OpenCVとは

OpenCVとは、インテルが開発・公開したオープンソースで画像処理・画像解析を得意とするライブラリで、機械学習とも関連が多いです。機械学習で画像を扱う場合、特に重要な立ち位置となります。 OpenCVは画像に関わる様々な機能を持っていますが、主だった機能として、画像の読み込み・保存・加工の他に顔検出や輪郭検出等について今回解説します。これらは画像を再利用する際に非常な役割を担っています。

画像の読み込み・保存・加工はOpenCVをインポートし、機能を呼び出すだけで実施できるので手軽に扱うことができます。画像のインプット関数や保存に関する記述をすることなく、OpenCVに任すことができるためとても簡単です。また、画像のリサイズ・切り取りなど画像整形に必要な機能も同じくインポートのみで可能です。画像処理の基本はOpenCVのみで行えてしまいます。

機能として機械学習に近い顔認識は、顔認識用のカスケードファイルをダウンロードすることにより可能となります。横顔や傾斜がある場合認識率が落ちる弱点が存在するため、画像データの選別が必要になります。輪郭の場合は、輪郭抽出機能がOpenCVに備わっています。気を付けるべき点は、事前にマシンが理解できる画像に加工しておくべき点です。画像に白黒加工などを行い輪郭を強調させましょう。

今回はOpenCVの基本機能について解説しました。画像検出と加工機能は密接な関係があります。これらを理解しておくことで、動画内の対象物認識なども可能になります。画像を利用する際は、OpenCVに必要な機能がないか事前に調べておくことをおすすめします。