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はじめに

プログラム言語は現在、知名度の高いJavaやC++、PHP、CSSなどのメジャーなプログラム言語から、日本語プログラム言語ひまわりなど知名度の低いプログラム言語まで、全世界で数百種類のプログラム言語が存在します。プログラム言語によって、何が作れるのか・難易度などが全く異なります。その違いをいくつか例を出してご紹介します。

プログラム言語とは

まず、プログラム言語とは何なのでしょうか。エンジニアを目指している人は特にそう思われるでしょう。プログラム言語とは、コンピューター語のようなものです。アプリケーションを開発する際、例えば日本語パソコンに指示を出したとしても、パソコンは日本語の指示を理解することができません。そこでプログラム言語を用います。プログラム言語でパソコンに指示を出し、パソコンがプログラム言語を理解して、出された指示を実行します。そのプログラム言語によって、開発するアプリケーションに向いている・向いていないがあります。次の章でどの言語がどのようなアプリケーションに向いているのかご紹介します。

各アプリケーションに向いているプログラム言語

どのプログラム言語がどのようなアプリケーションに向いているのか、例を出してご紹介します。

スマートフォンアプリケーションを開発する

Java、Kotlin

AndoroidOSのスマートフォンのアプリケーションを開発するのに向いているのは、Java、近年ではKotlinというJavaをベースにされたAndoroidOSのアプリケーションを開発する際の専用プログラム言語が開発されました。スマートフォンの普及により、今後ますます拡大するため、JavaとKotlinはAndoroidOS用のアプリケーション開発では必須のプログラム言語になるでしょう。また、アプリケーション開発に使用できるサンプルソースや参考になる書籍、Webサイトも多数あるため、簡単なアプリケーション開発から始めるには最適のプログラム言語です。開発環境もEclipseと呼ばれるIBMが開発した統合開発環境が無料で使用・開発できるので、アプリケーション開発の初心者におすすめです。

Swift

SwiftはAppleのiOS、MacOSの製品のアプリケーションを開発するためのプログラム言語です。コンパイラ言語ですが、インタプリンタとしてスクリプト実行することも可能です。Swiftを用いて開発するには、Appleが開発した統合開発環境のXcodeを使用して開発を行うため、WindowsOS上では開発を行うことはできずMacOS上でしか開発することができません。もともとはiOS、MacOSの製品のアプリケーション開発に使用されていたObject-CやC++に代わって開発されたプログラム言語です。まだ登場したばかりで新しいプログラム言語です。WindowsOS上では開発することができないですが、iOS、MacOSの製品のアプリケーションを開発したい人には必要不可欠のプログラム言語です。

Webアプリケーションを作成する

PHP

PHPはWeb上で動的なコンテンツを作成するプログラム言語として、最も知名度が高いプログラム言語です。データベースとの連携性能も高く、スクリプト言語としても扱いやすく高速なため、多くの動的コンテンツで使用されているプログラム言語です。CMSとして世界シェア60%以上を占めていると言われているWordPressもPHPで記述されています。また、ほとんどのレンタルサーバーに標準でインストールされているため、実行環境の準備に手間がかからない点もPHPは便利なプログラム言語です。

Ruby

Perlに対して開発された、日本産のプログラム言語です。最新のマニュアルや開発情報などが全て英語と日本語でリリースされるため、日本人にとっては多くのプログラム言語の中でも情報を取得し、また習得しやすい言語です。可動性を重視した構文構造になっており、すべてデータ型のオブジェクトになっている単純なオブジェクト指向言語です。楽しく使うことを目的としている実用性の高いプログラム言語です。

JavaScript

Web アプリケーションを開発するには避けては通れないプログラム言語です。サーバーサイドJavaScript実行環境や各種ライブラリが充実しており、Web開発全般で活用されています。モバイルアプリ開発を行うことも可能で、HTMLやCSSと組み合わせることでインタラクティブなWebアプリケーションを開発することができるため、Webアプリケーションを開発するためには必須のプログラム言語です。

デスクトップアプリケーションを開発する

C#

WindowsOS向けのデスクトップアプリケーションを開発するには定番のプログラム言語です。.NetFramework上で動作し、メモリ管理も得意です。そのため、大きめのアプリケーションを開発する際にも使用されるプログラム言語です。ゲーム開発も行うことができ、モバイルやブラウザのゲームアプリケーション開発で人気が高まっているUnityを使用してゲーム開発を行うことができるので、ゲーム開発をしたい人にはおすすめのプログラム言語です。

AI、機械学習を開発する

Python

AI開発といえばPythonと連想されるほど、ディープラーニングの分野で多く使用されているプログラム言語です。ソースコードの高い可読性と書きやすさが特徴のプログラム言語です。また、本体は非常に小さく、多くのライブラリに対応することで膨大なツール群を抱え、ユーザーの目的に合った環境と機能を拡張していくことができます。Pythonは多くのOSとハードウェアに対応しており、クロスプラットフォーム開発にも向いています。また、オブジェクト指向、命令型、手続き型、関数型などの複数に形式でソースコードを記述することができます。AI、機械学習の普及により今後より一層拡大が見込まれているため、将来性に期待できます。

最後に

様々なプログラム言語が世界で使用されています。しかし、すべてが同じではなく各プログラム言語に向き不向きがあります。これからエンジニアを目指される方、他の言語を習得される方は、その言語の特徴・どのようなアプリケーションが開発できるのかを調べられてから、習得するプログラム言語を選ばれることをおすすめします。最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。