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Node.jsとは

Node.jsとは、主にWebアプリケーション開発に用いられるサーバーサイド側のJavaScript実行環境です。 JavaScriptを使用した開発では、通常JavaScriptはフロント側、Apache、nginxなどのサーバーソフトウェアを利用しWebアプリケーション開発を行うことが多いです。 しかしNode.jsでは、JavaScriptで記述したファイル一つで、サーバーとしての機能も実装することが可能です。 そのため、より効率的にスピーディーにWebサーバーを構築することができます。 これは非同期処理により実現できるものです。 また、Node.jsでは、モジュール機能により豊富な機能を比較的簡単に組み込むことができるパッケージが多数公開されております。

Node.jsのバージョン

Node.jsをインストールする前にNode.jsのバージョンによる違いを確認しましょう。

Node.jsには「推奨版」「最新版」が用意されています。 まずは推奨版ですが、これはいわゆるLTSと言われるものであり、長期のサポートが保証されているバージョンです。つまり、基本的に比較的安定して動くようになっています。 一方最新版は、推奨版とはことなり長期サポートは保証されていません。最新版は、新技術に積極的に取り組んだり、性能向上が短期間で行われています。そのため、技術の精度や性能が安定していない場合もあると言えます。 そのため、これからNode.jsを使用する方であれば、最新ではないがサポートがあり、安定した動作である推奨版をインストールし、使用されることをおすすめします。

Node.jsのインストール

では実際にNode.jsが使用できるようインストールしましょう。 バージョン管理のためにnodebrewをインストールすることもありますが、今回はNode.jsのインストールのみをお話しします。

①Node.jsのWebサイトからインストール用のファイルをダウンロードしましょう。 ②インストーラを実行し順に進め、ライセンス規約に同意のチェックボックスにチェックを入れて次へ進んでください。 ③インストール先の指定は、特に指定がなければデフォルトのままで問題はありませんので、インストールを実行します。

動作確認

コマンドプロンプトもしくはターミナルを開いて、下記のコマンドを入力しましょう。 node -v コマンド実行後、「v 12.19.0」のようなメッセージが出ると、インストールが完了しています。また、vの後に続く数字がバージョンなので、確認したい場合は上記のコマンドで出力しましょう。

Node.jsのバージョンを管理する方法

Node.jsの特徴の一つに、頻繁にバージョン変更が行われるというものがあります。 そのため、バージョンの管理を行う必要があります。 一般的に使用されるものに「NVM」というツールがあります。 NVMを使用することにより、複数バージョンの管理を行うことができ、コマンドで別バージョンに切り替えることも可能です。

コマンド

$ nvm ls-remote remoteコマンドを使用すると、バージョンの古いものから新しくリリースされているものまで、インストールが可能なバージョンであれば一覧が出力されます。 $ nvm install v”バージョン” installコマンドを使用すると、任意のバージョンでNode.jsをインストールすることができます。 $ nvm use v”バージョン” useコマンドを使用すると、指定したバージョンのNode.jsに使用できるようになります。 複数のバージョンをインストールしている場合は、指定したバージョンに切り替えて利用することが可能です。

Node.jsのデータベース操作

Node.jsではSQLを使用し、データベースを扱うことができます。 今回は、MySQLデータベースの使用方法について確認します。 一般的にNode.jsからMySQLデータベースを扱うことができるようするには、「mysql」モジュールと呼ばれるモジュールを使用します。

$ npm install mysql mysqlモジュールをインストールし、require()でNode.jsから扱えるようにします。 var mysql = require('mysql'); 上記でMySQLをNode.jsで扱えるようになります。 例をあげると、新規データベースの作成では、下記のように記述します。 client.query(‘CREATE DATABASE test‘); client.useDatabase(‘test‘); これで「test」という名前のデータベースの作成が完了です。 また、今回はデータベースの作成を行いましたが、すでに作成されているデータベースを使用し、データの抽出や削除なども可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 今回は入門編でしたが、学習を進めていただくと、よりNode.jsを便利に使いこなせるでしょう。 JavaScriptでWebアプリケーション開発したいと考えている方は、是非参考にされてみてください。