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はじめに

今やりたいことはあるけど、どのように考えれば就職活動が上手くいくのか悩んでいる人や、今やりたいことがなく、どのような道に進めばいいのか分からない人、いろんな就活生がいると思います。特にやりたいことを今から探す就活生は、不安な気持ちが人一倍大きいのではないでしょうか。ですが、今、就活生という立場を生きているあなたは、今後の可能性が無限大に広がっており、どのような人生でも生きることができる自由な選択肢が与えられていることにお気づきでしょうか。まずは、沢山のことに目を向けて、色々なことに興味を持ち、柔軟な考えで就職活動をスタートさせましょう。

1.好きなことを仕事にする

よく「本当に自分の1番好きなことを仕事にできている人は少ない。その中でも成功している人はほんの一握り。」こんな話を耳にします。実際に、歌手は、本当に歌が大好きで好きなことを仕事にできている人の良い例です。小さいスタジオや路上ライブを経て、メジャーデビューや日本武道館でのライブ公演を目指す。そのようなイメージです。歌で食べてくことがどれほど大変なことかはご存じだと思いますが、誰しもが憧れる職業でしょう。また、プロ野球選手、漫画家などが挙げられます。

ここで重要なことは、「好きなこと」と「あなたの適正」がマッチングしているかどうかです。もし、確実にマッチングしており、かつ十分に稼げる見込みがある人は迷わずその道に進むといいでしょう。また現時点で、ある適度の適正があれど実力が足りない場合、必ずその道で稼ぐという強い信念があるかどうか、また初めは収入が低くても、乗り越えていけるかをしっかりと考えてください。

最後に好きなことを仕事にする場合、今まで「好き」だったことが「嫌い」になる可能性があるということを知っておく必要があります。また、辛すぎて「挫折」する人もいます。これは、すべての人に当てはまるわけではありませんが、そのことも覚悟しておく必要があります。これは、社会に出る上で経験する可能性が高いので、心の片隅に事前に置いておくと良いでしょう。身構えすぎることは決してありません。しかし、それを知っているのと知らないとでは、困難なことに直面した時に、回避できるかできないか変わってくるかと思います。

2.興味があり、自分にできることを仕事にする

次に仕事選びの基準として、興味があるのか、ないのか。自分にできることか、できないことか。この2つの取捨選択があるかと思います。

「食べることが好きで興味がある」という理由で「飲食店の営業マン」

「ずっとスポーツを経験しており興味がある」という理由で「大手スポーツメーカーの企画や販売」

「機械やコンピュータなど最先端技術に興味がある」という理由で「ITエンジニア」

「最近、実家をリフォームしたことをきっかけに建物や家に興味がある」という理由で「不動産業や建築家」

こういった身近な興味から少しずつ見えてきた自分好みのジャンルがあると思います。そこから、まずそれらの選択肢の中で自分に「できるのかできないのか」を考えていきます。自身の性格やスキルを考え、この職で今後稼いでくことが可能かどうかを見極めます。最後にその中から自分が「やりたいのか、正直やりたくないのか」を明確にしていくと自ずと「答え」が出てくるのではないでしょうか。

3.人からの意見を参考にする

自分自身だけですべてを決断しようとすると偏った考え方になってしまうことがあります。時に友達や先生、家族に相談をしてみることも大切です。しかし、あくまでも他人は他人。自分のことは自分が一番良く分かっています。「あなたはこれが向いてそう。」「これをしていそう。」という意見を集めますが大切なのは、その時、率直にあなたがどう思うのかです。「え、面白そう。」「あ、たしかに向いてそう。」「え、やりたくない。」その素直な自分の意見を集めることが一番大切です。時に「家族にはこう言われたけど、本当はこれをやりたい。」という本音や反論が生まれることがあります。その時に「これが本当に自分がやりたいことだったのか。」と気づくことがあります。

4.やりたいことが決まっている人

今、明確にやりたいことが決まっている人は、その業界、分野、職種についてをとことん調べて、とにかくやりたいことを極めることが重要です。必要な知識や資格があるのなら、目標期日を設定して、必ず習得しましょう。そして、やりたいことが決まっている人、また最近決まった人。もしくは今決めた人。そのような人達は次に、就職試験が待っています。面接でやりたいことの理由を上手く伝える必要があります。その時に行うのが「今までの人生の伏線探し 」です。正直なところ、20年間ほどの人生を生きてくれば、あらゆるところに伏線は転がっています。ですから、何個も何個も見つけ出し、とにかく掘り下げ、いかに自分自身に納得いくものを落とし込むかが大切になってきます。
理由は何でも大丈夫です。いかに自分自身の物として、自信をもって相手に伝えることができるのか。そこが鍵となってきます。

最後に

いかがでしたでしょうか。好きなことは何か、興味があることは何か、自分ができることは何か、やりたいことは何か。これらの考えをすべて紙に書き出してみると頭が整理されて、自分が進むべき道が見えてくるでしょう。また、就職活動は、あなたの実力だけでなく、運やタイミングが必ず直結します。すべては「ご縁」なのです。ですから、選考に落ちたり、内定をもらえない企業に対しては、「そこの企業とは縁がなかった」「自分とはただ合わなかった」ということであり、就活生自身の人格すべてを否定されているわけでは決してありません。
「あの時不採用になっていて良かった。今の会社に出会えたのだから。」と自信の中で納得できる就職活動になることを心から願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。