Stackdriver(スタックドライバー)とは
Stackdriver はクラウドベースのアプリケーション向けに制作されたモニタリングツールです。 モニタリングツールとはある環境におけるコンピュータのCPU、メモリなどのハードウェアのリソース使用率や、ネットワーク速度や負荷がどうなっているかを、ひとつのツールまたはひとつの画面で定点観測できるツールです。
Stackdriver はGCP(Google Cloud Platform)だけでなく、AWS上で動くリソースの監視や情報収集、診断が行うことができます。
もともとは2012年にDan BelcherとIzzy Azeriによって作成されました。2014年はGoogleによって買収されGoogle Stackdriver と名前が変更されました。
Stackdriver Monitoring
Stackdriver の核となるサービスです。クラウドサービスである。 GCP と AWS 上のリソースのメトリクスを収集し、ダッシュボードで閲覧することや、あらかじめ設定したポリシーにしたがってアラートを通知する、指定した URL が外部からアクセスできるかどうか監視する、といった機能を持ちます。
Stackdriver Logging
サーバーから出力されるログを収集保管し異常がないか監視することができます。1秒に数テラバイトのログを扱えるようになっているため、非常に大規模なサービスでも利用することが可能です。
Stackdriver Error Reporting
エラーが発生した情報を収集しエラーの原因を素早く判断できるようにするサービスです。Java 、 Python 、 C# 、 Ruby 、 Javascript 、 Go に対応した言語で書かれたアプリケーションからのエラーを通知可能です。
Stackdriver Debugger
デバッグをサポートしてくれるツールです。 本番環境にStackdriver Debugger組み込むことで調査することが可能です。ユーザーに影響を与えることはありません。
Stackdriver Trace
Stackdriver Trace では自動的にパフォーマンス計測が可能である。他のツールにも対応しており非常に柔軟なツールです。