プログラミング言語ごとの特徴

現在人材不足で需要が高まっているプログラマーですが、プログラミング言語ごとにその需要は変わってきます。プログラミング言語にはそれぞれ特徴があり、組み込みにプログラミングに強かったり、Web開発に向いていたりと様々です。これからプログラミングについて学んでみたいと思っている方は言語の特徴を理解することで、自分のやりたいことが実現しやすいかどうかがわかる思います。この記事でプログラミング言語の種類と特徴について紹介しますので是非参考にしてみてください。

ただ、プログラミング言語は200種類以上あると言われており、全てのプログラミング言語について紹介するのは難しいため、この記事では一定の需要があり、人気が高い（その言語を使用した開発の案件が比較的多く出回ってる）言語について紹介していきます。

PHP

PHPはサーバサイドで動作するWebアプリケーションの開発に適している言語です。CMSサイト作成に利用される「WordPress」やTwitterのような「SNS」ブログ、お問い合わせフォーム、予約システムなどが作成できます。 人気が高く、利用人口が多いので求人も多く言語に関する情報が多く出回っているというのも特徴です。文法は比較的に簡単で学習しやすい言語です。 ただ、作成するものがほぼWeb系に限られると言うことと、ややセキュリティが弱いと言うことがデメリットとして挙げられます。

Ruby

Rubyはとにかく読みやすく書きやすい言語で教育機関で使われることもあり、初心者の最初の学習にもっとも適している言語と言われています。 また、日本発祥のプログラミング言語ということで知名度は高いです。こちらもWebサイトやWebサービスを作成するのに適していて、有名なサイトである「食べログ」もRubyが使われいています。しかし、他のRubyで作成したプログラムは、処理速度が少し遅いので、大規模なシステムの開発などでは向いておらず、中小規模のシステム開発に向いている言語です。構文もシンプルで学びやすく、様々なものが作れる、プログラミングの基本を学びやすい言語です。

Python

Pythonは、近年人気が高まってきた言語で、AI(人工知能）領域で力を発揮しているのが特徴的な言語です。データ分析や解析などに強い言語で、様々なことを自動化することが可能な言語です。AIや機械学習が得意な言語と言うことでかなり難しそうなイメージがついてしまうと思いますが、言語の文法的にはシンプルで書きやすく読みやすいので実は初心者にとっても学習していきやすい言語です。フレームワークやライブラリも充実しているので理解を深めるごとにどんどん使い勝手をよくできる言語とも言えます。

JavaScript

JavaScriptはアプリを作成できたり、Webページに動きをつけることができます。たまにWebページ閲覧時に画面内にポップアップが浮かんできたりすると思いますが、それはほとんどの場合JavaScriptによって作成されています。また、非同期通信というページを再度読み込むことなく、リアルタイムで更新できる技術も使用するのことができます。この通信を利用するとページが表示されるスピードが早まります。Webページの作成には必ず使用すると言っても過言ではない程、利用する機会が多い言語なので学習しておいて損はない言語です。

C言語 (C＋＋）

C言語は、1972年にアメリカで開発された歴史が古く、プログラミング言語の中でも非常に知名度の高いプログラミング言語です。その用途も多様で家電製品などのプログラムに組み込まれていたり、家庭用ゲーム機やアプリの開発に用いられたりと様々です。この言語の特徴はプログラムの処理が早いこと、文法、ロジックが他の言語と比べると難しく、学習難易度が高いことが挙げられます。しかしその分、コンピュータを使用して行うことの大半はC言語で実行できるといわれるほど高い汎用性を持っていて、プログラムの自由度が高いです。この言語を扱えるようになれば他の言語とはいえ、かなり学習難易度は高い言語なのでこの言語からプログラミングを学ぼうとしても理解できず、プログラミング自体に拒否反応を起こしてしまう可能性もあるので初心者にはお勧めはできません。
C++はC言語を元に派生した後発言語の一つでC言語の上位互換ともいえる言語なのでこちらもかなり学習難易度は高いです。

Java

Javaは、今現在主流となっているオブジェクト指向型のプログラミング言語の代表格です。特徴としてコンピュータのOSに依存しない汎用性の高さが挙げられます。アプリケーション開発、Androidアプリ開発、組み込み系のプログラムなどこちらも用途は多様です。また、汎用性の高さから仕事の求人数において、第一位を長い期間獲得している需要が高い言語でもあります。学習難易度はやや高めですがC言語 ほどではなくPHP、Ruby以上C言語未満といった具合です。

まとめ

この記事では人気がある言語の種類と特徴について紹介させていただきました。この記事で紹介した言語の他にも様々な言語があり、その言語から学習すればよいのか悩んでしまうかもしれません。おすすめとしては文法が比較的にシンプルなRubyやPHPで、学習のしやすさをとるならRuby、需要の高さをとるならPHPが良いでしょう。ただ、自分がやりたいことを実現できる言語を学習した方がモチベーションも保てますし、深く勉強できるます。自分の目的に見合った言語の習得を是非目指してみてください。