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  • 名古屋でSEとして転職する実情

はじめに

この記事は名古屋でSE(システムエンジニア)としての転職ついて実情を解説します。名古屋市が存在する愛知県は製造業が盛んな地域です。また、売り手市場と言われるエンジニア職が名古屋ではどのような特徴があるのか、実際に名古屋で転職活動をしている筆者が実体験から得たことをや感じたことをお伝えします。この記事は名古屋という土地でSEとして転職したいと思っている方に有益な内容となっています。

SE(システムエンジニア)とは

SE(システムエンジニア)とは、クライアントの要望に沿ったシステム開発を行うエンジニアのことを指します。システム開発を行うには、大きく2つのパートが存在します。それは、「上流工程」と「下流工程」です。上流工程とは、主に以下の3つの要素で構成されています。「システム化するための企画」、「要件定義」、「設計」です。システムの概要を決定していくことが主な役割です。

次に「下流工程」は主に以下の2つの要素で構成されています。「コーディング(プログラミング)」、「テスト」です。システムを実際に形にして作っていくことが主な役割です。

また、SE(システムエンジニア)になるためには、下流工程を経験した後に、上流工程を経験してSE(システムエンジニア)になるのが一般的な方法です。

SE(システムエンジニア)の種類について

SE(システムエンジニア)には、大きく2種類に分類されます。「社内向けSE」と「社外(顧客)向けSE」です。

社内向けSEとは、文字通り社内で使用するシステム開発を行うことです。それに対し、社外(顧客)向けSEとは、顧客向けにシステム開発行います。両者の明確な仕事の違いは、顧客の対象となる人物が文字通り顧客なのか、または社内ユーザーなのかの違いです。

また、両者では、案件の数も異なる可能性があります。社内向けSEの場合は、企業によってシステム開発の案件が常にはない場合があります。その場合は、仕事内容として社内ヘルプデスク業務等の他の仕事を業務として行う必要がああります。一方で、社外(顧客)向けSEは、例えば営業部門がシステム開発の案件を獲得できれば、常にシステム開発の案件の仕事に携わることができます。システム開発の案件を経験してスキルアップをしたい人は、この社内向けSEと社外(顧客)向けSEの特徴の違いは要注意です。ただし、一般的には、社内向けSEの方が「人間関係」や「納期」等のプレッシャーやストレスが社外(顧客)向けSEと比べて少ない様です。よって、のびのびと少ないプレッシャーやストレス環境下で仕事をしたい人は、社内向けSEが向いていると言えます。

職種という面におけるSE(システムエンジニア)の種類について

SE(システムエンジニア)はどんなシステムを開発するのか、その対象によってもいくつかに分類されます。「アプリケーションエンジニア」、「インフラ(ネットワークの構築 )エンジニア」、「組込みエンジニア」、「データベースエンジニア」、「セキュリティエンジニア」などがあります。

名古屋の企業の特徴

名古屋市が存在する愛知県は、製造業が活発であることが大きな特徴です。世界的に有名な某自動車メーカーの本社が存在する場所として有名なのはご存知の通りだと思います。よって、名古屋市は製造業やその某自動車メーカーの関連企業が多いのが特徴です。

名古屋市は地方都市ですが、名古屋市は公共交通機関も発達しております。JR、地下鉄、私鉄、バスなどがあり、通勤に困る場面が少ないのが特徴です。また、企業は、名古屋市でも名古屋駅、伏見駅、栄駅、丸の内駅等の中心部に位置していることが多いです。

名古屋におけるSE(システムエンジニア)の求人について

名古屋市でSEの求人数については、中村区、西区、中区と言った名古屋市の中心部に多いのが特徴です。駅で言いますと名古屋駅、伏見駅、栄駅、丸の内駅に企業が多い傾向にあります。

業種は製造業、アウトソーシング業が名古屋市には多いのが特徴です。「社外(顧客)向けSE」の場合は、機密情報の関係で自社内に案件を持ち込んで仕事ができず、顧客先に常駐して仕事を行うスタイルが多いのが特徴です。

製造業が盛んなことから、SE(システムエンジニア)の職種は、「アプリケーションエンジニア」、「インフラ(ネットワークの構築 )エンジニア」、「組込みエンジニア」が多いのが特徴です。

コロナ禍における名古屋の転職状況

現在は、コロナ禍の影響で求人が少ないのではと予想する人もいると思います。確かに通常より求人数は少ないですが、SE(システムエンジニア)職の求人はそれなりに存在しております。エンジニアが不足しており、エンジニア職は売り手市場であると言えます。

名古屋における転職の注意点

名古屋市がある愛知県は、名古屋市以外にも多くの企業が存在しています。豊田市、刈谷市、瀬戸市等場所は様々です。しかし、求人の多くは自動車関連の仕事が多いのが特徴です。なぜなら、名古屋市がある愛知県は有名な自動車メーカーが存在しているためです。関連企業が名古屋市や愛知県内に数多くあります。

このような特徴から、名古屋市に存在する企業の多くがその有名な某自動車メーカーの関連企業と取引をしています。よって名古屋市内の企業に就職したとしても、実際の勤務先は名古屋市外のクライアント先に常駐するというパターンが多く、その点に注意する必要があります。

また、仕事内容という点において、SE職で入社したにも関わらず、実際は下流工程をする場合は多いということもありますので、特に派遣で常駐して働く際には注意が必要です。

更にはプロジェクト毎に勤務先が変更になるパターンもありますので、この点も要注意です。名古屋市以外の都市は車でないと通勤が困難な会社も多く存在しています。応募する企業がどのような企業とどのような場所で業務をしているか、これらの点も確認した方が良いです。

Web面接の注意点

現在は、コロナウィルス感染拡大防止のためにWeb面接を採用している企業が大半です。

Web面接時に、スムーズに面接を行うためには、以下の3点が問題なく機能していることがとても大切です。「インターネット環境」、「パソコンの状態」、「カメラとマイクの状態」です。特にSEというエンジニア職を希望している限り、これらの点はトラブルがないように、事前に確認をして問題がある場合は対策をしておきましょう。

名古屋でフリーランスエンジニアをするという選択

SE(システムエンジニア)の場合は、フリーランスエンジニアという働き方もお勧めです。フリーランスという働き方は契約により、自身にとって理想な働き方を実現できます。

フリーランスエンジニアは在宅型のみではなく、企業先に常駐して働くことも可能です。契約内容と自身の希望により、勤務時間や出勤日数も調整可能です。

終身雇用制度が崩壊しつつある現在、1つ会社に依存して収入源を確保するより、フリーランスという働き方で複数の収入源を確保してくことが今後は大切です。

まとめ

名古屋市でSE(システムエンジニア)として転職する実情について解説してきました。現在の不安定な世の中において、市場価値に合うようなスキルアップが望めない会社で仕事をし続けることは危険であると言えます。近年、いくつかの大企業が人員整理をしており、また、国も副業を推奨しています。今後の自分自身のためにも、自身のキャリアの棚卸しと転職の情報収集をして、自身の市場価値を確認することをお勧めします。 実際に転職するかどうかは、転職活動を通じて得たこと、自身の経歴の棚卸し、自身の市場価値を基に判断するのがお勧めです。また、同時にフリーランスエンジニアとしての生き方も検討してみてください。情報収集のための活動ならばリスクは0です。

正しく情報収集した後に、転職後のSE、またはフリーランスエンジニアとして豊かな人生が送れるようになることを願っています。