GQL（Graph Query Language）について

GQLとは、独自の構文をもつ宣言型の言語です。GQLとは「Graph Query Language」の略称で、グラフデータベースのためクエリ言語の推奨名のことを指しています。またデータベースアプリケーションの構築においてはSQLと同様の役割を果たすことが出来ます。GQLはXPath、StruQL、WebSQL、Cypher、GSQL、PGQL、G-Core、SQL / PGQといった既存の言語から大きな影響を受けています。

GQLプロジェクトのスタート

GQLプロジェクトはISO/IEC JTC 1によって承認され、2016年からスタートしました。今までの取り組みや今後に必要とされる作業量に基づき、2022年に最終バージョンが完成と予想されます。

GQLプロジェクトはSQLの正誤票(ISO)編集者のスティーブン・カナン氏とApache Sparkプロジェクトのリードエンジニアであったステファン・プランティコウ氏によって導入されました。また彼らは、GQLの初期仕様の草案にも携わっています。

GQLとSQLの違い

GQLのクエリは必ず「SELECT ＊」から始まります。そしてSQLと違いGQLはJOIN句による結合を行うことはありません。