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英語を学ぶべき理由

IT系エンジニアなどIT系の仕事でキャリアアップを目指すのであれば、英語は必須スキルといえます。その理由についてご説明します。

IT企業が海外に向けて進出している

IT業界のほとんどがインターネットを介してサービスが提供しています。IT業界のトップを走る大企業であるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に代表されるように、多くのIT企業が国境を超えてグローバルに事業展開しています。日本の企業でも海外を視野に事業展開としている企業も多いです。

これらの大手企業や海外進出企業の採用では、TOEICスコアや英語でのコミュニケーションスキルを条件としているものも少なくありません。大手企業ともなればクライアントやエンジニアにも外国の方も多く、英語でのコミュニケーションが必須となっています。
英語が使えればより大きな企業で働くことができ、今後もキャリアアップしていけると言えるでしょう。

海外の方がIT技術が進んでいる

ITに関連する技術は日本よりも海外の方が進んでいます。そのため、IT関連の最新技術の情報のほとんどは最初は英語で発信されることが一般的です。最新の技術に関する情報を手に入れるためには、ネットやブログ、技術書で海外の情報を自分で得ていかなければなりません。
日本語に翻訳されるまで時間がかかるため、必然的に英語力が不可欠となります。英語が分からないと、海外のエンジニアに比べ情報が1歩も2歩も遅くなってしまうため、英語を学んでおく必要性は大きいです。

年収を上げやすい

英語のスキルがあれば、年収を上げやすいのもメリットの一つです。
ITのスキルは知識だけでなく経験値も求められるため、スキルの獲得を年収に反映させるには少なくとも3年程度はかかります。一方英語スキルは留学・スクールなどの方法であれば、仕事に求められるスキルは1年程度で身に付きます。
一般的にITエンジニアの年収環境は「英語ができるエンジニア」と「英語ができないエンジニア」で大きな年収の差が生まれます。特に外資系企業などはその差が顕著で、英語による年収格差は2倍以上あると言われています。

日本語しか使えないITエンジニアは働ける場所や範囲が限られてしまいますが、英語スキルがあれば制限がなく、収入にも結びつきやすいといえるでしょう。

実際どの程度の「英語力」があればいいの?

実際に英語力はどの程度あればエンジニアとして評価されるのでしょうか。

まだそれほど海外進出していなければ軽く読める程度

まだそれほど海外進出していない企業であれば、ITエンジニアに求められる英語力は高くありません。

ITエンジニアであれば英語のドキュメントをある程度のスピードで読めるくらいの英語力があれば十分です。専門用語や高度な英単語は調べながらでも問題ありません。海外企業であればそれに加えて英語でのメールの返信やコミュニケーション面も求められます。
ヒアリングやスピーキングといったコミュニケーションスキルは練習しないと身につかないため、スクールなどで練習の機会を作ると良いでしょう。

外資系・海外進出を狙う大手企業ならTOEIC800点以上

外資系や海外進出を狙う大手企業であれば、採用条件としてTOEICスコアを採用している企業が多いです。上場企業における英語活用実態調査によれば、国際的に活躍する社員に期待しているTOEICスコアは750点以上という結果が出ています。
海外企業で活躍しキャリアアップを目指すのであれば、TOEIC800点以上を目標に勉強していきましょう。

エンジニアが英語力を上げるには

次にエンジニアが英語力を上げるための勉強方法についてご紹介します。それぞれメリット・デメリットもご紹介するため、自分に合った方法を見つけてください。

スクールに通う

英語を勉強しようと思った時にまず候補に上がるベーシックな勉強方法が、スクールへ通うことです。CMなどで良く知られているところも多くあり、取り組みやすい勉強方法の一つです。

メリット

英会話スクールはネイティブ講師と直接会話でき、生きた英語に慣れることができる点が大きなメリットです。学習項目も個人のレベルに合わせて多様に設定されており、自分にあったペースで学習することで英語学習がスムーズに進められます。
スクールはネイティブ講師との会話を通じて学習を進める場合が多く、その場で発音などを修正しながら正しく学習できることで上達も早まるはずです。

また大手スクールであれば、全国各地に拠点があり自身の環境に合わせた場所で受講できる点もメリットでしょう。

デメリット

スクールのデメリットは受講回数の少なさと、費用が比較的高い点です。
一般的なスクールは週に1~2回程度の受講となるため、学習スピードはどうしても遅くなってしまいます。スクールがない日の自己学習ができるかどうかで、スキルが身につくまでの期間に差が生じると考えてよいでしょう。

