【MySQL】SELECT文について
はじめに
「SELECT」はデータベースからデータを抽出する際、「検索」を行う為のクエリです。 SELECT文では指定した列名(SELECT句)、指定したテーブル(FROM句)に対して、検索結果の表示を行います。 以下は【MySQL】SELECTの基本構文とサンプルコードになります。
【MySQL】SELECTの基本構文
テーブル任意の列だけを抜き出したい場合はカラム名を指定して、テーブルから必要なデータを抽出するのがSELECTの基本です。 なお、指定の部分にアスタリスク(*)を使用すると「すべて」の意味になります。
【MySQL】SELECTのサンプルコード(アスタリスク(*)を使用した場合)
【MySQL】SELECTのサンプルコードの実行結果
id user gender savings
--------------------------------------------------------------------
A001 田中 太郎 男性 50
A002 鈴木 京子 女性 100
A003 小林 拓哉 男性 220
A004 上田 次郎 男性 3000
B001 酒井 直子 女性 700
【MySQL】SELECTのサンプルコード(特定の列を指定した場合)
【MySQL】SELECTのサンプルコードの実行結果
id user
-------------------------------------
A001 田中 太郎
A002 鈴木 京子
A003 小林 拓哉
A004 上田 次郎
B001 酒井 直子
【MySQL】SELECTで関数の利用
SELECT文は関数を利用することが可能です。
関数とはプログラミング言語で特定の処理をした出力結果を返すものです。
関数には値を入力する引数(ひきすう)、出力結果を返り値・戻り値と呼びます。
今回はレコードから平均を計算するAVG関数を使用します。
savingsカラムの各データの平均値を計算して、その結果を表示しています。AVG()が関数、salesが引数、814が戻り値です。
【MySQL】SELECTの関数を使用したサンプルコード
【MySQL】SELECTのサンプルコードの実行結果
savings
-------------------------
814
【MySQL】WHERE句を使用して条件を絞る
「WHERE句」は比較演算子を使用した条件を利用することで、条件に合致したレコードを抽出することが可能となります。 演算子とは計算(演算)に使う記号のことで、「+」、「-」などの算術演算子、「and」,「or」といった論理演算子などがあります。
【MySQL】WHERE句を使用したサンプルコード
【MySQL】WHERE句のサンプルコードの実行結果
id user gender savings
--------------------------------------------------------------------
A001 田中 太郎 男性 50
A003 小林 拓哉 男性 220
A004 上田 次郎 男性 3000
【MySQL】WHERE句でANDを使用したサンプルコード
以下は「savings」が100以上かつ、1000未満を指定して抽出結果になります。 例えば複数のカラムをまたいだ条件指定や条件を複数つなげたい場合、論理演算子が必須となります。
【MySQL】WHERE句でANDを使用したサンプルコードの実行結果
id user gender savings
--------------------------------------------------------------------
A002 鈴木 京子 女性 100
A003 小林 拓哉 男性 220
B001 酒井 直子 女性 700
【MySQL】WHERE句でORを使用したサンプルコード
以下は「savings」が500以上「または」「gender」が女性だった場合表示します。
【MySQL】WHERE句でORを使用したサンプルコードの実行結果
id user gender savings
--------------------------------------------------------------------
A002 鈴木 京子 女性 100
A004 上田 次郎 男性 3000
B001 酒井 直子 女性 700
まとめ
本記事では「SELECT」文での色々な用い方についてご紹介いたしました。 「SELECT」はSQLでとても重要なので必ず使えるようにしないといけないでしょう。