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  • SPAとは?メリット、デメリットを詳

SPAについて

IT業界では新しい技術が生まれ飛躍的に向上し、人々にとって便利なサービスが次々に生み出されております。 SPAもその一つで、SPAは「Single Page Application(シングルページアプリケーション)」の略語です。 (以下SPAと記載) SPAは単一のWebページでアプリケーションを構成するWEBサイトやWEBアプリケーション並びにそれを実現する技術のことを指します。 SPAは一般的にJavascripを始めとするフロントエンドの技術とフレームワークにより構築・実装されます。 SPAの最大の特徴はユーザー体験(user experience、以下UXと記載)の向上となり、 フロントエンドの技術を導入することでユーザー体験(UX)の最大化を目指します。

SPAの目的と用途

ユーザー体験(UX)とはWEBサイトの価値・わかりやすさ・使いやすさ・かっこよさ・信頼性など ユーザーが使った際の体験に価値を置き、ワクワクできるような体験を提供できるか?という事が考え方の根幹に存在し、SAPの目的はユーザー体験(UX)の最大化が大きなミッションとなります。

SPAの技術について

SPAの技術的な解説をさせていただきます。 SPAは単一のWebページでアプリケーションを構成するWEBサイトやWEBアプリケーション並びにその技術であるという点についてはすでに説明させていただきました。 単一のWebページとは、サイト内をクリックした際に別ページに遷移するのではなく、同サイト内で コンテンツの切り替えや表示が行えるということを意味します。 これによりユーザーはストレスなく目的のページに遷移し閲覧を行うことが可能になるため、ユーザー体験(UX)の向上に繋がります。 また、すでに述べたようにSPAを実現するための最も重要な技術がJavaScriptとなります。 「AngularJS」「Ember.js」「Meteor.js」「Vue.js」「React」といったフレームワークも SPAにおける基本概念を導入しているため、頻繁に活用されます。 以上がSPAの技術的な解説となります。

SPAの目的

SPAの目的と具体例について解説させていただきます。 SPAの目的についてはすでに説明させていただいた通り、ユーザー体験(UX)の最大化と向上になります。 もう少しかみ砕いた表現をするとWEBサイトを訪れるユーザーは常に「もっとかっこいいサイト」「もっとサクサク動くサイト」「操作性の高いサイト」「わかりやすくストレスのないサイト」 を使いたいという欲望を潜在的に持っております。 WEBサイトのECサイトを例にあげるとわかりやすいでしょう。 ユーザーは買い物そのものを実施したいと同時に、ショッピングにおけるワクワク感を楽しみたいという根源的な要望を叶えていると言えます。 このようなユーザーのワクワク感を実現するということがSPAの目的となります。 IT業界の技術は常に進歩しており、SPAに必要なJavaScriptのフレームワークも近年になって様々な 技術がが生まれ今後も進化していくことは間違いありません。

SPAの具体例

SPAの具体例としてGoogleMapをあげることができます。 GoogleMapは毎月10億人以上のユーザーが使う地図アプリケーションです。 GoogleMapは世界中の地図情報を提供するという特性上、単一ページで全ての情報を描画することは技術的に大変難しいとされておりますが、 一部のコンテンツの更新を行った際にページ全体が再読み込みさせることなく単一ページで情報を描画することを可能にするなど高いユーザー体験(UX)を実現しております。

SPAの技術を使うメリット

SPAの技術を使うメリットについて解説させていただきます。 ポイントを3つに絞り紹介させていただきますので、参考にしてみてください。

ユーザー体験(UX)の向上

SPAの技術を使うメリットの一点目がユーザー体験(UX)の向上です。 こちらについてはすでに本文で説明させていただきましたが、最大のメリットとなるため 再度詳しく取り上げさせていただきます。 ユーザー体験(UX)の向上は、サイト利用における満足度や使い心地を実現することで達成できます。 例えば同一の商品を扱っているサイトを比較した際に、居心地のいいサイトや信頼性の高いサイトから 購入したいと思うのはユーザーの心理としては当然です。 このような観点からユーザー体験(UX)の向上を積み重ねていくことが競合他社に対しての差別化に繋がる点はご理解いただけるはずです。 また、ユーザー体験(UX)とセットで扱われる用語がユーザーインターフェイス(UI)です。 ユーザーインターフェイス(UI)はWEBサイトにおいてはデザイン・フォントなど様々な要素から構成されており、ユーザー体験(UX)と密接な関係にあると言われております。 ユーザーインターフェイス(UI)の改善もユーザー体験(UX)の向上に大きく寄与するため、SPAを使用することで様々な観点からユーザーの満足度や信頼度を高めることが可能になるという点は大きなメリットです。

高度な操作性を実現できる

SPAの技術を使うメリットの二点目が高度な操作性を実現できることです。 WEBサイトにおいて読み込みスピードの遅延はユーザーの離脱に繋がり、コンバージョンの低下を招くことはよく知られております。 SPAの技術を使うことで従来のWEBサイトと比較した際に読み込み時間の短縮や ページ遷移による離脱を防ぐことが可能になるため、ユーザー体験(UX)の向上に大きく寄与します。

ネイティブアプリの代用として使うことができる

SPAの技術を使うメリットの三点目がネイティブアプリの代用として使うことができる点です。 ネイティブアプリとして必要な機能であるオフラインでのページ閲覧やプッシュ通知などの機能はSPAの技術を 導入することで使うことができます。 ユーザーがネイティブアプリをダウンロードする必要がなく、WEBアプリのみで充分な機能をSPAの技術で 実装することが可能になるという点は大きなメリットです。

SPAの技術を使うデメリット

SPAの技術を使うデメリットについて解説させていただきます。 ポイントを3つに絞り紹介させていただきますので、参考にしてみてください。

開発コストがかかる

SPAの技術を使うデメリットの一点目が開発のコストがかかることです。 ブラウザの処理に依存していた部分を開発者が実装することになるため、 その分の開発工程が発生するため、従来よりコストがかかってしまうのは避けることができません。

開発者が少ない

SPAの技術を使うデメリットの二点目が開発者が少ないことです。 SPAの概念や技術自体が新しいため、SPAの設計経験が豊富な開発者はまだまだ少ないのが現状です。 また、SPAの技術を使うためにはJavascirpiなどのフロントエンド技術について熟知していることや、 各種のフレームワークの理解は必須です。 優秀なフロントエンドエンジニアの多くはすでに大規模なプロジェクトに参画して中枢を担っていることも 多いため、開発者を確保することが難しいというのは大きなデメリットであることは間違いありません。

SEOにおいて不利になる可能性がある

SPAの技術を使うデメリットの三点目がSEOにおいては不利になる可能性があるという点です。 検索エンジニアのクローラーに対してJavascriptは実行されないため、SEO上の課題となるという指摘もあります。 WEBサイトやWEBサイトの個別ページに対してSEOの優先順位をつけるかという点はそれぞれの企業やWEBサイトオーナーにより異なりますが、SEOを最上位に考えるのであればSPAを実行しないほうが好ましいという専門家の意見もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか? SPAについての解説とSPAを使うメリット、デメリットについて解説させていただきましたので 参考にしていただければ幸いです。