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  • 勉強法の違い『スキルと資格』

はじめに

本記事では、スキルを上げる為の学習と資格を取る為の学習は、似たようで異なるということを説明します。私は調理師の資格を取ったときに感じたことなので、IT業界の資格とは異なる資格ではありますが、これから色々な資格を取る際に少しは役立つポイントがあるでしょう。これから新しい資格習得の為に勉強しようと考えている方は是非参考にしてみてください。当たり前のことばかりですので、もしかするとすでに皆さんは無意識に行っていることかもしれません。

スキルを上げる学習

それは実際に作りたい「モノ」や「技術」を手を動かしてやってみるということです。考えてみればわかることかもしれませんが、例えば新しいスポーツを始めようとした時、そのスポーツの歴史やルールを学んでも出来るようにはなりません。上達するにはやはり答えを見ながらでも実際にやって見るのがいちばんの近道になります。
これを実践して、私はプログラミング経験1ヶ月の時に、入社以前にLPサイトの作成案件をいただきました。その際の学習方法としては、高校の友人が個人でやっている手づくりジュエリーショップを広めるためのウェブページ作成でした。難しい案件ではないですが、当時未経験の私にとってはわからない事が山積みになっていたため、ウェブページ上に文字を出せて喜んでいるレベルでした。そのような状態で少しでも力をつけるために毎日必要なことを調べて試す、という行為の繰り返しでしたが、終わった後に振り返ってみた所、短期間で物凄い成長していることに気付きました。この経験を生かし、現在でも積極的に色々なサイトを作っています。

資格習得の為の学習

この方法は私が調理師免許を取得した際の勉強方法です。世の中には、「赤本」や「対策参考書」など試験、資格取得の為に作られた本がたくさんあります。その中でも出題傾向が似ている問題集をやり込むということです。実際この方法は試験の突破するためだけの勉強法なので、知識は全くと言っていいほどつきませんが、資格や試験を乗り切るならこの方法が一番の近道と言えるでしょう。
実際に私も調理師試験の際にはこの方法で合格できました。調理師試験は60問4択の試験です。Javaよりも問題数は少ないですが、専門的な問題だったので共通点は有るのではないでしょうか。栄養学を学んでいた私たちでも見たことがない問題ばかりが出題されていましたが、対策参考書の100問1答をやり続け、正答率9割を超えて試験を受けたところ、合格することができました。それ以降何かの試験の際は過去問をやり込むなど、試験に一番近い問題をやり込んでいます。

研修時の学習

私が今現在行っている学習方法で、上記の2つの方法を織り混ぜ、並行的に進めています。学習時に使用している教本は、「Java入門」「JavaSilver黒本」「Progate」です。基本的には研修スケジュールに沿って行っています。

  • 入門書を読み概要を掴む
  • Progateで理解度を深める
  • 実際の自分の開発環境で今日学ぶことを使ってみる
  • 試験問題をやりこむ
この繰り返しです。現在実際にこの学習を行って、研修2週間でJavaSilver正答率6割です。未経験で毎日無理なく学習できているのでとても満足のいく進み具合です。ネット上ではJavaの「黒本」と言われている「徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集」が出題傾向に一番近いそうです。その他は別の参考書を使い知識の補填に当てていく予定です。よければぜひ参考にしてみてください。

学習時間

補足として学習時間についてです。人間の集中力には「15・45・90分の法則」があるそうです。深い集中を持続させられるのは15分程度。子供でも保てる時間は45分。そして最後に45分の2倍である90分。この時間は大人が集中していられる時間の限界だそうです。では、90分しっかり集中して少し休む、の繰り返しが一番効率が良いのかというと、そうではないらしいです。とある実証実験では、連続して60分勉強を行なったグループよりも休憩を挟んで15分×3(計45分)勉強したグループの方が好成績だったという結果が出ています。休憩を取るタイミングですが、自分が辛いと思うよりも少し前に15分の休憩を取ると集中力が回復するそうです。休憩を取る際は参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。どのようなプログラミング勉強しようか迷ったときは、今回の学習方法を参考にしていただきたいです。人にはそれぞれ自分に合った、無理のない学習方法があると思いますが、その選択肢の一つとして本記事が参考になれば幸いです。
また学習をする上で、ただ闇雲に学習をするのでは意味がなく、集中力も重要になります。適切な休憩を適切なタイミングで取り、外を軽く散歩するといったよう少し体を動かしてみるのもリフレッシュになりとても良いでしょう。日本の実業家、京セラ・KDDIの創業者 の稲盛和夫さんは、「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる」と言っています。自分の明るい未来に向けてコツコツ頑張りましょう。