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■そもそもフリーランスってどんな働き方なの?

ここ数年「フリーランス」という単語をよく聞くようになりましたよね。 しかし、いったいどういう働き方なのでしょうか。ぼんやりとしたイメージを抱いている方も多いかと思いますので、解説します。 「フリーランス」とは、特定の企業や組織に所属せず、個人で業務契約を締結し、仕事を請け負うという働き方です。 給与も月給制や時給制ではなく、「1つのプロジェクトや企画ごとに〇〇万円」という単価制の契約が一般的です。 ここまででも企業に属している月給制の会社員とは真逆であることがわかります。 上記に加えて、業務において「自身の持つ専門的なスキルを提供する」ことが多いという特徴もあります。

■フリーランスで働く人ってどれくらいいるの?

2019年に内閣府の調査よると、フリーランスで仕事をしている方の人数は306〜341万人程度※1とされています。 また、調査のまとめとして、「働き方が多様化する中でフリーランス人口が増加する可能性がある」と分析されていました。 ※1 「本業でフリーランス」の人数と「副業でフリーランス」の人数を合わせたもの

■「システムエンジニア×フリーランス」は相性がいい!

では、システムエンジニアがフリーランスとして働くことはできるのでしょうか。 上述したような「自身の持つ専門的なスキルを提供する」という点において、 システムエンジニアはプログラミングやコーディングといったスキルを持っているので、フリーランスという働き方とは相性が良いと言えるでしょう。 また、システムエンジニアの業務はパソコンとインターネット環境さえあれば行える場合も多く、最近ではリモートワークで場所や時間に囚われない働き方ができるということで、フリーランスシステムエンジニアを目指す方も増えています。

■フリーランスシステムエンジニアになりたい!でも仕事はどうやって探せるの?

では、どうすればフリーランスシステムエンジニアとしての仕事を探せるのでしょうか。 フリーランスシステムエンジニアが案件を見つける方法について、いくつか方法はありますが、その中でも王道の3パターンを見てみましょう。

1.フリーランスシステムエンジニア向けのエージェント会社を使う

フリーランスの仕事を探す際は、エージェント会社を使うのが最も一般的な方法です。 特にフリーランスになったばかりの方だと、仕事を見つけるために自身を企業に売り込むということはかなりハードルが高いですよね。 そこで、エージェント会社が代わりに企業へ営業をかけ、自身のスキルにあった案件があれば紹介してもらえるというわけです。 エージェント会社の特徴としては、企業面談対策やスキルアップ研修を提供しているところも多く、フルタイムで複数年にわたる長期契約の案件や、上流工程から下流工程まで関わる案件などもあり、会社員とほぼ対等な立場で働く案件が多いことが挙げられます。 ただ、同じような案件でもエージェント会社によって給与単価が異なっている場合があります。 可能であれば複数のエージェント会社に登録してみて、満足できる案件を探すことがおすすめです。

2.クラウドソーシングサイトを使う

業務委託形式で仕事が依頼、受託できるクラウドソーシングサイトでは、依頼主は個人から法人まで幅広く、システムエンジニアだけでなく様々な業種の仕事が募集されています。 エージェント会社と比べ、単発のホームページ改修案件や「週2日、4〜5時間の勤務を2ヶ月」といった短期のスポット案件が多く、副業フリーランスの方も数多く利用しています。 特徴としては、サイト側が依頼主と請負人の間に立ち、依頼料のやり取りや万が一のトラブル対応を行ってくれ、案件終了後に依頼主・請負人双方がお互いを評価できる仕組みがあることが挙げられます。

3.人脈を使う

もし、ある程度システムエンジニア業界でツテがあるという場合は、自身の人脈を使って仕事を見つけるのも良いでしょう。 上記1と2は仕事を紹介してもらう際にどうしても仲介手数料がとられてしまいますが、人脈を使う場合はその負担はほぼなくなります。 また、自分のスキルだけでなく人となりもわかってもらいやすく、要望も気軽に伝えられるというメリットもあります。 しかし、依頼主と請負人が馴れ合い状態になってしまったといった状況も聞かれるので、業務内容や給与についてはしっかりと契約を結んでおくことが大切です。

■でも…少し面倒なこともあります。

フリーランスという働き方は仕事の選び方次第である程度自由な生き方ができますが、少し面倒なこともあります。 フリーランスはいわゆる個人事業主になるので、保険や税金は自身で負担する必要があり、その点では会社員より負担が大きくなります。※2 さらに、会社員なら会社がまとめて行う保険加入手続きや確定申告も自身で行う必要があります。確定申告の場合だと、毎年2月から開始される確定申告の時期に備えて1年分の「仕事に使った経費分の領収書」と「報酬支払調書」などを準備しておかなければいけません。 確定申告は結構な手間がかかる作業なので、それが負担だという時は、費用は発生しますが税理士に依頼することもできます。 ※2 会社員は「健康保険・厚生年金・雇用保険」の保険料を会社と折半。労災保険は会社が全額負担。

■まとめ

いかがでしたか?今回は「フリーランスという働き方について」と「フリーランスシステムエンジニアの仕事の見つけ方」をメインに解説しました。 システムエンジニアという仕事は会社員としてもフリーランスとしてもできる仕事です。どんな働き方もメリット・デメリットは必ずあるので、自分が求めるライフスタイルにあった働き方を見つけましょう。