Swiftは、MacOSとiOSで動作するネイティブアプリの開発を行うためのプログラミング言語です。そのため、BtoC向けのiOSアプリの設計・開発の案件が比較的多いです。
Swiftの特徴
・Objective-Cの最大2.6倍、Python2.7の最大8.4倍の処理速度を発揮するほど高速である。
・安定性が高く、不具合が起こりにくい。
・Playgroundの使用によって、リアルタイムで記述したプログラムの動作確認ができる。
・Objective-Cと互換性があり、Objective-CとSwiftの異なる言語のコードであっても混在できる。
・可読性が高く、学習コストが低い。
・iOSアプリ、Macアプリ、Apple Watchアプリ、Apple TVアプリ、Webアプリケーションの開発ができる。
Swiftの相場は、60万から70万程度です。実務経験やその他のスキルによって、90万を超える場合もあります。
Swiftが採用される理由Objective-Cの扱いづらさを解決するために、開発された言語がSwiftです。また、Playgroundを使用することでリアルタイムでの動作確認やデバッグが可能となり、効率的な開発ができます。その一方で、日本でのiPhoneシェア率は2020年時点でも高く、アプリ開発ではiPhoneユーザーを無視できません。
以上の理由から、アプリ開発の案件には、AndroidだけでなくiOSアプリの開発も行われる場合が多く、開発効率が高い上にObjective-Cとの互換性がある、Swiftが採用されています。
Swiftは、Objective-Cと比較すると高速で可読性が高い言語です。そのため、iOSアプリ開発で使用する言語は、今後もObjective-CからSwiftに移行していくことが予想されます。また、年々Webアプリケーションやサーバーサイドの開発まで適用できる範囲が拡大しています。
その一方で、iPhoneのシェア率は依然として高く、その他のApple製品も世界的に広く普及しており、今後のxRなどの技術の発展で更なる需要が見込まれるため、Swift案件はこの先も増加していくことが予想されます。
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Swiftは、2014年にApple社が発表し、2015年にオープンソース化された、Apple製品向けのアプリを開発できるプログラミング言語です。例えば、iOS7以降もしくはOS X version10.9以降のOSを搭載しているデバイス、Apple TV、Apple Watchなどのアプリ開発に使用することができます。
特徴としては、モダンな言語であり、コードがシンプルで書きやすく可読性に優れるという点が挙げられます。その他にも、高速な処理速度や不具合が起こりにくく安定性が高い、リアルタイムのプログラムの動作確認ができるという特徴があります。
・2010年からChris Lattnerによって開発が始められる。このとき、Objective-CやPython、Rubyを含める多くの言語を参考にした。
・2014年、開発者向けイベントWWDCで発表される。
・2015年、オープンソース化される。
以下では、Swiftのバージョン3.0以降の主な変遷をXcodeと合わせて紹介します。
・2016年9月13日、Swift 3.0(Xcode 8.0)がリリース。
・2017年9月19日、Swift 4.0(Xcode 9.0)がリリース。
・2018年9月17日、Swift 4.2(Xcode 10.0)がリリース。
・2019年3月25日、Swift 5.0(Xcode 10.2)がリリース。
・2020年9月16日、Swift 5.3(Xcode 12.0)がリリース。