支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡


Web適性検査とは何か

COBOLの画像

Web適性検査とは、性格検査と能力検査によって、受験者の行動タイプや職業適性、企業との相性等を測るテストです。就職活動や転職の際に、選考の1つとして実施されることがあります。パソコンを用いて行われるテストなので、自宅やテストセンター等で実施でき、企業に直接行かなくても受験出来るのが特徴です。

性格検査

性格についての質問を通して、応募者の職業適性や企業との相性をチェックします。
内容は、「感情のコントロールができる方だと思うか」、「1人で黙々と作業を進めるタイプか大勢で作業を進めるタイプか」、「一度も嘘をついたことがないか」等の質問が出題されます。

能力検査

簡単な国語や数学等のテストによって、基礎能力や一般教養があるかをチェックします。代表的な種類として、「SPI3」や「玉手箱」等があります。

Web適性検査4種類

Web適性検査とは、いくつかの種類があり、それぞれ内容は異なります。今回は、その適性検査を4つ紹介します。

1.SPI3(Webテスティングサービス)

代表的な適性検査であるSPIの受験形式の1つで、自宅のパソコンで受験出来ます。出題科目はSPIと同様、言語、非言語、性格検査ですが、テストセンターとは出題範囲は異なります。
また、選択形式よりも、入力形式が多いのも特徴です。受験に挑む前にノートや筆記用具、時計、電卓を用意しておくと良いでしょう。

2.玉手箱

玉手箱は、様々な大手企業が採用している適性検査です。(例).三井住友銀行、野村證券、アサヒビール等
玉手箱では、計数理解(四則逆算、図表の読み取り、表の空欄の類推)、言語理解(GAB形式の言語、IMAGES形式の言語、主旨把握)、英語理解(GAB形式の英語、IMAGES形式の英語)、性格検査が出題されます。こちらは問題数に対して制限時間が短く、1つの問題にかけられる時間が、そこまで多くありません。
しかし、1つの問題形式につき1種類の問題が出続けるのが、この検査の特徴です。事前に出題パターンが把握出来れば、ある程度のスピードで回答出来る確率が上がります。

3.TG-Web

TG-Webは、言語、計数、性格検査の3種類が出題されます。出題数自体は少ないものの、立体の展開図や図形の軌跡、暗号といった難しい内容が多くあります。
SPIや玉手箱と比較すると問題の難易度が高いので、十分な対策をとる必要があります。

4.Web-CAB

Web-CABは、暗算、法則性、命令表、暗号の4科目と、性格検査が出題されます。論理的思考力をチェックするためのテストで、IT系の企業で実施されることが多いのが特徴です。
Web-CABには、複数の並べられた図形から法則を割り出すといった、特徴的な問題が多い為、こちらも十分に対策をとる必要があります。

※GAB形式とIMAGES形式ーどちらも長文の読解で答えを割り出します。問題数に対して所要時間が短いので、読解スピードと文章理解力が求められます。

Web適性検査が実施されるタイミング

Web適性検査とは、実施されるタイミングが企業によって異なります。(例).「Web上でエントリーシートを提出する時」、「履歴書の提出時」、「面接終了後」等
就職活動や転職を行う時は、希望する企業の選考フローを調べた上で、Web適性検査の準備を行うことが望ましいでしょう。

Web性格検査を実施するにあたって

Web性格検査を実施する時は、以下の4つのことを念頭に置いて行いましょう。

1.一貫性のある回答をする

性格検査では、似たような問題が出題されることが多くあります。(例).「いつも自分の意見を持っている」と「まわりの意見に左右されずに行動する」
これらは、別な質問ではありますが、表現を変えただけで質問の意図は同じです。
これらに岱する回答が揃っていない場合、「回答に一貫性が無い」=「信頼性が無い」という印象を相手に与えてしまいます。質問内容は、よく読んで素直に答えましょう。

2.企業が求める人材像を意識する

企業によって、求める人材像は違いますので、どのような人材が求められているか意識すれば、「相性の良さ」をアピール出来ます。
ただし、自身を過剰に偽るのは止めましょう。

3.ライスケールに気をつける

性格検査には、回答者の虚偽を見抜く為の質問も用意されています。これを「ライスケール」といいます。(例).「一度も嘘をついたことがないか」
この質問に「当てはまる」と回答してしまうと、虚偽を疑われる可能性があります。何故なら、一生に一度も嘘をついたことがない人は、一般的には非常に稀なケースだからです。
本当に、そのような人なら、その他の質問でも心配ありませんが、そうでない人は、「絶対に〇〇ない」や「一度も〇〇ない」のようなライスケールに引っかからないように注意して下さい。

4.時間を意識する

性格検査を受ける際は、時間にも気をつけましょう。例えば、SPI3のテストセンターでの検査ですと、300問近くの問題をわずか35分で回答する必要があります。
これには、1問あたりに6秒少しで回答を続ければ間に合う計算です。時間が足りず、無回答で検索キーワードを終わらせてしまうのは、あまりにも惜しいことなので、1つの質問にあまり時間をかけすぎない事を心がけましょう。

Web適性検査の対策について

COBOLの画像

Web適性検査とは、参考書等の教材やWebサイトで問題を解いていくことでテストの対策が出来るものになっています。Webサイトでの勉強なら、PCだけでなく、スマートフォンでも行うことが可能なので、移動中でも手軽に行うことが出来ます。更に、教材もWebサイトも様々な種類がありますので、志望先に合わせた形式の問題集を選びましょう。
そして、問題を繰り返し解くことで、質問のパターンを把握することが出来ます。それは本番でも大きなアドバンテージになりますので、自身のペースで結構ですので、頑張っていきましょう。

まとめ

Web適性検査とは何かについてご理解頂けましたでしょうか。ここまで紹介しましたが、全ての企業がWeb適性検査を採用しているとは限りません。しかし、もし志望先の企業が採用しているようでしたら、Web適性検査の準備を早めに進めていきましょう。何故なら、Web適性検査とは、行われるタイミングは企業によって異なりますが、多くは選考序盤で行われるからです。新しく就職活動を始める方は、前もって就職支援サイト等で選考フローを確認して、準備を盤石にしておくのがお勧めです。


関連記事一覧
Web適性検査とは?