Azure ソリューションアーキテクト認定試験とは?
Azure ソリューションアーキテクトとは?
ソリューションアーキテクトはITテクノロジーのスペシャリストとして、クライアントの課題を解決するため、システムの企画や開発を上流工程から担い、事業変革から実行を技術面でサポートする職業です。
ソリューションアーキテクトの仕事内容はAWSやAzureの技術や、活用方法をクライアントに紹介、IT戦略立案、その後の運用サポートなど様々なことを行います。
AWS、Azure、Google Cloudにはソリューションアーキテクトの認定試験があります。
ここではAzureに重点を置き、Azureのソリューションアーキテクト認定試験を簡単にですが紹介します。
Azureのソリューションアーキテクトの認定試験
Azureのソリューションアーキテクトの認定試験にはAzure Solutions Architect Expertというものがあります。
Azure Solutions Architect Expertはコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、セキュリティなどの側面を含む、Azureで実行されるソリューションの設計と実装に関する専門知識を持っている証明となります。
また、Azure ソリューションアーキテクトはクラウド管理者、クラウド DBA、およびクライアントとパートナーを組み、ソリューションを実装することが可能です。
Azureのソリューションアーキテクトの認定試験であるAzure Solutions Architect Expertの認定資格を取得するには2つの試験に合格する必要があります。
その2つの試験とはAzure Architect TechnologiesとArchitect Designです。
この2つの試験について簡単にですが紹介します。
Azure Architect Technologies
Azure Architect Technologiesに必要なもの
コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、セキュリティなどの側面を含み、Azureで実行されるソリューションの設計と実装に関する専門知識が必要となります。
他にも、ネットワーキング、仮想化、セキュリティ、障害回復、データプラットフォーム、予算編成など、IT運用の高度な経験と知識や経験を持っている必要があります。
試験内容
Azure インフラストラクチャの実装と監視
管理およびセキュリティソリューションを実装
アプリのソリューションを実装
データプラットフォームの実装と管理
上記内容が主な試験範囲となります。
注意点
Azure Architect Technologiesの試験番号は2つあり、AZ-300とAZ-303があります。
AZ-300は2020年9月30日前後に終了しています。
またAZ-300の試験内容は以下となります。
インフラのデプロイと設定
ワークロードとセキュリティの実装
アプリの作成とデプロイ
認証とセキュアなデータの実装
クラウド用およびAzure用ストレージの開発
上記内容がAZ-300の試験内容となっており、AZ-303と試験内容が違ったりするため注意が必要です。
Azure Architect Design
Azure Architect Designに必要なもの
Azure Architect Technologiesで紹介した知識や経験が必要となります。
試験内容
監視の設計
アイデンティティとセキュリティの設計
データストレージの設計
ビジネス継続性の設計
インフラストラクチャの設計設計
上記内容が主な試験範囲となります。
注意点
Azure Architect Designの試験番号は2つあり、AZ-301とAZ-304があります。
AZ-301は2020年9月30日に終了しています。
またAZ-301の試験内容は以下となります。
負荷分散必須要件の特定
アイデンティティとセキュリティの設計
データプラットフォームソリューションの設計
ビジネス継続性戦略の設計
デプロイメント・マイグレーション・インテグレーションの設計
インフラストラクチャの設計設計
上記がAZ-301の試験内容となっておりAZ-304の試験内容と少し違ったりしているため注意が必要です。
その他のAzureの認定試験
Azureのソリューションアーキテクトの認定試験について簡単に紹介しました。
Azureの認定試験は他にも様々なものがあるため一部簡単に紹介します。
Azure Fundamentals
Azure Fundamentalsは、クラウドサービスの基礎知識と、クラウドサービスが Azureでどのように提供されるかについての知識が必要となります。
初めてAzureを使い始めた人、クラウドベースのソリューションおよびサービスを使い始めたばかりの人を対象としています。
そのため、Azureの基礎知識を持った人、初心者が取得できる資格です。
Azure Administrator Associate
Azure Administrator AssociateはAzure環境の実装、管理、監視に関する専門知識が必要となります。
つまりAzureを管理できるという証明となります。
Azure Developer Associate
Azure Developer AssociateはAzureでのクラウドアプリケーションとサービスの設計、構築、テスト、保守に関する専門知識が必要となります。
つまり、Azureで何かしらを開発できるという証明となります。
DevOps Engineer Expert
DevOps Engineer ExpertはAzure Administrator AssociateとAzure Developer Associateの2つを認定後受ける事ができます。
ビジネス価値を継続的に提供するために、人、プロセス、テクノロジと連携する主題の専門知識が必要になります。
Azure DevOpsエンジニアである証明となります。
まとめ
Azureのソリューションアーキテクトの認定試験を初め、様々なAzureの認定試験について紹介しました。
認定試験で合格することによって認定試験内容のことはできるという証明となり、また自身の能力の証明にもなります。
認定試験に合格することによって転職やキャリアアップにも繋げることができます。