QA案件について
QAエンジニアのフェーズ

QAエンジニアの平均年収は約450万円です。開発に直接携わることはないため、比較的低めの年収となっていますが、QAマネージャーなどへのステップアップにより年収アップが見込めます。

QAエンジニアの仕事内容

・テスト計画
・テスト設計
・テストの実施
・テスト結果の報告

テスト計画では、テストを実施するプロセスや目的、スケジュール、テストの完了基準などの計画を立てる一方で、品質管理を行う製品の機能の仕様確認やデータの分析なども行います。次のテスト設計では、具体的に品質保証のために必要なテスト技法や手順などを決定します。
テストの実施は、テスト設計で決定したテストを実行し動作確認を行うことで、問題点や脆弱性の有無を確認します。最後のテスト結果の報告では、テスト実施の際のシステムやソフトウェアの動作状況や問題点などの報告を行います。テスト結果で不具合を発見した場合は、不具合の数や内容を分析および報告し、再発防止策の提案などを行うこともあります。

必要な資格

QAエンジニアとして働く上で必要な資格はありませんが、QAエンジニアとして必要な知識やスキルを得ることができます。また資格を取得することで、そういった知識やスキルを保有していることが証明ができ、仕事をする上で有利に働きます。以下では、QAエンジニアの仕事で役立つ資格を4つ紹介します。

・ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)
一般財団法人日本科学技術連盟が運営する資格制度であり、ソフトウェア品質を向上するために必要な知識や技法など幅広く問われます。難易度によって初級と中級に分かれており、今後上級も新設される予定です。

・JSTQB認定テスト技術者資格
JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が運営する資格制度です。レビュー評価からソフトウェアテストに関する知識などが問われ、難易度によってFoundation Level、Advanced Level、Expert Levelに分かれており、日本ではExpert Levelを除く2段階まで受験できます。また、本資格はISTQBと連携した国際資格であるため、海外でも活かすことができます。

・IT検証技術者認定試験(IVEC)
一般社団法人IT検証産業協会が運営する資格制度です。2018年以降から実務力が問われる記述式問題に一本化されており、実務上の役割に応じて7つのレベルが用意されています。

・QC検定
日本規格協会(JSA)が運営する資格制度です。1級/準1級、2級、3級、4級の4段階が用意されており、品質管理や改善を実施する上での知識が問われます。

  • TOP
  • > QA の案件

検索キーワード:QA

検索結果:0件

該当する求人はありません


  • 1



QAとは
QAの概要

QAとは、「Quality Assurance(品質保証)」の略称で、ITサービスやソフトウェアなどの成果物の品質を保証すること、およびその職種を意味します。主な仕事内容は、テスト計画、テスト設計、テスト実施、テストの結果報告、品質改善などを行います。しかし、企業や組織によってQAという職種が明確にされていない場合があり、一般的にプログラムの動作や不具合の確認を担当するテストエンジニアがQAの業務を担当することもあります。

QAに必要な知識・スキル

QAには、完成した製品についてテストを実施できるほどのスキルや知識が要求されます。そのため、未経験からではなく、プログラマーなどを経験した後のキャリアアップとして選択される職種です。QAに関して求められる知識やスキルは以下の通りです。

・プログラミングスキル
・テスト技法の知識
・ソフトウェア開発の知識
・品質マネジメントの知識
・Excel、Word、PowerPointなどを用いたレポートおよびプレゼンスキル

また、QAではスキルや知識以外にも次のような人材であることが望ましいです。
・コミュニケーション能力が高い
・論理的な思考ができる
・細かい問題を発見し解決できる

QAの将来性

QAに関わるエンジニアの将来性は高いといえます。近年、IT人材は慢性的に不足しており、今後はさらに深刻化していくことが予想されています。これはQAに関わるエンジニアも同様であるため、需要は大きくなっていくことが予想されます。
一方で、今後もAIやIoTをはじめとする先端技術での開発が増えていきます。これらの製品に関して、適切なテストを実施し品質を保証してくれる人材の需要も大きくなります。したがって、QAエンジニアの需要は今後も続き、将来性が高い職種といえます。