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Pythonの検定試験について


Pythonの検定について

Pythonは柔軟な言語として有名なプログラミング言語です。その柔軟さは、データの作成やクリーニングに適しています。そのため、AI分野である機械学習やデータ分析などに多く利用されています。また、感覚的に操作しやすいことから初学者でも学びやすい言語と言えます。

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会がPythonの検定を行っています。資格区分は2種類で、Python3エンジニア認定基礎試験とPython3エンジニア認定データ分析試験があります。ただし2020年5月現在時点では、Python3エンジニア認定データ分析試験は作成中のため、受験することはできません。

Python検定の基礎に位置するのが、Python3エンジニア認定基礎試験です。合格するにはPythonを扱う上での基礎知識を習得している必要があります。エラーや例外、クラスからも問題が出題されており、実用的にPython3を扱うために最低限必要な範囲がカバーされています。また標準ライブラリについても試験範囲となっています。ライブラリを駆使する能力もPython3を実用するには必須のため、検定名の通りPython3エンジニアを目指す上での基礎を見る試験となっています。 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会のWebサイト(以下、公式Webサイト)にて、「Pythonチュートリアル第3版」から出題されること、及び出題比率が掲載されています。受験を行う際は、参考書と出題比率を鑑み、習熟を図る必要があります。また、一般知識からの出題もあると明記があります。

Python検定の、現段階で応用に位置するのがPython3エンジニア認定データ分析試験です。Pythonの得意とするデータ分析を重視した試験と言えます。公式Webサイトより、「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」が試験のベースであることと、出題割合予定が明記されています。 出題傾向として、まずPythonの基礎とJupyter Notebookによる開発環境の基礎が問われます。またPythonの主要なデータ分析ライブラリも出題範囲に入っています。出題比率が圧倒的に高いため、Python知識だけでなくライブラリを駆使する能力を求められます。ただし、どれもデータ分析を行う上で必須となるライブラリのため、日常的に使用していれば基本は習得済みとなります。検定に望む際は参考書を基に知識の穴を埋めることが必要と言えます。