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Javaの学習をしているとコードの中に何の文字列か分からないものが書かれていることありませんか?よくよく読んでみるとメソッドの内容やどのような役割を持たせているかなど記入されていることがあります。一体あれはどのようなことを示しているか紹介していきます。

Javaとは

コメントについて触れる前にまずJavaがどのようなことを目指して使用するかを説明します。Javaがなぜここまで人気が高いのかというと、「Javaは多くの現場で使われていること」、「汎用的でOSに依存しない」などの理由があります。 OSに依存しないという点は重要で、作成したソフトが動く環境を考えるというのはプログラマーにとって大変な問題です。 macOSなのかWindowsなのかでさえもとても重要な問題です。 そんな中でも安定して動作するプラットフォームを提供してくれるJavaという言語は人気が高いといえるでしょう。実際、Googleが開発に用いている「Google三大言語(Java、C++、Python)」の一つでもあります。応用力がある言語として昔から根強い人気を誇り、日本でも昔から変わらず人気が高い言語です。ちなみに、Javaによく似た名前のプログラミング言語に、JavaScriptがあります。実はこの2つ、名前こそよく似ていますが、全く別のプログラミング言語。Javaは業務システムやWebサービス、Android向けアプリの開発に使われますが、JavaScriptはWebブラウザで上で色を変えたり、ポップアップ表示をさせるというよな、動きがあるWebページの開発に使われることが多い言語です。

コメント機能

Javaに限らず、プログラムにはコメントを書くことができます。コメントとはプログラムソースに記述されているが、実行対象にはならない箇所のことです。使用方法としては2つあり。プログラムに関してのメモ書きを置いておき、あれはここと連動して使用するメソッドである、など記入しておいて可読性を上げる方法。もう一つはコードをコメントアウトして読みこませなくする手法です。コードを消してしまう方が確実なのですが、再度そのコードを使用したくなったときにコメントアウトをやめることで、また記述しなくても利用できるようになることがメリットとなります。

Javaでコメントアウトするには

1行だけのコメントはスラッシュ記号(//)を2つ書くことで、その行をコメントにすることができます。
複数行のコメントの方法は/* ~ */で囲んだ部分がコメントとなります。「/*」がコメントの開始で、「*/」がコメントの終了という意味になります。この方法を使用すると複数の行を一気にコメントアウトできるので使いやすいです。もしくは複数の行を選択しコントロールキーを押しながら特定のキーを押すと//を複数の行につけることができるのでそちらも有効です。

コメントをすることによるメリット

コメントで処理内容を記載することで、処理内容を理解しやすくすることができます。プログラムは作成した本人だけ理解できればいいだけでなく、他のエンジニアにも理解しやすいプログラムでなければいけません。コメントは他のエンジニアがプログラムを理解する手助けにもなります
また、クラスの最初に作成日や作成者、バージョンなどの情報を書くことで、クラスファイル自体の履歴を把握することができます。このことはかなり大切でバージョンを意識することは開発陣として重要です。
プログラムの内容そのものも、もちろん大切ではありますが、コメントも大切であることを覚えておきましょう。

アノテーションとは

アノテーションとは、英語で「注釈、注記」などの意味がある言葉です。
Javaのコード上では”@(アットマーク)”からはじまり、コードでは表現しきれない情報を、補足としてつけ加えられます。具体的に記述する場所はクラス、インターフェース、メソッド、メンバ変数、メソッド引数などほぼすべてに適応できます。注釈という意味のアノテーションですが、できることはたくさんあります。 例えば、チームでの開発をするときに、コーディングのやり方を統一することもできます。 テキストや口頭で伝えるのも大切ですが、実際にコードを書くところにルールを書いておくことで、ミスを避けることが可能です。他にもアノテーションを使ったコンピュータとのやりとりをする方法もあります。フレームワークの中にはアノテーションを使用してインスタンスに役割や制限を設けることができます。使いこなすことができると非常に便利でJava単体では実装しずらかった処理などが一行で完了してしまいます。そのようなことも踏まえてアノテーションはしっかりと身につけておく必要があります。

まとめ

ただのコメント機能だと思い込んで使うのではなくしっかりと使いこなさなければならない機能なので意識して使いましょう。