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BIツールの概要

ここでは、BIツールについて詳しく説明させていただきます。 データベース周りに関連する言葉として、ビジネスマンの方やITエンジニアの方であればBIツールについて耳にする機会も増えているのではないでしょうか。 ただしBIツールについて何となくイメージを持つことはできても、具体的な役割や機能まではうまく説明はできないという方は比較的多いようです。 さらに同じくデータベースに関連する言葉としてDWH(データウェアハウス)やETLツールという言葉も存在するため、区別をしっかりできていないケースや混同してしまうケースも少なくありませんので、違いを理解できるように知識をつけておくことをおすすめします。 BIツールのBIとはBusiness Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略語となります。 Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)とは、経営・会計・情報処理に使われる用語となり、 企業の蓄積されたデータを分析することにより経営判断に役立てるテクニックやその手法を指します。 つまりBIツールを簡単に説明させていただくと、データ分析を行い経営判断の支援を行うためのツールということになります。

経営とBIツール

経営判断を正確に行うためには、様々なデータを収集し、その中から正確な数字を把握することが大切です。 また、収集したデータをどのように活用するかという点も同様に重要です。具体的にはデータを活用し数字予測やシミュレーションを実行しながらPDCAを回していくということが経営のおいて大切なポイントであり、そのためには取得するデータや分析の精度が非常に重要になってくることは言うまでもありません。 BIツールはそのような経営判断を様々な方法で支援するためのツールとして最適と言えるでしょう。 また、BIツールを利用するのは経営者層だけではなく、データ分析を行う担当者や営業マンなど多くの社員も活用できる点も忘れてはいけません。 BIツールを導入することでデータアナリストのように専門的な知識がなくとも高機能なデータ分析ツールやレポート作成ツールを使うことが可能になります。 プログラミングの専門知識も不要となるためより多くの社員がデータ分析に関わることがより業務効率を上げることに繋がり、まさにDX(デジタルトランスフォーメーション)化の考え方にマッチしたサービスがBIツールなのです。 以上が簡単なBIツールの説明となりますが、ここではBIツールの機能面について詳しく解説をさせていただきますので是非参考にしていただけましたら幸いです。

BIツールの機能

BIツールの機能について説明させていただきます。 ポイントを3つに絞り紹介させていただきますので、参考にしてみてください。

データ分析

BIツールの機能の一点目がデータ分析となります。 BIツールを導入する目的はデータを収集・蓄積・分析しデータの可視化を 行い経営に活用することであることはお伝えした通りですが、データ分析に関する機能が実に豊富で高スペックであることが BIツールの最大の特徴であることは間違いありません。 データ分析については、専門の書籍が多数出版されていることからご理解いただけるように、技術的に幅広くかつ専門的な領域となるため、 ここでは簡単に触れさせていただきます。 BIツールの分析の特徴としてオンライン分析処理(Online Analytical Processing)があげれられます。 オンライン分析処理(Online Analytical Processing)とはデータ分析を多次元的に行い、 高速なレスポンスと分析を実現することができる技術や手法を指します。 技術的な解説をさせていただくと、従来のオンライントランザクション処理 (OLTP) データベースでは、 大量のデータが保有できる一方でデータ分析用に設計されていないため、データベースから目的の情報を取得するための負荷が高いという面がありました。 オンライン分析処理(Online Analytical Processing)システムでは、このような課題に対してデータ取得の負荷を減らし高速でデータ分析を実行できように工夫され、設計され強力かつ精度の高いデータ分析をリアルタイムで実現することを可能にしました。 BIツールにおいてはオンライン分析処理(Online Analytical Processing)は重要な役割を担っているといえるでしょう。

レポート

BIツールの機能の二点目がレポートとなります。 BIツールにおいてレポート機能は非常に大きな意味を持ちます。 いくら分析結果や分析処理速度のパフォーマンスが優れていても、ユーザーをデータを正確に把握し直感的に利用することができなければデータ分析の効率は下がってしまうでしょう。 こういった問題に対してBIツールは優秀なレポート機能を搭載することで解決を行っております。 秀逸な機能としていくつか紹介させていただきますと、 様々な条件においてレポートを作成することができ、多くのフォーマットに対応することができる 「アドホックレポート機能」や同一フォーマットを自動作成し社内業務を効率化する「定型レポート機能」などがあります。 BIツールには実に様々な機能が搭載されており、製品によってその特徴も異なります。 全てのツールをつかいこなす必要はなく、あくまでも業務において効率化できる部分の支援を行うツールであるという理解をして製品を選ぶと失敗するケースも少なくなるでしょう。

