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はじめに

近年世界的にインターネットが一般化してきて、スマホ・車・家電など多くのモノに繋げることができる時代になりました。インターネットが繋がることはとても便利な世の中になってるものの、「サイトへの不正アクセスでお客様の個人情報が流出した」などインターネット関連の犯罪を耳にする機会も増えています。そんな現代だからこそ、必要とされている仕事が「ITセキュリティ」です。ただし、ITセキュリティという仕事を聞いてもピンとくる方は少ないのではないでしょうか?この記事ではITセキュリティの仕事内容・年収・需要などについて徹底解説していきます。

ITセキュリティとは

ITセキュリティとは、エンジニアが携わる業務の一種です。主にハッキングなどのインターネット攻撃からシステムを守ることが業務で、システム設計から運用まで幅広く対応します。エンジニアが携わる業務の一種と聞くと「個人で仕事していそう」「高い技術力が必要そう」と思われるのですが、そのようなスキル以外にもコミュニケーション能力や先見性が求められる仕事になるでしょう。ITセキュリティはサイトやシステムをインターネット攻撃から守る仕事で、携わっている方はセキュリティエンジニアと言われます。

仕事内容

ITセキュリティとはインターネット攻撃から守る仕事ということは理解していただけたと思いますが、具体的にどのような仕事をしているのかご紹介します。

ITセキュリティの仕事内容は「企画・提案」「設計」「実装」「テスト」「運用・保守」と大きく5つに分けることができます。基本的な仕事内容はエンジニアと変わりないのですが、考えたことを行動に移すことはITセキュリティならではの仕事内容になるでしょう。

上記でお伝えした仕事内容は言葉の通りで、まずはインターネット攻撃から守るために必要なセキュリティやシステムを考えて提案します。次に提案したものを設計して実装します。そしてテストを行い問題がなければ、運用します。運用して終わりではなく、インターネット攻撃されないように管理・保守をします。これがITセキュリティの仕事内容です。

仕事に資格は必要?

ITセキュリティはエンジニアが携わる業務の一種となり、特別な資格は必要としません。資格を取得していなくてもセキュリティエンジニアに就くことは可能で、実際に働いている方で資格を取得していない方もいます。ただし、IT・エンジニア関連の資格を取得していると高い専門知識が身につけていることを証明できるため、転職・就職の際に有利となる場合もあります。

ITセキュリティの仕事で役立つ資格は下記の通りです。

・シスコ技術者認定

・ネットワーク情報セキュリティマネージャー資格(NISM)

・情報処理安全確保支援士

・CompTIA Security+

ITセキュリティの仕事に転職したい方やITセキュリティとしてキャリアアップしたい方は、資格を取得することをおすすめします。

ITセキュリティ人材になるにはどうすれば良い?

セキュリティエンジニアになるために必要な資格はないため、「どうすればITセキュリティ人材になれるの?」と疑問に感じている方は多いと思います。ITセキュリティ人材になるために欠かせないことは「高い専門知識」と「経験」です。

高い専門知識を身につけるための近道は大学・専門学校に通うことです。大学や専門学校に通うと経験を積むことはできませんが、高い専門知識を確実に身につけられるため、未経験でも就職しやすいです。しかし、社会人から大学や専門学校に通うことは現実味がないと思います。社会人から転職してITセキュリティ人材になる場合は、他のITエンジニアとして経験を積むことをおすすめします。未経験からITセキュリティに転職することは難しいですが、システムエンジニアやインフラエンジニアは未経験でも転職可能です。社会人からITセキュリティ人材になるためには、他のエンジニア職に転職すると良いでしょう。

今後の需要

セキュリティエンジニアについてお伝えしてきましたが「今後の需要は高いの?」と疑問に感じている方は多いと思います。結論からお伝えすると、セキュリティエンジニアの需要は高いです。

現在も需要は高いのですが、今後も高くなる一方だと推測されています。企業はインターネット攻撃をされて情報を漏洩することを最も恐れています。それは企業だけではなく政府も同じです。そのためセキュリティエンジニアの需要は高まる一方で、衰退していくことは考えにくいです。

人材不足なのか?

上記でお伝えしたようにセキュリティエンジニアは高い需要を誇っています。その理由の1つとして「人手不足」が挙げられて、ITセキュリティ業界は深刻な人手不足な状態にあります。セキュリティエンジニアだけではなくIT業界全体的に人手不足になっており、市場は拡大し続けているにも関わらず人手が足りていないのが現状です。今後も市場は拡大していくことが考えられるため、人手不足の状態も続いていくでしょう。

転職しやすい?

セキュリティエンジニアは高い需要を誇っているため「転職したい」と考えている方は多いと思うのですが、セキュリティエンジニアへ転職することは簡単なことではありません。業種によっては未経験でも転職しやすいこともあるのですが、セキュリティエンジニアは上記でもお伝えしたように高い専門知識と経験が必要になるため転職しにくいです。

しかし、未経験でも転職することは可能です。専門知識を証明できる資格を取得していたり、他のエンジニア職に勤めている場合は転職できます。

平均年収

セキュリティエンジニアについては詳しくお伝えしてきましたが、仕事として考えるには「年収」が気になると思います。セキュリティエンジニアの年収は持っているスキルと環境によって異なるのですが、平均すると500万円〜600万円です。経験が浅い場合は300万円〜500万円ほどですが、ある程度の経験を積むと500万円〜600万円は年収としてもらえます。そして高い技術力があれば、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。

仕事の探し方

セキュリティエンジニアの仕事の探し方としては、「転職サイト」を利用することをおすすめします。個人で仕事を探して転職することも可能なのですが、時間がかかることが多いです。そのため転職サイトを活用して仕事を探すようにしましょう。

さらにサポートを受けたい方は「転職エージェント」を活用してみてください。転職エージェントではキャリアアドバイザーが幅広くサポートしてくれるため、セキュリティエンジニアへ転職しやすくなるでしょう。そして転職サイト・転職エージェントを活用する際は、IT業界に特化しているものをおすすめします。

まとめ

この記事ではITセキュリティという仕事について解説しました。ITセキュリティはエンジニアが携わる業務の一種でインターネット攻撃からシステムを守る仕事です。仕事内容は多岐に渡るため、幅広い専門知識を必要とします。そしてインターネットが一般化されてきた現代はセキュリティエンジニアの需要は増すばかりです。またITセキュリティ業界は深刻な人手不足を抱えているため、より高い需要を誇っています。セキュリティエンジニアに興味がある方は、転職することをおすすめします。