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UiPathについて

現在数多くのRPAツールが普及しておりますが、その中でも特に注目を集めているのがUiPathです。 UiPathは世界中で導入実績があり、日本でもトップクラスの知名度を誇るRPAツールです。 UiPathの開発を行うUiPath社は2005年にルーマニアにて創業され、世界中で5000社以上の導入実績と日本でも1000社以上の導入実績がある 業界のトップクラスのシェアを誇る企業です。 ここでは、UiPathについて深く掘り下げて解説させていただきます。 重要なポイントを絞って説明させていただきますので、是非参考にしてみてください。

RPAについて

UiPathを説明させていただく前に、RPAについて簡単に説明させていただきます。 RPAは「Robotic Process Automation」の略語となります。 RPAは人間が手動で行っている作業をロボットを使い自動化して繰り返し行う作業やその方法を指します。 誰でもできる簡単な業務をRPAを利用し自動的に行わせることで、作業の効率化や無駄なコストの削減を実現することが可能になるという点が大きな特徴です。 RPAはデジタル レイバー(仮想知的労働者)と呼称されており、企業の人材不足を解消するための手段として大きく注目を集めるだけでなく、 RPAの発展と普及が将来的には人々の働き方を大きく変える可能性を秘めていると言われております。

RPAとAI

自動化という言葉からAIを連想する方がいるかもしれませんが、AIとRPAツールの明確な違いは「自律的に事象を判断することができるかどうか」という点になります。 まずはAIについて説明させていただきます。 AIにおける機械学習は言葉の通り機械自身が学習するという点が大きな特徴になっており、 機械自身が学習しプログラマーが定めた以外の作業を自ら考え生み出し作業を行うことができるようになります。 一方でRPAはあくまでも決められた作業を決められた形に従って自動化して行うという点がポイントで、自律的に法則性を見出すことやルールを作り出し作業を行うことはありません。 そのため、RPAツールが行うことのできる作業の代表例は簡素な定型作業・データの収集作業・メール配信などでいずれも何かしらの業務をサポートするということが主な目的となっております。 AIと比較とするとRPAの活躍する範囲が少ないように感じる方がいるかもしれませんが、そもそもAIとRPAは期待されている役割・場面が異なるというように認識してしておくべきです。 RPAのメリットとしては必ず決まった行動を行うため、簡易な作業の効率化を行うには非常に便利で向いているという点です。 AIの場合、開発コストが比較的高いことや開発を行ったプログラマーが予期せぬ行動をとるケースもあることなどから上記のような作業を行うにはやや不安定です。 以上がRPAとAIの違いとなります。

UiPathを使うメリット

UiPathを使うメリットについて説明させていただきます。 UiPathを使うメリットはドラッグ&ドロップで操作できるためプログラミングやコーディングなどの専門的な知識が不要という点になります。 当然業務のために必要なUiPathの使い方の学習は必要ですが、プログラミングの知識が不要で簡単に操作を行える点は最大のメリットの一つと言ってもいいでしょう。 また、導入後のサポートも魅力の一つです。 「UiPath Academy」というトレーニングメニューを使い学習することで、導入後の不安点や疑問点を自ら解決することが可能になります。 UiPath社は日本法人もあり日本語でサポートを受けることも可能ですので導入後調べてどうしても解決できない問題があればすぐにサポートチームを活用してもいいでしょう。 UiPathを使うメリットとしてoffice製品を始めとした各種ツールや各社製品との連携が可能ということです。 企業ですでに導入されている使い慣れた環境やツールにおいてUiPathを使う際にもストレスなく作業ができるという点はユーザーにとって大きなメリットと言えるでしょう。

UiPathを使うデメリット

UiPathを使うデメリットについて説明させていただきます。 UiPathを使う最大のデメリットは社員教育です。 特にRPAを導入することで既存の仕事をロボットに奪われるというようなネガティブなとらえ方をされてしまうケースも少なくありません。 UiPathを導入することで社員の仕事のパフォーマンスが下がらないようにしっかりと社員教育を行う必要があります。 また、導入から運用開始をして社員が作業に慣れるまで時間がかかることもデメリットの一つと言えるかもしれません。 これは新しい制度やシステムを導入する企業であれば全てに当てはまるかもしれませんが、 短期的に見て混乱を起こさないように部署間の連携やコミュニケーションを強化しておくなどの 準備が必要となってきます。

まとめ

いかがでしょうか? UiPathとは?という点とメリットデメリットについて説明させていただきました。 今後UiPathを導入しようと考えている企業やUiPathに興味のあるエンジニアの方の参考になれば幸いです。