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  • IT初心者でも応募できる求人ってどれ

新型コロナウイルスによる影響や、様々なWebサービスの台頭などの昨今の情勢を踏まえ、IT業界を「伸びる」「安定している」と判断し、転職を検討される方も少なくないのではないでしょうか。実際に2020年8月現在のデータによるとIT関連の業界における求人倍率は4.92となっており、求人全体の1.65という数値と比較すると約3倍の倍率を誇ります。新型コロナウイルスの影響により各業界では苦しい状況が続く中でも圧倒的な求人倍率となり、完全な売り手市場が形成されているのです。
実際にとある転職サイトで『SE』のキーワードで求人を検索すると約20,000件が該当し、さらに『職種未経験歓迎』の条件を加えても約500件が該当します。『SE』全体の求人数からすると初心者の方が応募できる求人数は減少しますが、それでも十分な求人数といえます。

IT初心者向け求人はどこで探せばいいの?

前述いたしましたとおり、IT業界には初心者や未経験者でも応募できる求人は豊富に存在します。どのようなプラットフォームで求人を検索すると効率がいいのでしょうか。主なプラットフォームの特徴を以下にまとめます。

一般的な転職求人サイト

IT業界やエンジニアに限らず、最も馴染みのあるプラットフォームではないでしょうか。おそらく「エンジニア 転職」と検索すると、多くの検索エンジンで上位に表示されるサイトがこれらのサイトです。IT関連の求人に興味はあるけど、他の職種とも並行して検討したい…という方にとっては同時に比較ができるため、このような一般的なサイトでの求職がベターな選択といえるでしょう。

エンジニア向け転職求人サイト

先程の一般的な求人サイトと違い、エンジニア向けの求人に特化したプラットフォームです。エージェント型のサイトが多く、業界に精通したエージェントがしっかりと転職をサポートしてくれます。あなたの希望する仕事内容に応じて適切な求人を紹介してくれるだけではなく、転職を有利に進めるために事前に学んでおくべきスキルや知識もアドバイスしてくれることでしょう。IT初心者・未経験者の方などは特に細かな部分まで相談ができるであろうエンジニア専門の求人サイトの活用をオススメいたします。

企業の採用・求人ページ

すでに意中の企業が存在するのであれば直接企業のホームページを覗いてみるのも方法の一つです。前述した2つのサイトと違い、多くの場合で「先輩社員の声」というようなより詳しくリアルな情報が掲載されている場合も多いため、企業内の雰囲気なども把握しやすいでしょう。ただしあくまで企業側からの発信のみとなりますので企業外からの評判は把握しづらいかもしれません。すでに同じ業界で働かれている経験者の方なら噂などで雰囲気も把握できるかもしれませんが、別業界で働く初心者の方はそうはいきません。やはり初心者の方は多角的にアドバイスがもらえるエージェントの活用がベターといえます。

知人・友人に紹介してもらう

IT業界に勤務する知人・友人をお持ちの場合は一度相談してみる価値はあります。気心の知れた間柄であれば実際の職場の雰囲気も把握しやすいでしょう。その点で言えば初心者の方でも安心して転職が行える最適な方法と言えますが、選択肢としては非常に限られたものとなります。紹介を受けた企業だけに限らず、転職サイトなどを活用して多くの求人と比較するなどして後悔の無いように進めましょう。

給与はどれくらいが相場?

転職をする以上はどうしても気になるものが「給与」だと思います。特に初心者の方や未経験の場合は現在の給与からの変化も気になる点だと思います。

IT業界全体としては他業種に比較して高水準

業界全体での平均年収は446万円で、他業種に比較すると高い水準であると言えます。エンジニアに限定した場合の平均年数は560万円ほどと言われておりますが、扱う言語や開発する商品により差がありますのであくまで目安と言えるでしょう。

初心者の給与はどれくらいが相場?

初心者の方、業界未経験の方はスタートとしては300〜400万円ほどの求人が大半を占めます。やはりスキルがものをいう職種ではありますので、初心者の方は平均年収からは多少低い水準でのスタートとなるようです。とはいえ、平均年収の水準が高い業種・職種ではありますので個人の努力次第では1〜2年で大幅に給与アップが見込めます。恐らくこれはどの業種でも同じことが言えますので、多少割り切った上でしっかりとしたキャリアパスを描き、スキルアップしていくしかないと考えます。

実際に転職活動をする際の注意点

IT業界やエンジニアに限らず言えることですが、転職において「こんなはずじゃなかった」「失敗した」という体験をされた方は世の中には少なからず存在します。そうならないために、最低限以下のようなポイントに注意をしながらより良い求人を探しましょう。

初心者とはいえ、予備知識は必須!

求人内容が「初心者大歓迎!」のようなものであったとしても、最低限の予備知識は付けておくようにしましょう。そうすることで『①給与交渉がしやすくなる。②職場での第一印象が良くなる。』等といった効果が期待できます。
①については当然ながら少しでも戦力になることで入社時の給与交渉がしやすくなりますし、そもそもの採用率も上がると思います。最近ではある程度独学でスキルを習得し、転職面接の際にポートフォリオを提示する求職者も増えてきているようです。これによりスキルのアピールだけでなく学ぶ姿勢も見せることができますので、転職活動を有利に進めることができるでしょう。また、そのような姿勢は②の第一印象にも影響しますので、転職後の人間関係を円滑に進める上でも効果を発揮するといえるでしょう。

キャリアパスを考える

エンジニアの転職でよく聞かれるのが『任せられる仕事がバグチェックなどの単調なものばかり』といった内容です。初心者ということもあり、難易度の高い仕事にはなかなかありつけず、いつになってもスキルが身につかない…ということもあるようです。こういった転職後のトラブルはエンジニアに限ったことではないですが、事前に求人内容をよくチェックすること、面接で仕事内容や条件面をしっかりと聞き出すことなどで回避しましょう。
また、転職エージェントの方ともよく話し合い、実績のある企業を紹介してもらうことも方法の一つです。

まとめ

IT業界は今後の成長も期待ができる、素晴らしい業界といえます。しかしながら専門的な技術やスキルを要求される業種ですので「誰にでも」「簡単に」というわけにはいきません。とはいえ、しっかりと準備をした上で転職をすることができれば、初心者の方でも好条件での仕事に就くことができます。転職を完了させたい時期をしっかりと定め、逆算してスキルの事前習得や企業の情報収集を行い、失敗のないように進めていきましょう。もしも、ご自身でうまく計画が立てられない、必要なスキルが分からないなどお困りな場合は迷わず転職エージェントの活用をオススメいたします。