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はじめに

アイキャッチ

Redmineはプロジェクト管理のできるオープンソースソフトウェアであり、複数人での開発には欠かせない非常に便利なツールの一つです。標準機能だけでも十分使えますが、プラグインを導入することで機能を拡張しさらに便利に使用することができるようになります。今回はRedmineのおすすめプラグインについて紹介していきます。

Redmine導入時のおすすめプラグイン

redmine view customize plugin

Redmineを使い始める際、真っ先に導入するべきプラグインです。JavaScriptまたはStyleSheetのコードを埋め込む事で、「表示名を変えたい」「文字の大きさを変えたい」「特定のプロジェクトの背景色を変えたい」といった、ちょっとした画面のカスタマイズができるようになります。また、「view customize plugin」ではデータベースに全ての設定が保存されるため、面倒な管理も必要なくなります。

通知関連のおすすめプラグイン

redmine banner

「redmine banner」は、Redmineの画面上部にバナーを表示することができます。 「アイコン(情報・警告・エラー)+メッセージ」でユーザへのお知らせ表示ができ、表示時間の設定も可能なので、メンテナンスの通知やちょっとしたアナウンスをするときにおすすめです。

redmine news Balloon

Redmineのページ右下部分に吹き出しを出して通知してくれます。Redmineのユーザー全員に、追加したプラグインの説明やRedmine運用に関してのアナウンスなど、何か知らせたい時に便利なプラグインです。

redmine app notifications

元々、チケットの変更通知をメールで受け取る機能はあったものの、メーラーを起動しないと確認できないためやや不便でした。その点、このプラグインはRedmine上でリアルタイムにチケットの変更通知を受け取れるので非常に便利です。

Redmineをより使いやすくするプラグイン

redmine issue templates

「redmine issue templates」は、チケットのテンプレートを作成できるプラグインです。 作成したテンプレートをもとに、チケットの説明の書き方を統一できるためチケット管理が捗ります。 「redmine banner」と組み合わせて、チケットの作成時に推奨するトラッカーを通知し、加えてトラッカー別にテンプレートを設定しておくことでチケット作成者に書いてほしい内容でチケットを作成するよう誘導する、といったことも可能です。

redmine clipboard image paste

Redmineでチケットにスクリーンショットを添付したい場合、スクリーンショットを取った後に一度保存してから添付する必要があります。 「clipboard image paste」を導入すれば、クリップボードの画像を直接コピー&ペーストで貼り付けられるようになります。 また、画像を切り抜き加工することもできるので、このプラグイン一つだけでも格段に使い勝手が良くなります。

redmine checklists

「redmine checklists」は、チケットにチェックリストを追加できるようになるプラグインです。 作業タスクのチェックリストを作成する場合や、リリース時の手順をチェックリスト化する場合にも便利です。一部有料のツールではありますが、無料版でも十分使えるので、まずは無料版で試してみてください。

redmine sidebar hide

Redmineのサイドメニューにおいて、表示or非表示の切り替えができるようになるプラグインです。 サイドメニューを非表示にしておくとメインコンテンツが見やすくなるので、基本は非表示にしておき必要な時だけ表示させるようにする、というように使われています。

redmine issue badge

自分が担当しているチケットをトップメニューに表示してくれ、すぐにアクセスできるようになります。無駄な操作が減らせ、チケットを管理しやすくなる便利なプラグインです。

redmine issues tree

チケット一覧画面において、チケットの親子関係をツリー状に表示させることができるプラグインです。

プロジェクト管理におすすめのプラグイン

redmine absolute dates

チケットの作成日や更新日の表示を変更するプラグインです。 デフォルトだと、相対日付で「〇〇日前」のように表示されますが、「redmine absolute dates」を導入した場合、絶対日付で「YYYY/MM/DD」(例:2020/10/01)のように表示されるようになるので日付が分かりやすくなります。

redmine work time

「redmine work time」は、工数管理をするなら必須レベルのプラグインです。 複数チケットの作業時間を一括で入力できるようになり、日毎の工数入力と月毎の工数集計や一覧での確認も可能なため非常に便利です。

progressive projects list

プロジェクト一覧でプロジェクトごとの進捗率が表示されるようになる、プロジェクト管理にもってこいのプラグインです。

他社ツールと連携する時におすすめのプラグイン

redmine slack

RedmineでのチケットやWikiの更新をSlackに即座に通知することができます。Redmineから直接SlackのAPIに投稿できるので外部サービスは不要です。
また、プロジェクトのカスタムフィールドに「Slack URL」「Slack Channnel」を追加して有効な値をセットすることで、プロジェクトごとに異なる投稿先へ通知を送ることも可能です。 コミュニケーションツールとして広く利用されているSlackをメインにプロジェクトを管理していきたい方におすすめです。

redmine chatwork

「redmine chatwork」は、前述の「redmine slack」をChatowork向けに改造したプラグインです。 「redmine slack」と同様に、Redmineの更新をChatoworkで受け取ることができ、プロジェクトごとに投稿のオンオフを切り替えることも可能です。

おわりに

ここまでRedmineでおすすめのプラグインについて紹介してきました。デフォルトでもプロジェクト管理ツールとして非常に優秀なRedmineですが、プロジェクト管理や他社ツールとの連携を助けるプラグインも作成されており、導入することでさらに便利に扱えるようになります。Ruby及びRuby on Railsの知識があれば、自分でプラグインを開発することも可能です。公式でプラグイン関連情報やチュートリアルが用意されているのでぜひチェックしてみてください。