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■はじめに

近年、フリーランスでエンジニアとして働くという選択をする方が増えています。きっと皆さんの中にも憧れを抱いている方がいるでしょう。しかし、どうやって仕事を探すのか、考えたことはありますか?「フリーランスエンジニアになりたいけれど、どうやって求人案件を探したらいいのかわからないから踏み出せない」という方も多いのではないでしょうか。今回はフリーランスエンジニアになる前に知っておきたい求人案件の見つけ方をご紹介します。

■フリーランスエンジニアが求人案件を見つける方法 4選

代表的な求人案件を見つける方法を4つご紹介します。

①フリーランス向けの転職エージェントに登録する

一般的な「会社から会社」への転職においても転職エージェント会社(人材紹介会社)のサイト、つまり転職サイトに登録して転職活動をするのはよくあることですよね。実は、フリーランスもフリーランス向けの転職エージェント会社が存在しており、開発やインフラといったエンジニア系の求人案件が多数募集されています。

本来であれば、フリーランスは求人案件の開拓から交渉、契約まで自身で行うこととなります。しかし、転職エージェント会社を利用すると、その作業をすべて担当エージェントが行ってくれるのです。フリーランスになりたての方にとってこれは心強いですよね。また、案件に参画すると会社勤めのエンジニアに引けを取らない福利厚生が利用できる会社もあり、フリーランスの悩みの種である確定申告代行を依頼できたり、人間ドックなどのヘルスケアを優待価格で利用できる会社もあります。

同じ転職エージェント会社でも持っている求人案件数や案件単価が異なることが多いので、最初は自分が希望する分野の求人案件が多そうな会社を何社か登録しておいた方が良いでしょう。少し慣れてくると、「A社は同じような案件で○○万円だったのでもっと単価を上げてほしい」と会社に交渉できるようになるので、そういった情報を得ると言う意味でもおすすめです。なお、担当エージェントとの相性も重要です。案件契約完了後も請求書や勤務表の提出、定期面談といった付き合いが続くからです。違和感を感じたら担当を変えてもらうことも可能なので、相性の良い担当を見つけましょう。

②クラウドソーシングサイトに登録する

クラウドソーシングサイトに登録し、サイト上で依頼元が公開した求人案件に直接応募する方法です。 依頼元が求人案件を直接書き込んでいる場合が多く、SNSのような雰囲気で①の方法より気軽に応募しやすい傾向があります。 報酬についてはサイトによって異なりますが、通常は2週間〜1ヶ月後には支払われ、支払い方法も銀行振り込みだけでなく、クレジットカード、電子マネーなどに対応しているところもあります。

なお、依頼元が報酬を支払わない、連絡が取れないといったことが発生したら自身でサイト側に連絡し、今後の対応方針を仰ぐことになります。報酬については補償をしてくれるサイトもありますが、トラブルが起きた際のサイト側の対応については事前に確認しておいた方が良いでしょう。

③知人の紹介

現在会社に勤めているエンジニアという場合、周囲の同僚や取引先会社の紹介でフリーランスの求人案件を紹介されることがあります。①とは違い交渉や契約は自身で行う必要がありますが、顔見知りの紹介ということで事前にかなり細かいところまで業務内容の質問ができたり、依頼元のリアルな評判が確認できるというメリットがあります。

ただ、後々報酬や待遇が契約と違っていることが判明しても、顔見知りだからこそなあなあになってしまい、言いにくいということも聞くので、そういった時はビジネスとして毅然とした態度で契約の正当性を主張する強さが必要です。また、自身の仕事ぶりが周囲に伝わりやすいということは意識しておくべきでしょう。

④SNSで売り込む

最近ではSNSを使って自身のスキルや経験、日々の学習における気付きを発信するエンジニアが多く、それが会社の採用担当者の目に留まり、契約に結びつくケースが増えています。 SNS上とはいえ、ものの考え方やコミュニケーションの取り方といった技術以外の内面も見られることになります。それらを鑑みて「自社にマッチしている」と感じた会社がアプローチしてくるので、内面的なミスマッチも意外と少ないと考えられます。

しかし、残念ながら「契約を交わさないまま仕事をしてしまい、報酬未払いの状態で連絡が取れなくなってしまった」というトラブルも起こり得るので、こちらも③と同じようにまずはしっかり契約を結び、いざという状況に備えておく必要があります。

なお、SNS大手のTwitterでは「#Twitter転職」といった転職専用のタグがあり、就業形態を問わず、多くのエンジニアがこのタグを利用して自身のスキルをアピールしています。求人案件がある会社もこのタグを使って募集しているので、要チェックです。

■まとめ

今回はフリーランスエンジニアが求人案件を見つける方法について、代表的な4つの方法をご紹介しました。①〜④の方法はそれぞれメリット、デメリットがありますが、どれも良い案件と巡り会うためにおすすめの方法です。この記事がこれからフリーランスエンジニアを目指す方の一助になれば幸いです。