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CompTIA IT Fundamentals(ITF+)の概要について

ここでは、CompTIA IT Fundamentals(ITF+)について説明させていただきます。 ITF+はCompTIA(The Computing Technology Industry Association)が 主催する資格として有名で、これからIT業界で働く学生やテクノロジーに対して知識を 身につけたい学生、IT業界での転職やキャリアアップを検討しているビジネスマン、 IT業界の営業やマーケティングなどの分野に携わるビジネスマンが対象となっている資格です。 ITF+を主催しているCompTIAについても簡単の説明させていただきます。 CompTIAでは 「CompTIAはCompTIA A+」「CompTIA Network+」「CompTIA Security+」 「CompTIA Cybersecurity Analyst」 「CompTIA Pentest+」「CompTIA Cloud+」 「CompTIA Server+」「CompTIA Project+」「CompTIA CTT+」 「CompTIA Linux+ Powered by LPI」など多くの資格を主催していることで有名であり、多くのエンジニアのキャリアのバックアップを行っております。 これらのCompTIAが主催する資格の中でITF+は最も難易度の低い資格となります。 IT業界における資格はITF+と同様にエントリークラスの資格は複数ありますが、 その中でグローバルに認められている資格の代表格とも言えますので、これから業界の挑戦する若手エンジニアは是非挑戦してみることをおすすめします。 ITF+の特徴として、世界的に認知度が高いため資格取得者はグローバルに活躍の場が広がるということがあげられます。 それらはCompTIAが主催している資格であるということに よって担保されており、受検者はCompTIAについて概要なその歴史などを理解していくこともいいでしょう。

CompTIAは1982年に設立され、ベンダーニュートラルなIT関連資格・認定などを行っているIT業界団体です。 1982年に設立されたことからもご理解いただけるように、IT業界においての資格認定団体としては世界で最も歴史のある組織の一つと言えます。 CompTIAの信頼性や権威はその成り立ちや歴史から読み解くことができます。 そもそもIT企業や各団体によって構成された 組織であり、EDIが様々な規格で利用され情報が飛び交う中、ISOやIEEEに対し標準化を提言するため、大手企業や専門家を中心とした企業が集まり活動を行いました。 設立後は規格標準化の提言を中心に、リサーチ、資格認定などIT業界と中央機関や教育機関との橋渡し役として様々な活動を行い、 業界においても非常に大きな役割を果たし日本のおいても多くの支援企業によってその活動が支えられております。 以上がCompTIAの簡単な紹介になります。
このような背景もあり、ITF+は日本国内だけでなく、アメリカやアジアの企業で働きたいというビジネスマンにとって大きな武器となります。 また、CompTIAのいくつかの資格は米国国防総省(The U.S. Department of Defense: DoD)の必須資格とされております。 これらは米国国防総省の情報システム、情報インフラを守るための資格として必須とされており、 マネージャ、エンジニア、コントラクタ、そして、特権的アクセスをもつユーザーなどすべての情報保証を必要とする人材に対し、 「DoD Directive 8570.1M(米国国防総省指令8570.1M )」への準拠を要求しています。 国家の情報を扱う米国国防総省の重要な能力の判断基準としてCompTIAの 資格が導入されていることで、その信頼性の高さを理解することができるはずです。 ITF+は指定されている資格ではありませんが、「CompTIA Cloud+」「 CompTIA A+」「CompTIA Network+」「CompTIA Security+」 「 CompTIA CySA+」「CompTIA Pentest+」 「CASP+(CompTIA Advanced Security Practitioner+)」などITF+などの上位クラスの資格が 認定されております。 ITF+を取得し、さらに上位クラスの資格を取得することでキャリアアップに直結するということは間違いありませんので、 是非挑戦してみてください。 ITF+は「ITの基本と専門用語」「アプリケーションとソフトウェア」 「データベースの基礎」「インフラストラクチャ」「ソフトウェア開発」「セキュリティ」の 6つの分野から構成されております。 いずれもIT業界で働くうえでは基本的な内容となりますので、しっかりと学習しておきたいとことです。 以上が簡単ではありますがITF+に関する説明となります。 さらに詳しくITF+について解説させていただきますので、参考にしてみてください。

