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集計データの種類 ~クロスセクションデータについて~


クロスセクションデータとは

クロスセクションデータとは、時間をある時点で固定して、場所やグループ別などに複数の項目を記録したデータを指します。一定時点を断面的に切り取ったデータとなるため、クロスセクションデータは横断面データとも呼ばれます。

クロスセクションデータの特徴

クロスセクションデータには、複数項目のデータごとの相関関係を明確にする特徴があります。例えば、ある時点における日本の人口を男女別、年齢別、地域別等で集計したような場合には、クロスセクションデータとしてデータを整理することで、集計したデータ間の込み入った関係を明確にすることができ、データの照合や比較を簡潔に行うことができます。実際に国や地方公共団体等が作成する官庁統計の多くはクロスセクションデータとなります。

一方、クロスセクションデータは時間経過による推移が読み取れないデメリットがあります。例えば、各項目ごとの上昇/下降傾向といった時間的な要素が無いため、将来のデータを予測することは困難となります。また、同じ理由で過去の記録を評価することもできません。あくまで断面的に切り取ったデータであり、時間経過によるデータの推移を確認することができない点に注意が必要です。