上述したような「自身の持つ専門的なスキルを提供する」という点において、システムエンジニアはプログラミングやコーディングといったスキルを持っているので、フリーランスという働き方とは相性が良いと言えるでしょう。
また、システムエンジニアの業務はパソコンとインターネット環境さえあれば行える場合も多く、最近ではリモートワークで場所や時間に囚われない働き方ができるということで、フリーランスシステムエンジニアを目指す方も増えています。
■フリーランスシステムエンジニアになりたい!でも仕事はどうやって探せるの?
では、どうすればフリーランスシステムエンジニアとしての仕事を探せるのでしょうか。
フリーランスシステムエンジニアが案件を見つける方法について、いくつか方法はありますが、その中でも王道の3パターンを見てみましょう。
1.フリーランスシステムエンジニア向けのエージェント会社を使う
フリーランスの仕事を探す際は、エージェント会社を使うのが最も一般的な方法です。
特にフリーランスになったばかりの方だと、仕事を見つけるために自身を企業に売り込むということはかなりハードルが高いですよね。
そこで、エージェント会社が代わりに企業へ営業をかけ、自身のスキルにあった案件があれば紹介してもらえるというわけです。
エージェント会社の特徴としては、企業面談対策やスキルアップ研修を提供しているところも多く、フルタイムで複数年にわたる長期契約の案件や、上流工程から下流工程まで関わる案件などもあり、会社員とほぼ対等な立場で働く案件が多いことが挙げられます。
ただ、同じような案件でもエージェント会社によって給与単価が異なっている場合があります。
可能であれば複数のエージェント会社に登録してみて、満足できる案件を探すことがおすすめです。
2.クラウドソーシングサイトを使う
業務委託形式で仕事が依頼、受託できるクラウドソーシングサイトでは、依頼主は個人から法人まで幅広く、システムエンジニアだけでなく様々な業種の仕事が募集されています。
エージェント会社と比べ、単発のホームページ改修案件や「週2日、4〜5時間の勤務を2ヶ月」といった短期のスポット案件が多く、副業フリーランスの方も数多く利用しています。
特徴としては、サイト側が依頼主と請負人の間に立ち、依頼料のやり取りや万が一のトラブル対応を行ってくれ、案件終了後に依頼主・請負人双方がお互いを評価できる仕組みがあることが挙げられます。
3.人脈を使う
もし、ある程度システムエンジニア業界でツテがあるという場合は、自身の人脈を使って仕事を見つけるのも良いでしょう。
上記1と2は仕事を紹介してもらう際にどうしても仲介手数料がとられてしまいますが、人脈を使う場合はその負担はほぼなくなります。
また、自分のスキルだけでなく人となりもわかってもらいやすく、要望も気軽に伝えられるというメリットもあります。
しかし、依頼主と請負人が馴れ合い状態になってしまったといった状況も聞かれるので、業務内容や給与についてはしっかりと契約を結んでおくことが大切です。
■3パターン比較表
3つの仕事の探し方には、それぞれ特徴があります。自分の状況に合ったパターンを選ぶ参考にしてください。
| 比較項目 | ①エージェント会社 | ②クラウドソーシング | ③人脈 |
|---|---|---|---|
| 案件の種類 | 長期・上流〜下流と幅広い | 短期・スポット案件が多い | 人によって異なる |
| 仲介手数料 | あり | あり | 基本なし |
| 向いている人 | フリーランス初心者・安定した収入を求める人 | 副業フリーランス・スキマ時間で稼ぎたい人 | 業界経験が豊富でツテがある人 |
| メリット | 面談対策・研修サポートあり、安定した案件確保 | 仕事の幅広さ、トラブル時に仲裁あり | 手数料なし、要望を伝えやすい |
| デメリット | エージェントによって単価に差がある | 単発案件が多く収入が安定しにくい | 馴れ合いによるトラブルのリスクあり |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
※おすすめ度はフリーランス初挑戦の方を基準にしています。経験・状況によって異なります。
■でも…少し面倒なこともあります。
フリーランスという働き方は仕事の選び方次第である程度自由な生き方ができますが、少し面倒なこともあります。
フリーランスはいわゆる個人事業主になるので、保険や税金は自身で負担する必要があり、その点では会社員より負担が大きくなります。※2
さらに、会社員なら会社がまとめて行う保険加入手続きや確定申告も自身で行う必要があります。確定申告の場合だと、毎年2月から開始される確定申告の時期に備えて1年分の「仕事に使った経費分の領収書」と「報酬支払調書」などを準備しておかなければいけません。
確定申告は結構な手間がかかる作業なので、それが負担だという時は、費用は発生しますが税理士に依頼することもできます。
※2 会社員は「健康保険・厚生年金・雇用保険」の保険料を会社と折半。労災保険は会社が全額負担。
■よくある質問(FAQ)
