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世の中様々な仕事があり、様々な業界があります。本記事では日本のIT業界についてご紹介します。

IT業界とは

IT業界(情報通信産業)とは、総務省や経済産業省により、「受託ソフトウェア開発」「組み込みソフトウェア開発」「パッケージソフト開発」「情報処理サービス」「情報提供サービス」「市場調査サービス」「その他情報サービス」「インターネットサービス」などに分けられ一般的には、これらを総称してIT業界と呼んでいます。一口にIT業界といっても各細分化された業界によって働き方や必要技術は大きく異なります。
それでは、日本でのIT業界の種類について、一部をご紹介します。

受託ソフトウェア開発

受託ソフトウェア開発とは、仕事を受けてからシステムやソフトウェアを開発することを指します。 つまり、企業や組織が「このようなシステムを作ってくれませんか?」と依頼をし、それにあわせたシステムを作り上げてもらうことを指します。
受託開発はいわばシステムのオーダーメイドというわけです。

組み込みソフトウェア開発

組み込みソフトウェアとは、組み込み機器上で動作するソフトウェアになります。組み込み機器とは「特定用途向けに特化した機能を持つ装置を搭載した機器」です。デジカメや電子レンジ、コンビニなどに置いてあるコピー機などがそれにあたります。
つまり、組み込みソフトウェアとはデジカメや電子レンジなどのききの中に組み込まれそれらを制御するためのソフトウェアになります。

パッケージソフト開発

WordやExcelなど、特定の業務や業種で汎用的に利用できる既製品(パッケージングされたもの)のことを指します。顧客管理や文書・表の作成、といったように、多数の企業において汎用的に利用できる見込みのあるソフトを目論み開発されています。
企業だけでなく、私たちがよく使う年賀はがきの作成ソフトや写真・動画編集ソフトなどの個人向けのソフトも該当します。

情報処理サービス

情報処理サービスとは、あらゆる業界や企業の業務を円滑に進めるための独自のシステムを企画から運用まで一貫して請け負うサービスのことを指します。分かりやすく言うと、企業が抱える課題や悩みをITの力(システム)で解決していきます。
例としては、銀行のATM、店舗のレジ、宅急便の流通システムなど、生活に密着しているあらゆるモノが挙げられます。つまり、銀行・証券・物流・医療など様々な業界がビジネスの対象となるのです。

情報提供サービス

情報提供サービスとは、コンピュータなどを用いた顧客の計算処理の請負や、データエントリーサービスなどを行います。データベース業ともいわれ、各種のデータを収集、加工、蓄積し、情報として提供します。不動産情報,交通運輸情報,気象情報,科学技術情報などの情報を提供しています。

市場調査サービス

市場調査サービスとは、アンケートなどにより市場の動向やトレンド、自社の商品やサービスの認知度や顧客のニーズを調べます。 市場調査は結果が数値でわかるものも多く、項目ごとの比較が可能です。調査結果をもとに企業はマーケティング対策を適宜変更し、顧客に少しでも満足のいく商品を届けられるようにします。

IT業界の現状

日本のIT企業の現状は一言で言うと深刻な人手不足に陥っています。特にプログラマーやエンジニアの不足はIT企業全般にとっての死活問題となりつつあります。ここ最近日本では小学校などでプログラミングの授業が必修化されましたが、人手不足が解消されるのはまだまだ先でしょう。
そして、IT業界は数年以内に終わると言う人もいますが、学校教育にプログラミングの授業が導入され、またITの進化によってここまで世の中が便利になってきたことを考えるとこれからも世の中はITの技術によってどんどん便利になっていくでしょう。日本が誇る自動車産業の技術が年々高まっていくようにIT業界でもとんでもないスピードで技術が進歩しています。

IT業界の課題

日本のIT業界の最大の課題はやはり人手不足でしょう。現状国の調査でIT業界全体で約17万人ほどの人材が不足しています。さらに2030年には約70万人もの人手不足に陥るそうです。その原因が3K(きつい、帰れない、給料が安い)と言われています。最近では「3K」と呼ばることは少なくなったものの、未だにこのイメージは残っているようで、若い世代にも浸透しているのだと見られています。
かくいう私も前までそのようなイメージを持っていました。日々黙々とパソコンに向かいコードを打ち、机の端にはがぶ飲みした眠眠打破やエナジードリンクの空き瓶が散乱し納期前は家にも帰れず職場での寝泊り… 確かに一昔前にはあったかもしれませんが、現在はこのような労働環境の見直しが行われつつあり、エンジニア・プログラマーが働きすぎる状態から脱却を目指す企業が増えています。お給料もスキルなどにも左右されますが、一般的なサラリーマンの平均年収(440万)よりも少し高い傾向にあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。昨今自動運転やIoTなどで注目されているIT業界ですが、一口にIT業界といっても様々な業種があり、人手不足ということもあり、未経験でも挑戦しやすい環境であると思います。皆さんもご興味がありましたら是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。