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「プログラム」って何?

「プログラム」と一言で言うと難しそうに聞こえますが、実は私達の日常生活はプログラムで溢れています。代表的なプログラムはスマホのアプリやPCのアプリが想像しやすいですが、実はそれ以外にもプログラムは使われています。

例えば「ボタンを押したら中の物を温める機械」である電子レンジ。この「ボタンを押したら温める」という行動そのものが「プログラム」です。「ボタンを押したらチャンネルが変わる」というテレビの機能も「プログラム」です。つまり「プログラム」とは「○○ならXXする」という特定の行動を定義し、機械やコンピューターに動作させる命令のことを言います。そしてその「プログラムを作る行為」のことを「プログラミング」と呼びます。

機械やコンピューターに動作させる命令を作る、と一言で言えばわかりやすいのですが、人間が話す言葉で命令を書いたとしても機械やコンピューターには通じません。コンピューターなどに命令を理解させるためには、コンピューターが理解できる形式で命令を記述する必要があります。そのための言語が「プログラミング言語」と呼ばれるものです。

プログラムはどうやって作るの?

前述したように、「プログラム」そのものはプログラミング言語を使い、規定されている順序や決まり通りに記述していくことで作ることができます。Webサイトを作りたいならWebサイトとして表示されるべきプログラムを記述する「HTML」や「CSS」といった言語を、iPhoneのアプリを作りたいならiOS上で動くルールを定めることができる「Swift」という言語を身につけ、ルール通りに記述することでそれぞれのプログラムを作ることができます。

初心者でもプログラムは作れる?

プログラムを作るために特別な資格は何も必要ありません。作りたいプログラムがあり、そのプログラムを作るために必要なプログラミング言語が何かさえわかれば、初心者でもプログラムを作ることは可能です。もちろん初心者の場合はまずプログラミング言語を習得する必要はありますが、手順を踏んで必要な学習をすれば誰でもプログラミング言語は習得可能です。

プログラムは特別な誰かの物ではありません。初心者であっても経験者であっても、誰もが触れられるのがプログラムです。「アルゴリズム」と呼ばれる、正しく動作するルールや方法を学ぶことでプログラムを作成しやすくなります。初心者の場合はこのアルゴリズムについても勉強するのが良いでしょう。

初心者がプログラムを勉強する方法

初心者がプログラムを勉強しようと思った時、何をすればよいのでしょうか?基礎となるアルゴリズムを学ぶことも大切ですが、一口に「アルゴリズム」と言っても深掘りするのは簡単とは言えません。初心者であれば「書いたものが動く」であったり、「命令した通りに動作する」という状態を一つでも実現させるほうが面白みを感じることができるでしょう。

それでは、初心者がプログラムを勉強するためにオススメな代表的方法をご紹介します。

動画で勉強する

現代では様々な動画コンテンツが充実しています。動画サイトの種類も多く、多種多様な動画を見つけることができます。人によっては参考書などで文字を読むより、動画を流して繰り返し見聞きするほうが学習効率が良いという方もいるでしょう。動画で勉強するための動画サイトをいくつかご紹介します。

ドットインストール

初心者から中級者向けとして知られる「定番」の動画学習サイトです。無料版と有料版があり、無料版では一定の段階までしか動画を視聴できませんが有料版にすると1コースをまるごと視聴できるようになる仕組みになっています。

とはいえ無料版では意味がないかというとそんなことはありません。無料版はどちらかというと基礎を学ぶための必要最低限の内容が網羅されているコースが多くなっています。そのため、初心者が最初に目にする教材としては十分に満足できるものになっています。動画なので一時停止してじっくり見てみたり、巻き戻して繰り返し同じ箇所を見たり聞いたりすることもできますので思う存分コンテンツを使うことができます。

扱っているプログラミング言語も多いため、プログラムを勉強し始めたばかりの初心者にとっては選択肢が多いサイトです。

Udemy

Udemyも「eラーニング」のサイトとしては全世界で使われている有力なサイトです。Udemyには無料版がありませんが、特徴的なのは「買い切り型動画教材」であるという点です。

「買い切り型」なので一度支払いをすれば購入した動画教材は削除しない限り永続的に視聴することが可能です。月額課金制のサイトの場合は月額課金をやめてしまうと視聴できなくなってしまいますが、Udemyの場合はそのようなことがありません。また、Udemyのもう1つの大きな特徴として1つのプログラミング言語に複数の講師が存在するという点です。

どういうことかと言うと、Udemyは様々な講師が自分なりの授業やカリキュラムを動画コンテンツにして配信することができるようになっています。そのため、例えばHTMLであれば10人の講師がいれば10通りの授業から自分に合った内容の授業を選んで購入することができるようになっているのです。初心者のうちはどの講師のどんなスタイルの授業が良いかを的確に選ぶのは難しい場合もありますが、Udemyも中級レベルまではカバーした動画を配信していますので段階を踏んで教材の良し悪しを判断する訓練を行うことも可能です。

You Tube

初心者向けの動画学習コンテンツとして忘れてはいけないのがYou Tubeです。幅広いジャンルの様々な動画が日々アップロードされているYou Tubeにはプログラムを勉強するための初心者向け動画もたくさんアップされています。動画を投稿している方も様々で、実際に初心者から勉強を始めた方が経験に基づいて勉強法を紹介している動画や、個人でプログラムを教えている講師の方が無料講座として基礎からの勉強法を教えている動画などがあります。

You Tubeの場合は広告を表示させない「プレミアム」プランこそ有料ですが、プレミアムでなくても視聴できる動画に制限はありません。そのため、レベルに関わらず学習の種類によっては有料サイト並みに良質な動画に出会えることもあります。

まとめ

初心者がプログラムを勉強する方法について代表的なものをご紹介しました。昔とは異なり、今では教科書や参考書以外に動画という手段で勉強することが可能です。動画で学習することで、まるでオンライン授業を受けているような感覚で勉強をすすめることも可能です。これからプログラムの勉強を始めようと思っている初心者の方は、ぜひ動画での学習も選択肢に入れてみると良いでしょう。