CompTIA IT Fundamentals(ITF+)のメリットについて

ITF+を取得するメリットについていくつか紹介すると、まず一点目がベンダーニュートラルであるということです。 特定のベンダーに依存しない中立な知識を獲得することで、ITエンジニアとしての活躍の場が広がります。 近年では特定のベンダーが市場シェアを大きく奪っており、それらに対する専門知識はもちろん重要となりますがそれだけではなくITやテクノロジーに関する基礎的な知識を学習することは非常に重要です。 なぜならIT業界の動きは非常に速いため、より柔軟性の高い人材になるためには特定ベンダーに依存した知識よりも全てのテクノロジーの基本的な知識がより重要となるからです。 ITF+を入り口として、しっかりと基礎的な知識を身につけたうえで 自身の専門分野の学習を行っていくことがおすすめです。
メリットの二点が多くの企業において認定されスキルの証明を実施できる 資格であるということになります。 CompTIAのいくつかの資格は米国国防総省の必須資格とされて いることはすでに本文でお伝えしました。 それだけでなく、大手IT企業や世界的な企業の多くのがCompTIAの活動を支援していることから信頼性を獲得できるということがITF+の大きなメリットと言えるでしょう。

CompTIA IT Fundamentals(ITF+)試験の詳細

ITF+試験の詳細について説明させていただきます。 問題数は75問で、単一/複数選択、900までのスコア形式 650スコア以上、60分で実施されます。 ITF+は「ITの基本と専門用語」「アプリケーションとソフトウェア」 「データベースの基礎」「インフラストラクチャ」「ソフトウェア開発」「セキュリティ」の 6つの分野から構成されております。
「ITの基本と専門用語」では基本的なITの仕組みを理解し、データの保護とトラブルシューティングの重要性を説明するための知識が問われます。 これからITを学習する方向けに体系的に知識を学ぶことが可能です。 「ITの基本と専門用語」では基礎データの種類とその特性を比較対照する知識、基本的なコンピューティングとプロセスを説明する知識、データと情報の価値を説明する知識、一般的な単位を比較対照する知識、トラブルシューティング方法について説明するための知識などが出題範囲となります。 ここで重要な内容がトラブルシューティング方法について説明するための 知識となりますので、ピックアップして紹介させていただきます。 IT業界において様々なトラブルは付き物であり、どのようなプロジェクトであってもそれを避けることは困難です。 重要なことはトラブルが起きた際の正しい対応です。 IT業界の経験の浅いエンジニアは自分一人で判断してしまったり正しいエスカレーションをできずに問題を起こしてしまうというケースがありますので注意しましょう。 ここでは、トラブルシューティングの方法としてまずは問題を特定すること、 仮説を立てること、さらに仮説に対して- 仮説が証明された場合(根本 原因の証明)、問題解決に向けた今後の対応を決定することや仮説が証明されなかった場合、 仮説を立て直すか、エスカレーションするなどの正しい行動を学ぶことができます。 また、問題解決のための対応計画を策定 し、潜在的な影響を分析することや計画を実行するか、必要に応 じてエスカレーションすること、システム全体の機能を検証し、該当 する場合は予防対策を実施すること、原因、対策、結果を文書化し共有することなど具体的な対応方法についても理解をすることが可能です。 「アプリケーションとソフトウェア」ではオペレーティングシステムの仕組みやさまざまなコンポーネントを理解し、アプリケーションソフトウェアを管理するための 知識を学ぶことができます。インフラエンジニア、アプリケーションエンジニア、データべースエンジニア、セキュリティエンジニアなど ITエンジニアには多くの職種が存在しますが、すべての職種においてアプリケーションやソフトウェアの知識は必須となります。 「アプリケーションとソフトウェア」では、入力/出力デバイスインターフェースの一般的な 種類を区別することができるための知識、与えられたシナリオに基づいて、ノートパソコン/PCに一般的な 周辺機器の設定とインストールを実施する知識、一般的なコンピュータの内部コンポーネントの 目的を説明する知識、一般的なインターネットサービスのタイプを 比較対照することができる知識、ストレージの種類を比較対照する知識、一般的なコンピュータデバイスと使用目的を比較対象する知識、基本的なネットワークの概要を説明する知識、与えられたシナリオに基づいて基本的な無線ネットワークを インストール、設定し、セキュリティを維持する知識などが出題範囲となります。 