ダッシュボード

BIツールの機能の三点目がダッシュボードとなります。 ダッシュボードでは重要な指標の表示や集計表の表示、リアルタイムでの情報分析など 非常に高機能を利用することが可能です。 また、様々なデバイスからアクセスすることが可能でありアラート機能を提供されているため、 ユーザーを強力にバックアップすることが可能となります。

BIツールのメリット

BIツールのメリットについて説明させていただきます。 ポイントを3つに絞り紹介させていただきますので、是非参考にしていただけましたら幸いです。

非エンジニアでも扱うことができる

BIツールのメリットに一点目が非エンジニアでも扱うことができるということとなります。 データ分析を行う際には、プログラミングの知識だけでなく統計学の知識など様々な 知識が必要となります。 もちろんどういったデータ分析を行うかという内容にも影響を受けますが、本来であれば 非常に高度な知識を要求される分析を簡単な操作のみで実行できる点が BIツールの強みです。 また、BIツールはダッシュボード機能や直感的に操作できるUIを搭載している製品がほとんどです。 データ分析の専門家以外の社員である営業職や事務職といった社員が操作した際もスムーズに 使うことができる点も大きな魅力と言えるでしょう。

経営判断を迅速に行うことが可能

BIツールのメリットの二点目が経営判断を迅速に行うことが可能であることとなります。 社内だけでなく、社外において様々なデバイスからリアルタイムのデータにアクセスする ことが可能となるため、経営における素早い判断を実行することが可能です。 多くのデータを瞬間的に把握することができる BIツールは経営者を強力にバックアップします。

レポート作成を短時間で実行できる

BIツールのメリットの三点目がレポート作成を短時間で実行することができることとなります。 社内での会議に使うレポートや、外部企業への説明資料など データをグラフ化したりレポート作成する時間は意外とかかるものです。 また、社員によってレポートの作成能力に差が生まれるという課題も抱えます。 BIツールであれば高品質なレポートを簡単な操作で作成することが可能となります。

BIツールの製品紹介

BIツールの製品紹介をさせていただきます。 有名なサービスを紹介させていただきますので、参考にしていただけましたら幸いです。

Tableau

Tableauは世界のBIツール市場でトップクラスのシェアを誇るサービスとなります。 Tableauの特徴としてはマウス操作のみでレポートを作成することが可能であり、 高機能なダッシュボードを搭載していることです。 「Tableau Desktop」「Tableau Prep」「Tableau Server」「Tableau Online」「Tableau Reader」「Tableau Public」など様々な製品と役割を持っております。 世界的な大企業での導入実績も豊富であり、BIツールとして確固たる地位を構築しております。

Oracle BI

Oracle BIは高い機能と拡張性をもつBIツールとなります。 分析機能の優秀さとダッシュボードの高機能性が同製品の特長となります。 BIツールのおけるユーザーのニーズは様々ですが、大きく分類すると「見た目の使いやすさやわかりやすさ」を求めるニーズと 「豊富な機能や性能を求める」というニーズとなります。 もちろんこれは企業の規模やデータの分析内容や社員の利用目的など多くの要因が影響するため、 一概にニーズを特定することは難しいですが、 Oracle BIは後者に分類されるでしょう。 機能が豊富でパフォーマンスが高いですがグラフや地図機能などのビジュアル面で不満を持つユーザーもいるようです。

Qlik Sense

Qlik SenseはセルフサービスBIと呼ばれ、直感的な操作やデータとデータ取り込みから自身で行う機能などを搭載し一人一人の形にあったデータ分析のプラットフォームを提供してくれます。 AI機能により関連性の高いデータを提示するなど高い技術によって、ビジネスマンの課題解決を 強力にバックアップします。

まとめ

いかがでしたでしょうか? BIツールについて詳しく解説させていただきましたので、参考にしていただけましたら幸いです。