Q. フリーランスSEになるために必要な経験年数はどのくらいですか?
明確な基準はありませんが、一般的にはエンジニアとして3〜5年程度の実務経験があると、フリーランスとして案件を獲得しやすくなります。エージェント会社を通じた案件では、経験年数よりも「どの技術スタックを使えるか」「どんな規模のプロジェクトに関わったか」といったスキルの具体性が重視される傾向があります。未経験や経験が浅い段階でのフリーランスは収入が不安定になりやすいため、まずは会社員として経験を積んでからの独立がおすすめです。
Q. SEとPMOはどちらが案件が多いですか?
フリーランス市場全体ではSE(システムエンジニア)の案件数がPMOより多い傾向があります。ただし、近年は企業のプロジェクト管理ニーズの高まりからPMO案件も増加しており、経験者は比較的高単価で案件を獲得できるケースも多いです。SEは開発フェーズを中心に案件が集中する一方、PMOは大規模プロジェクトや基幹システム導入などの場面で需要が生じるため、案件の性質が異なります。両方のスキルを持つハイブリッドな人材は市場価値が高くなります。
Q. フリーランスSEに必要な資格はありますか?
フリーランスSEとして活動するうえで資格は必須ではありません。ただし、資格を持っていると案件獲得の際にスキルを客観的に証明しやすくなります。特に役立つとされる資格には、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験・AWSやAzureのクラウド資格・プロジェクトマネージャ試験などがあります。エージェント経由の案件では実務経験とポートフォリオが最も重視されますが、資格は補完的なアピール材料として有効です。
Q. 完全リモートの案件はどのくらいありますか?
コロナ禍以降、フリーランスSEの完全リモート案件は大幅に増加し、現在はエージェント会社やクラウドソーシングサイトに掲載される案件の30〜50%程度がリモートワーク対応とされています(エージェント会社によって割合は異なります)。ただし、金融・官公庁系のシステム案件はセキュリティ上の理由から常駐が求められるケースも多いです。完全リモートを希望する場合は、案件検索時に「フルリモート」「在宅」などの条件で絞り込むのが効果的です。
■まとめ
いかがでしたか?今回は「フリーランスという働き方について」と「フリーランスシステムエンジニアの仕事の見つけ方」をメインに解説しました。
システムエンジニアという仕事は会社員としてもフリーランスとしてもできる仕事です。どんな働き方もメリット・デメリットは必ずあるので、自分が求めるライフスタイルにあった働き方を見つけましょう。
この記事のポイント:
- フリーランスとは特定の企業に所属せず個人で業務契約を結ぶ働き方で、単価制の報酬が一般的
- SEはスキルを売るフリーランスと相性が良く、リモートワークとの組み合わせも実現しやすい
- 仕事の探し方は「①エージェント会社・②クラウドソーシング・③人脈」の3パターンが王道
- 初心者にはサポートが充実したエージェント会社を使う方法が最もおすすめ
- フリーランス独立後は保険・確定申告など税務面の自己管理が必要になる
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