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■年収って気になりますよね?

日々働いている中で、「同業種の平均年収ってどれくらいなんだろう?」と考えることはありませんか?私はあります。

システムエンジニアには様々な分野がありますが、上流・下流工程のうち、どこまでの工程を担当するか、開発系エンジニアであれば扱う言語、経験年数によって年収が変わってくることは皆さんご存知でしょう。 今回はその中でも近年注目を集めているAWSエンジニアにおける現在の平均年収と今後の動向について解説します。

■AWSエンジニアになるにはどうしたら良いの?

そもそもAWSエンジニアになるためにはどうしたら良いのでしょうか。「AWSエンジニア」という職種はここ数年のクラウドコンピューティングサービスの利用者急増とサービス拡充が進むとともに登場しました。

クラウドコンピューティングサービスとは、インフラシステムの設計、設置、テストといった構築作業、データベースなどのミドルウェア、そして開発環境までWeb上でできてしまうサービスの総称です。要するに、今までインフラエンジニアがオンプレミス※1の環境下で行ってきた作業がインターネットに接続さえされていればすべてWeb上で完結してしまい、手間、初期コスト、運用コストが削減できるという革命的なサービスです。

しかし、オンプレミスで必要だった従来のインフラ関連知識が必要なくなったというわけではなく、AWSでインフラシステムを構築する際も構築場所がWeb上になったというだけで、手順自体はほぼオンプレミスで構築する時と同じ手順になります。よって、むしろ今までのインフラエンジニアとしての経験はあればあるほど役立ちます。実際、現在AWSエンジニアとして活躍している方はインフラエンジニアとして経験を積んでいることが多いのが実情です。

AWSエンジニアを目指しているが、インフラエンジニアとしての経験がないという方は、まずインフラエンジニアとしての知識や経験を積みながらAWSについて学習していくことが確実な道と言えるでしょう。

※1 サーバーなどのITリソースを自社内に設置し、自身で管理、運用すること

■AWSエンジニアの平均年収が気になる!

今回、いくつかの求人情報を調査してみたところ、AWSエンジニアの平均年収はおよそ600万円前後(フリーランスの場合は平均月単価80万円前後)であることが多い状況でした。

一方、インフラエンジニアの平均年収は500万円台後半(フリーランスの場合は平均月単価60万円前後)であり、AWSエンジニアの方が年収が高い傾向にあります。現在はインフラエンジニアとして経験を積んだ上でAWSエンジニアになる方が多いので、インフラエンジニアよりAWSエンジニアの年収が高いことは自然な流れと言っても良いでしょう。

■まだまだあります!AWSエンジニアの良いところ!

AWSエンジニアの良いところは年収の高さだけではないんです。

1.人数が少ないので良案件に参画するチャンスが巡ってきやすい!

AWS自体が新しめのサービスということもあり、AWSエンジニアはそもそも人数が少ないというのが現状です。よって、案件の競合相手も少ないということになり、相対的に良案件に巡り合うチャンスが多くなると考えられます。

2.インフラエンジニアの経験があれば学歴不問で挑戦できることが多い!

インフラエンジニアの経験があればAWSエンジニアになっても即戦力になり得るので、学歴関係なくAWSエンジニアになれる可能性があります。

3.リモートワークも夢じゃない!

先述の通り、クラウドコンピューティングサービスでできることはすべてWeb上で完結するので、インターネット接続環境さえあればリモートワークが実現可能です。一般的なインフラエンジニアとしての業務の場合は物理的作業があるためどうしてもリモートワークは難しくなってしまうので、これはAWSエンジニアも含めたクラウド型インフラエンジニアの大きな魅力です。

■これからAWSエンジニアの需要ってどうなるの?

AWSは世界的インターネット通販企業であるAmazon.comと同じインフラシステムを使っているということで、その堅牢性と保守性やサービスの充実具合からユーザー数がどんどん増えています。そのユーザーは官公庁から大企業、個人まで様々です。そんな中で、「このアイデアを実現するためにはどのサービスをどう組み合わせるか」「運用管理とコストのバランスを最適化する」といったことを考え、提案できるAWSエンジニアの需要は今後も増加していくと考えられます。よって、今からでも十分にチャレンジしてみる価値はあると言えるでしょう。

■まとめ

いかがでしたか?今回はAWSエンジニアの平均年収と今後の需要について解説しました。もちろん、仕事は年収だけが全てではないというのは言うまでもありません。しかし、AWSエンジニアは年収以外にも魅力が多く、挑戦し甲斐があります。これから新たなキャリアを築きたいと考えている方はぜひ挑戦してみてください。