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エンジニアと呼ばれる職業にも様々な種類がありますが、今回はWeb系エンジニアについて、仕事の内容や一般的に必要とされるスキルについて解説していきます。

Web系エンジニアとは?

Web系エンジニアとは、私たちが目にしているWebサイトやスマートフォン向けのモバイルサイトなどのWebアプリケーションを開発する職種です。GoogleやAmazonなどの大手企業が提供するサービスやSNSなど、Webサービスは日々発展しており、Web業界の歴史が浅いことも手伝って将来性の高い職種であると注目されています

Web系エンジニアの種類と業務内容

クライアントや場合によっては自社の要望をもとにWebサイトのアウトラインやレイアウトを考え、システムを制作します。Webサイトが公開されれば業務が終了するというわけではなく、日常的な保守業務やメンテナンスも担当します。これらの業務も、ひとりで担当するわけではありません。企業によって違いはあるかもしれませんが、フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアなど、役割を分担し担当することが多いと思います。

フロントエンドエンジニア

私たちユーザーがWebサイトを利用する際に実際に目にする部分、例えばユーザーが情報を入力するフォームや画像のレイアウトなどを担当するのがフロントエンドエンジニアです。場合によってはデザイン力が必要とされる場合もあります。また現在では、スマートフォンなどのモバイル端末のユーザーが増加しており、Webサイトの開発にはモバイル端末のユーザーを意識したインタフェースを心がけることが重要視されているようです。

バックエンドエンジニア

フロントエンジニアに対し目に見えない部分を作るのがバックエンドエンジニアであると言えます。サーバーの構築やデータベースの構築のほか、セキュリティの対応やサーバーの監視、また障害対応などの運用業務・保守業務を担当します。

Web系エンジニアに必要なスキル

Web系エンジニアの種類について解説しましたが、共通して必要なのが”コミュニケーションスキル”と”技術的スキル”です。開発は基本的にチームで行います。またクライアントの要望をヒアリングしながら仕様を決定していくことが多いです。スムーズに業務を進めるには、意志の疎通をとり協力して開発を行うことが不可欠です。コミュニケーションスキルはエンジニアだけでなく他の様々な職業で重要なものと言えるでしょう。

もうひとつは技術的スキルです。フロントエンジニアでもバックエンドエンジニアでも、言語の違いはあれどプログラムやコードを書くことはメインの業務になります。そのため、プログラミングの知識は必須であると言えるでしょう。またそれに伴って、ライブラリ(各言語において汎用性のある特定の機能を引用しやすい状態にしたもの)を使いこなすスキルも必要になります。

プロジェクト等によって必要な言語は変わってきますが、代表的なものをご紹介します。

フロントエンジニアが使用する言語

HTML

WebサイトやWebアプリなどを表示するために使用されるマークアップ言語(視覚表現や文章の構造を記述する言語)の一種です。WebページをPCから閲覧している場合、の画面

上で右クリックし「ページソースを表示」を選択してみましょう。

“< >”で囲まれた英語やテキストが表示されると思いますが、それらをソースコードとよびWebページ内の表示などを命令することができます。

これらのソースコードをブラウザが読み込むことによってWebページが表示されているのです。後述のCSSやJavaScriptと併せて使用される場合が多いです。

CSS

HTMLがテキストの構造をつくる言語であったのに対し、CSSはそれらにデザインを施し見栄えを整える言語です。Webページ上の画像やテキストのサイズ・レイアウトなどを指定しすることができます。HTMLに効果やデザインを施す、と認識してもらえばわかりやすいかもしれません。

JavaScript

Webサイトに動きを付ける言語です。HTMLやCSSを操作し、表示されるレイアウトなどを変更したり、外部のサイトからデータを取得し表示することが出来ます。できることが非常に豊富で汎用性が高いうえ、比較的修得しやすいと言われていることも特徴です。

バックエンドエンジニアが使用する言語

PHP

PHPは多くのWebサービスで使われており、需要の大きい言語であると言えます。PHPには動作の確認が容易であるという特徴があり、他の代表的な言語(C++やJavaなど)よりも翻訳の手順が少ないというメリットがあります。Webアプリケーションに特化した言語であるといえ、加えて初心者が学習するのに適した言語であるとも言われています。

Ruby

日本で開発されたプログラミング言語です。Ruby on Railsなどのフレームワーク(開発の土台として機能させるソフトウェア、枠組み)がメジャーで様々なアプリケーションの開発に利用されています。日本で開発されただけあり、日本語の参考書やWebサイトが充実していることも、他の言語と比べてメリットであると言えるでしょう。

Python

文法が単純で理解しやすく、専門的なライブラリが豊富なことが特徴です。機械学習に強い言語であるとされますが、組み込み開発やWebアプリケーションでも使われます。様々な環境で動くことなどから、こちらも初心者向けであると言われることが多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はWeb系エンジニアについて、業務内容や種類、必要なスキルについてご紹介しました。やや定義が曖昧な部分もあり、企業やプロジェクトで呼び方が変わる場合もありますが、Web系エンジニアについて理解していただけたら幸いです。