現在のGCPの世界シェア率は同様のクラウドサービスであるAWS・Azureと比較しても低い状況となっていますが、Google関連の他のツールとの相性が非常に良いため、Google製品を用いている企業での導入は増加傾向にあるといえます。
GCPの相場一般的なエンジニアと比較しても大差はありませんが、常駐案件で約50万円~90万円程の案件が多い印象です。案件によって変わりますが、GCP以外にインフラ関連やシステム開発技術などの深い知識と実務経験を持っているとさらに相場は高くなるといえます。
GCPの仕事内容
・動画関連のサーバーサイド構築・運用
・Webアプリケーションの開発
・クラウド環境でのインフラ構築
・GCPのインフラ環境の検証・分析など
アプリ開発からインフラ構築まで多岐に渡る分野での案件が存在します。特にインフラに関してはGCP内のツールが非常に豊富で、仮想ネットワーク・サーバーの構築などにはほぼ含まれているといえるでしょう。ただしGCPのみの案件はほぼ存在せず、あくまでも使用技術の1つとして捉えて、仕事内容によって他の技術を身に着けておく必要があります。
GCPに関連する資格を取得することで、GCPに対する確立した技術を有していると証明され、より高度な案件受諾にもつながり、年収の増加も期待できます。GCPはツールが豊富で資格の種類も多くなります。全てではありませんが、日本語で受験可能な資格について紹介します。
・Associate Cloud Engineer
・Professional Cloud Architect
・Professional Data Engineer
・Professional Collaboration Engineer
上述したようにGCPのシェア率は低いですが、常に新しいサービスが追加されているため需要がなくなることはなく、むしろ今後増加していくと予想されます。クラウドサービスの普及率は年々増加しているため、インフラにおける物理的環境をGCP環境に置き換えることができるよう技術を習得していくと今後GCPエンジニアとしての需要が増えていくでしょう。
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金額:700,000円/月 |
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GCPはGoogle Cloud Platformの略で、Google社が提供しているクラウドサービスです。クラウド上でのインフラ環境構築などのIaaS、アプリケーション開発環境を行うためのPaaSなどに関わる豊富なツールを提供しています。GCPはクラウドの特徴を備えているため、オンプレミス環境のような物理的環境を構築することなく、ネットワーク接続環境さえ整っていれば場所を選ばずに利用可能です。またGoogle社の提供のためGoogle製品との連携が容易であることも利点の1つであるといえます。GCPの使用例としては、Google検索機能やYouTubeなどが挙げられます。GCPはGoogle Cloudの一部であり、公開されてから常に利便性の高いツールの開発・提供を繰り返しています。今後はGoogle Cloud内に存在する他のツールと連携してAIやビッグデータ、機械学習などの最先端IT技術の領域で活躍できると期待されています。
GCPの歴史
2008年4月 アプリ開発用ツールであるGoogle App Engineのサービスを開始
2010年5月 GCPのストレージサービスであるGoogle Cloud Storageがサービスを開始
2013年12月 GCPで仮想マシンを構築できるGooGle Compute Engineがサービスを開始
2014年2月 MySQLなどのデータベースの支援を行うCloud SQLがサービスを開始
※紹介したものはGCP内の一部ツールとなります