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Python3 とは


Python3とは

Pythonはプログラミング言語の一種でシンプルな書き方で柔軟なコーディングができることが特徴です。そのため機械学習など、AI分野で用いられることもある言語です。Python3とは2008年に公開されたPythonの最新バージョンを指した呼び方です。通常、プログラミング言語で新しいバージョンが誕生した場合は古いバージョンに対してのサポートが終了します。そのため、環境互換を注視する場合以外はバージョンを大きく意識することはありません。 Pythonの場合、3にバージョンアップした際にPython2との後方互換性が失われ、当初のPython3で利用できるライブラリが非常に少ない状態となりました。両方のバージョンが平行利用される状態となったため、3と2が明確に区別化されています。

Python3がリリースされ10年以上が経過したため、利用できるフレームワーク、ライブラリは増加しています。Python2の最新バージョンである2.7が、2020/01/01をもってサポートを終了していることからも、現在主要となるバージョンはPython3といえます。

Python3と2の間に互換性がない理由の一つにソースコードの書き方の違いが挙げられます。そのためPython2で動作していても3では動作しない可能性があります。 文字列を出力するprint命令はPython3でprint関数へ変更されています。そのためprint命令が記述されているモジュールはPython3では動作が不可能になります。 また、文字列の型もunicodeへ統一*されています。Python2ではunicodeとstrを意識して記述を行わないと表示エラーとなりましたが、Python3で意識する必要がなくなっています。 後方互換性が失われているPython3と2は同じ記述方法でも内部処理が変更されている箇所があります。状況によって両バージョンを使い分ける場合、内部構造の変化を意識する必要があります。 *typeの表記上はstr