スクールの場合はマンツーマンや少人数でのレッスンを行っているものが多く、費用がやや高いこともデメリットです。また、仕事が忙しく受講できなかったり、通うのが面倒になってしまったりすることもデメリットです。

オンラインスクール

オンラインスクールは「Skype」や「Zoom」などを利用したスクールです。上記のスクールと内容としてはさほど変わりませんが、自宅で簡単に受けられる点が大きな違いになります。

メリット

オンラインスクールの最大のメリットは、場所や時間を選ばず受講ができる点です。通信環境が整っていれば受講可能で、時間も24時間対応できるスクールもあるなど、仕事をしながら英語を学びたい方には魅力的な学習環境が用意されています。
オンラインスクールの多くの場合、マンツーマンでの受講が可能で、密度の高い学習が可能な点もメリットといえます。Skypeなどでのコミュニケーションとなるため、やや温度感などが伝わりにくい部分もありますが、会話については十分な環境と言えます。

費用面でも他の学習に比べると安価なケースが多く、気軽に始めやすいのも特徴です。

デメリット

オンラインスクールでは学習の進捗度合いが把握しづらい点がデメリットと言えます。オンラインでマンツーマンが中心のため、他の受講者との交流が少ないため、実際に活用できるレベルが身についているのか実感しにくい環境であると言えるでしょう。
またオンラインスクールは講師の質が千差万別で、場合によってはあまり印象の良くない講師に当たることもあるため注意が必要です。

アプリ

インストールするだけで気軽に英語学習が始められるアプリも、今では様々なものが用意されています。費用もスクールより抑えられ、場所も選ばないため通勤中に勉強することも可能です。

メリット

アプリでの学習は普段持ち歩いているスマートフォンやタブレットにインストールして学習するため、いつでも勉強できる点が大きなメリットです。通勤時間や休み時間など、隙間時間を活用し英語に触れる時間を増やせることは大きな強みです。
またアプリでの英語学習は学習の進捗が自分で確認できたり、ゲーム形式になっていたりと学習意欲をあげる工夫もあり、楽しく継続しやすいこともメリットです。

アプリの利用は無料のものも多く、有料でも月額で数百円程度のものが多いためそれほど費用がかかりません。
そのため始めやすいという特徴があります。

デメリット

アプリでの学習は気軽に始められる反面、自主学習に近い形式のため学習スピードが遅くなってしまう点がデメリットです。英語学習は発音や自分で文章を記述するなど、アウトプットが学習のカギとなります。アプリでの学習はどうしてもインプットが中心になりがちで、特に発音の機会が少なく、マスターするまでに時間がかかる傾向にあります。

またインプット中心の学習方法が故に、自分が誤って覚えたり、間違いに気付かず結果として学習が遅れてしまう可能性もあるため注意してください。

留学

留学は英語を日常的に使わざるを得ない環境に身を置くことで英語を学習する方法です。留学の方法は海外大学への留学、語学習得のための短期留学など様々ですが、実際に英語を使うことが最大の学習方法である点でもっとも効果が高い勉強方法と言えるでしょう。

メリット

留学の最大のメリットは、なんといっても英語しかない環境で24時間英語に触れながら学習していける点です。常に生きた英語に触れることで学習効果を高められます。密度の濃い時間を過ごせるため、短期間で大きな効果が見込めます。

また留学によって海外の文化や現地の人間関係の構築も進められるため、英語力以外にも多くの副産物を得られる点も大きな魅力と言えるでしょう。

デメリット

留学は短期とはいえ1ヶ月以上の長い期間が必要なため、すでに働いている人は時間の確保が難しい点がデメリットです。英語学習だけでなく海外での生活をしていくことになるため、費用的な負担もかなり大きくなります。
また海外での生活は文化や生活環境の違いに慣れることも必要となり、トラブルが起こることも考えられるため注意が必要です。

ITスキルと共に英語力も上げていこう!

ITエンジニアとしてキャリアアップを図り年収を上げていこうと思えば、英語力の習得は切っても切れない状況になります。ITスキルは習得に時間がかかり年収やキャリアに活かすにはどうしても時間がかかりますが、英語力は1年もすればある程度のスキルを身につけられ、キャリアや年収に反映されます。
ますますグローバル化が進むITビジネスでキャリアアップするために、英語力の向上に取り組んでみてはいかがでしょうか。