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IPv4とは


IPv4におけるIPアドレスの表記方法

IPv4におけるIPアドレスは、32ビットのデータで表現されます。しかし、32ビットの羅列は人間にとっては非常にわかりにくいため、見やすいように直した表記がよく用いられています。

まず、32ビットに並べられたデータを、8ビットごとにドット[ . ]で区切ります。この8ビットごとの区切り1つのことを「オクテット」と呼びます。
IPアドレス全体は4オクテットで構成されています。


そして、1オクテットごとに10進数表記に直して表します。


よく見かける「172.0.0.1」というような表記方法は、まさに32ビットのIPアドレスを1オクテットごとに10進数表記したIPv4のIPアドレスなのです。

IPv4の枯渇

IPv4は32ビットのデータである。ということは、表現可能なIPアドレスの個数は、


2^32 = 4294967296(個)


42億9496万7296個のIPアドレスが用意できます。およそ43億という膨大な数であり、IPv4が誕生した頃には充分足りるだろうと思われていました。しかしながら、インターネットが急速に普及したことにより、43億個のIPアドレスでは新規に割り振れるIPアドレスが足りなくなるという事態が懸念されるようになりました。

実際に2019年11月には、欧州のIPアドレスを管理するRIPE NCCから、「ICANNから割り振られていたおよそ6億個のIPアドレスを全て使い切った」との発表が出されています。


このことから、IPv4よりもさらに数の多いIPアドレスの範囲を持つIPv6というインターネットプロトコルも注目されています。

とはいえ、すぐにIPv4の時代が終わってIPv6へ移行するということではなく、IPv4の需要もまだまだ存在するため、徐々に移行が始まっていくという状況です。