Reactのフェーズ Reactのドキュメントが英語表記のものが多いこともあり、同じJavaScriptのライブラリであるJQueryの案件の方が多い印象がありますが、規模を問わずアプリ開発を行なえる柔軟性を兼ね備えているため、Reactを用いる案件の数は増加傾向にあるといえます。案件にもよりますが、3年以上の実務経験があるフロントエンドエンジニアの、一般的な週5常駐案件の相場が約50万円~60万円であるのに対し、Reactを用いた週5常駐案件の相場は約65万円~85万円前後となっています。このように比較的単価が高い案件が集中しているともいえます。

Reactを用いた仕事内容
・Webシステムの画面開発
・サービス業におけるWebフロント設計・開発
・Webアプリケーションの開発
・モバイルアプリの開発
・SPA開発
ReactはJavaScriptのライブラリであるという特性上、フロントエンド寄りの仕事に集中している印象があります。教育業界や医療関係、動画配信サービス等に関わるWebアプリケーションの開発が主な仕事内容となっています。また、Webページの表示の高速化を実現できるのでSPAとの相性も良く、その開発案件も少なくありません。さらにReactはJavaScriptと組み合わせてモバイルアプリを開発できる特性も持っていることから、その領域に携わる仕事も増加してきています。

Reactの将来性
Reactは一度習得すると、Webアプリ以外にも他分野の領域に携わることが可能です。例えばReactを基盤としたReact Nativeを用いればクロスプラットフォーム向けのアプリケーションを開発することが可能です。また最先端技術であるVRにも使用可能であり、非常に注目を集めているライブラリであるといえます。このように汎用性が高く、多種の分野に応用が効くので、今後多くの企業がReactを用いた開発に着手することになり、需要が増えていくと予想されます。