開発・設計の案件がメインです。中にはPM案件もあります。
仮想通貨が採用されている業種/業界金融関連がメインとなります。取引所や新しいサービスに関する開発案件が多く、システム開発の経験を数年求めている傾向が見られます。言語はJavaが多く、PythonやKotlinと続いています。 仮想通貨が採用される理由
仮想通貨は安全なセキュリティ理論と低コストで運用できるブロックチェーン技術を利用しています。国内から国外へ格安の手数料で送金でき、個人間で金銭のやり取りができるためスピーディーです。2017年にビットコインをはじめとする仮想通貨が高騰した影響もあり、大きな注目を集めています。
仮想通貨案件の今後
日本は世界に先駆けて仮想通貨の法的位置づけを明確にした国であり、仮想通貨取引が積極的に行われています。しかし仮想通貨の国別保有量に関する公式な統計は存在していないため正確な量は不明となっていますが、ビットコインにおける日本円の取引量は2018年に再度世界1位となりました。このような背景から判断すると日本国内における仮想通貨取引量は世界的にも大きく、日本国内でも多くの人が注目していると言えるでしょう。
今まではベンチャー企業がリードしている状態ですが、大手金融機関が注目し独自コインを開発する動きにもなっています。専門家の中にはビットコインは現在の価値よりも更に大きい価値になると予想してる人もいます。このことからも需要が増える可能性があります。仮想通貨の取引が活発になれば、その分開発の案件も増えるでしょう。
仮想通貨の技術を活かす
仮想通貨関連の開発の多くは金融システム構築、もしくは新サービスの開発となります。金融系は息の長い業界でもあるので、開発経験を持つことで足がかりにすることも可能でしょう。
仮想通貨は、2018年12月に金融庁から呼称を「暗号資産」に改めることが発表されました。また、仮想通貨の使途が拡大していることもあり世界的にも呼称の変化があり、今までは「Virtual Currency（仮想通貨）」や「Cryptocurrency（暗号通貨）」と呼ばれていましたが、国際会議では「Crypto asset（暗号資産）」と表現されるようになっています。
仮想通貨（暗号資産）はインターネット上でやりとりの出来る財産的価値であり資金家際に関する法律において次のように定義されています。
・不特定の人に対して代金の支払いに使用でき、法定通貨（日本円や米国ドルなど）と相互に交換出来る
・電子的に記録され、移転することが出来る
・法定通貨または法定通貨建ての資産（プリペイドカードなど）ではない
暗号資産は銀行などの第三者を経由することなく財産的価値をやりとりすることが可能な仕組みとして高い注目を集めています。
暗号資産は国家や中央銀行によって発行された法定通貨ではありません。仮想通貨は需要と供給に基づく取引価格があるため様々な要因によって暗号資産の価値が大きく変動する傾向があるため扱いには注意が必要です。
仮想通貨を暗号資産と呼びますが、暗号資産を仮想通貨とは呼びません。それは暗号資産の方が広義の意味を含んでいるからです。
仮想通貨の種類仮想通貨の種類は現在2,000種類以上存在しています。その中から特徴的な7種類を紹介します。
・ビットコイン（BTC）
2008年に「サトシ・ナカモト」がインターネット上に公開した論文の構想を元に運用が開始された仮想通貨。ブロックチェーンを利用することでネットワークを介して価値の保存や移転を行える特長がある。また、発行上限が2,100万枚と決められており、将来的にインフレーションを起こすことがないように設計されているという特徴もある。
ビットコインは数ある仮想通貨の中で時価総額が最も大きいため仮想通貨の代表格といっても過言ではない。実際ビットコインから分裂や派生した通貨も多く、仮想通貨の基軸となっている。
ビットコインの次に時価総額が大きい仮想通貨。ビットコインがブロックチェーンを利用して電子記録を管理することを特長としていることに対してイーサリアムはユーザが独自に定義した契約を自動執行出来るスマートコントラクトを扱えることが特長。
・イーサリアムクラシック（ETC）…イーサリアムから分裂して出来た仮想通貨。・ライトコイン（LTC）…ビットコインのシステムを基盤とした仮想通貨。ストレージの効率性に優れている。
・ビットコインキャッシュ（BCH）…ビットコインのアップグレートを図り誕生した通貨。
・モナコイン（MONA）…インターネット掲示板で構想され誕生した仮想通貨。仮想通貨が抱えるスケーラビリティ問題とトランザクション展性と2つの問題を解決するSegWitと呼ばれる送金処理システムを導入した世界初めての仮想通貨。
・リスク（LSK）…アプリケーション言語にJavaScriptを使用した、スマートコントラクトを用いたアプリケーションプラットフォーム。