テスター（テストエンジニア）は、AIによるテストの自動化がされ、テスト作業の需要は減少しています。ただしコミュニケーションや情報量が必要な場面もあり、その場合は技術者の力が必要なため一定の需要は存在しています。そのため、テストの技術だけでなく他の分野での技術を身に着けることが重要です。

テスター案件の相場は、案件の状況によって差はありますが約30万円～60万円程です。未経験の案件から、開発経験をある程度求められる案件など様々な案件が存在します。

・システム開発の結合テスト
・WebシステムのQA
・システムのテスト設計
・フロントエンドのテスト業務
Webシステムや組込系システム問わず、システム開発の結合テスト以降の業務に携わる案件が多いです。案件によって使用する言語・データベースが異なるため、それぞれの特徴を掴んだ上でテスト業務に取り掛かる必要があります。この業務経験より各開発技術を着実に身に着けていくことが可能なため、スキルアップを目指す方にはおすすめの案件です。

案件によっては業務がきっちり決められているため、特殊な資格が必要ではない場合が多いですが、テスターとして求められる技術は存在します。以下に紹介していきます。

基本的にはシステム開発にはウォーターフォール型やアジャイル型などの開発手法があります。どちらの手法でも工程管理は重要であり、納期を守って共同で開発を進めていきます。そのためテスターはテスト工程の見積り・設計・スケジュールの計画を立案する必要があります。どの開発工程でも必要な技術があるので、しっかり技術を身に着けておくと良いでしょう。

テスターとしてテスト業務を行う際、単にバグを見つけるだけでなく、その要因を突き止めて再発防止につなげていくことが重要です。そのため要因を特定するために、関わる案件領域の知識をしっかり習得し、仕事に取り掛かる必要があります。