「インフラストラクチャ」では一般的な周辺機器をインストールしたり、基本的なワイヤレスネットワークをセキュアに接続する方法を理解するといった知識が必要となります。「インフラストラクチャ」も 「データベースの基礎」と同様でクラウド時代においてエンジニア需要が非常に高まっている領域となります。 ITエンジニアとしてどのような職種を選びキャリアアップする場合においてもインフラストラクチャ に関する知識は非常に重要となることは間違いありません。 こちらでは「基本的なネットワークの概要を説明することができる」の項目が非常に重要です。 ネットワーク通信の基礎、パケット通信の基礎、DNS 、URLからIPへの変換、LANとWANの違い、デバイスのアドレス 、IPアドレス、MACアドレス、基本的なプロトコル、HTTP/S、POP3、IMAP、SMTP 、デバイス、モデム、ルーター、スイッチ、アクセスポイント、ファイアウォールといったネットワークエンジニアにとって基礎的な用語を学習する必要があります。
「データベースの基礎」ではデータベース概要と利用目的について説明する知識、さまざまなデータベース構造を比較対照する知識、データベースインターフェースの使用方法を要約する知識などが出題範囲となります。
「ソフトウェア開発」では様々なプログラミング言語のカテゴリを理解し、ロジックを解釈し、プログラミングコンセプトの目的を理解するための知識が問われます。 ソフトウェア開発の知識はあらゆるIT業界で働く人材の基礎的な部分を担う知識となりますので、 しっかりと学習を行う必要があります。 「ソフトウェア開発」ではプログラム言語のカテゴリーに関して比較対照することができる知識、 与えられたシナリオに基づいてプログラミング構成テクニックと インタプリタ方式を使用することができる知識、プログラミング概要の目的と利用について説明することができる知識などが出題範囲となります。
「セキュリティ」ではデバイスをセキュアに保ち、機密性、完全性、可用性のコンセプトとセキュリティのベストプラクティスを理解するための知識が問われます。 機密性、完全性、可用性に関する懸念を要約することができる知識、デバイスのセキュリティ保護とベストプラクティスを説明することができる知識、行動上のセキュリティの概要を要約することができる知識、 認証、承認、アカウントと否認防止の概要を 比較対照することができる知識、パスワードのベストプラクティスを説明することができる知識、 暗号化の一般的な使用に関して説明することができる知識、業務継続の概要に関して説明することができる知識などが出題範囲となります。 セキュリティの分野はIT業界において最も重要なテーマの一つとなっております。 企業の情報は資産であり、それらを様々な脅威から守るための専門家は今後あらゆる企業において 必要になってくることは間違いありません。 特にビッグデータ時代を迎え、企業が取り扱う情報は多岐に渡るため様々な専門知識に関する学習を行うといいでしょう。 特にITにおいて最先端の環境を走る米国ではその傾向が顕著になっており、セキュリティエンジニアの需要が非常に高くなっていることで 知られております。 以上がITF+の試験の概要の説明とさせていただきます。

CompTIA IT Fundamentals(ITF+)の学習について

ITF+の学習について説明させていただきます。 ITF+の難易度は高くありませんので、 独学で試験範囲を参考書を見ながら学習することで充分合格ラインに到達することが できるでしょう。 独学を行う際にCompTIAに推奨されている参考書が 「The Official CompTIA IT Fundamentals (ITF+) Self-Paced Study Guide (Exam FC0-U61) 日本語版」 となります。 最新のITF+試験範囲を網羅しておりますので学習を行う際には この一冊で充分です。 基礎的な知識とそれぞれの分野ごとの練習問題および重要な用語と略語用語集が完備されていて、 コンピューターワークステーションの設定と基本的なソフトウェアアプリケーションの使用、 コンピューターシステムで使用される機器の機能と種類の理解、 基本的なコンピューターのメンテナンスとサポート原則の適用、 ソフトウェアのいくつかの原理とデータベース構築の理解、 コンピューターとモバイルデバイスをホームネットワークやインターネットに接続する構成、 コンピューターとネットワークの使用に影響を与えるセキュリティ上の問題の特定などを学ぶことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか? ITF+について詳しく解説させていただきましたので、 参考にしていただけましたら幸いです。