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JavaScriptとは

現代社会においてインターネットは必要不可欠な存在です。JavaScriptとは、Webサイトを表示するためにブラウザ上で動くプログラミング言語です。PCで仕事することや、スマートフォンで動画をみることもあるでしょう。JavaScriptはその中で多くは使用されている言語であり、世界的に人気があります。具体的には、「facebook」や「youtube」など幅広く使用されています。 また、JavaScriptと似た言語に「java」がありますが、もともとまったく別のものです。

substringメソッドとは

今回ご紹介するsubstringメソッドは、冒頭でも少しお話いたしましたが「指定した文字列の中から開始位置から終了位置までの部分の文字列を取り出し、新しい文字列として返す」メソッドです。 例えば「Hello JavaScript」といった文字列から「Hello」という文字列だけ抜き出し、別の場所に抜き出した文字列を返す。といったことが可能です。

substringメソッドの基本的な構文

var str = '文字列'; str.substring(開始位置, 終了位置); 指定した文字列のどこを抜き出すか、substringメソッドを使用し、開始位置と終了位置を引数で指定する必要があります。 位置というのは、1文字ずつ先頭から0番目、1番目、…というように文字数を数えていくため、指定する際は、0番目から数えて何番目の文字を「開始位置」「終了位置」にするのかということを考えなければならないので、注意が必要です。

基本的な使用例

では、実際に使用し基本的な使用方法を確認していきましょう。 先ほど例に出した「Hello JavaScript」を文字列として使用します。 //変数に文字列の代入 var str = 'Hello JavaScript'; //substringメソッドを使用し、抜き出す文字列の指定 var result = str.substring(0, 4); //結果の出力 console.log(result); 上記のコードを実行すると、結果は「Hello」と出力されます。 substringメソッドで開始位置を0、終了位置を4と引数で指定をしたことで、文字列の1文字目~5文字目が抜き出されました。

終了位置を指定せず開始位置のみ指定することも可能です。 その場合引数の指定は一つです。 //変数に文字列の代入 var str = 'Hello JavaScript'; //substringメソッドを使用し、抜き出す文字列の指定 var result = str.substring(6); //結果の出力 console.log(result); 上記コードを出力すると、結果は「JavaScript」と出力されます。 substringメソッドで開始位置を6と引数で指定をしたことで、文字列の6文字目~が抜き出されました。 開始位置のみの指定をしましたが、終了位置の指定をせず実行をすると、自動的に末尾までの文字列を出力します。

また、substringメソッドのポイントとしては、今回のように空白を含む文字列の場合空白も一文字としてみなすので、引数を指定する際は注意が必要です。

引数のポイント

以下のようなコードがあります。 //変数に文字列の代入 var str = 'Hello JavaScript'; //substringメソッドを使用し、抜き出す文字列の指定 var result = str.substring(6,1); //結果の出力 console.log(result); このコードのポイントとしては、引数である開始位置、終了位置の大小関係が反対になっていることです。エラーが起こりそうなコードですが、実際に実行すると、「ello J」といったような文字列が抜き出せます。substringメソッドでは、第一引数と第二引数の大小関係が反対になっていれば、自動的に値が入れ替え処理するといった特徴があります。

また、substringメソッドでは、引数に負の値を指定することはできませんので注意しましょう。指定したとしても環境にもよりますが、0とみなされます。

substringメソッドを使用した文字列の取得

//変数に文字列の代入 var str = 'Hello JavaScript'; //結果の出力 console.log(str.length); 上記のコードを実行すると、結果は「16」と結果が返されます。 lengthを使用すると、文字列全体の文字数を確認することができます。

substringメソッドとsliceメソッドの違い

substringメソッドとよく比較されるメソッドに「sliceメソッド」があります。2つのメソッドは使い方が非常に似ていますが、マイナス値の扱いに違いがあります。 substringメソッドは、先述したとおりマイナス値は指定できず、指定した場合は(環境にもよりますが)0とみなされ、文字列が抜き出されます。しかし、sliceメソッドは、マイナス値が利用可能で、マイナス値の場合は末尾から文字列を数えます。文字列の抜き出し方法によって、メソッドの使い分けをするとよいでしょう。

まとめ

今回は、JavaScriptのsubstringメソッドについてまとめました。substringメソッドは、比較的よく使用されるメソッドです。使い方次第で様々な活用ができるメソッドなので、ぜひご自身でプログラムを組む際、参考にしてみてください。