支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡

  • TOP
  •   
  • コラム
  •   
  • 海外のIT企業に転職するメリット・デ

「エンジニアだけど海外で働いてみたい。でも自分に向いているか不安。求人の探し方も分からない」本記事はこのような悩みを抱えている方が対象となります。海外のIT企業に転職したいと考えているエンジニアは多くいるかと思います。しかしながら、海外移住というのは大きな決断であるため、なかなか勇気が出ないというのが普通でしょう。そこで本記事ではエンジニアが海外のIT企業に転職するメリット・デメリットを解説します。本記事を読むことで自分が海外転職に向いているか知ることができ、海外移住するための第一歩を踏み出すことができるはずです。くわえて、海外のIT企業の求人を探す方法や、海外転職するにあたってやっておきたいことにも併せて触れていきます。海外転職すべきか迷っているエンジニアの方はぜひ最後までお読み頂ければと思います。

エンジニアの海外転職が注目されている理由

エンジニアの海外転職は最近注目されています。その理由として以下が挙げられます。

  • 日本だと実力があっても給料に反映されにくいから
  • 日本の将来に期待が持てないから

日本だと実力があっても給料に反映されにくいから

日本の場合、実力あるエンジニアでも実力相応に給料をもらえていないケースがあります。エンジニアの平均年収は日本よりもアメリカの方が上になっています。また、日本は年功序列の給料形態となっている場合が多く、入社して2、3年目ぐらいまでは実力に関わらず給料がほぼ等しくなっています。このような理由で、日本では実力あるエンジニアも給料をもらっていないケースがあるのです。もちろん日本では、長く勤めていれば給料アップが期待できたり、余程のことがない限り解雇されなかったりといった良い点もあります。ただ、実力主義を好むエンジニアの方は日本の給料形態を良いと思っていないこともあります。

日本の将来に期待が持てないから

日本の将来に期待が持てない、という理由で海外移住に憧れを抱く人も増えてきています。日本はバブルが崩壊してから30年が経っているにもかかわらず経済が低迷し、労働生産性も他の先進国の後を追っています。くわえて日本では少子高齢化も進んでおり、今後更に景気が悪化する可能性が高いと見ている人は多いです。こういった日本の状況を見て、海外に転職した方が良いと判断する人は増えてきています。

海外のIT企業に転職するメリット

海外のIT企業に転職するメリットを紹介します。メリットは次の4つです。

  • プログラミングスキルは海外でも活かせる
  • グローバル人材として成長できる
  • 年収がアップする可能性がある
  • 視野を広げることができる

これらのメリットの中にピンとくるものがあれば、海外転職に向いているのかもしれません。

プログラミングスキルは海外でも活かせる

プログラミング言語は世界共通であるため、日本のIT企業で身につけたスキルは海外でそのまま活かすことができます。新しく技術を学び直せなくて良いというのはエンジニアのメリットでもあります。もちろん逆に、海外で身につけた技術を再び日本に帰ってきたときに活かすこともできるでしょう。

グローバル人材として成長できる

海外での勤務経験を積むことで、グローバル人材として成長することができます。外国語を話せるだけでなく、海外文化に触れ日本の常識にとらわれない発想を持った人材は、多くのIT企業で重宝されます。グローバル人材として成長したいという理由で、海外転職する方も多くいます。

日本より労働環境が良い可能性が高い

国にもよりますが、ヨーロッパやアメリカの労働環境は日本よりも良い場合も多いです。日本では長時間労働が問題となっている会社も多いですが、ヨーロッパの場合残業はほとんどありません。仕事の開始時間と終了時間がしっかり決まっているのです。くわえて、海外のIT企業の方が有給が取りやすいケースも多いです。日本では有給は連続で取っても1週間程度であることが多いですが、海外の場合1ヶ月近くの有給を取る人もいます。長期休暇を取れば旅行に行くことも、日本に帰国することも可能です。

年収がアップする可能性がある

海外で働くことで年収がアップする可能性もあります。海外で働く場合、就労ビザを取得する必要があります。就労ビザを取得するとき発行条件として給料が決められるのですが、イギリスの場合年収の最低金額が約360万円となっています。また、エンジニアの平均年収も海外の方が上であることが多いです。特にアメリカにはGAFAを始め力を持ったIT企業が多く集まっていることもあり、エンジニアの市場価値が高い傾向にあります。

視野を広げることができる

海外で生活することによって視野を広げられるというメリットも忘れてはいけません。海外の文化や常識はビジネスの場においても日本とは全く異なることが多いです。たとえば、海外企業は日本よりも意思決定速度が早いと言われており、スピーディーに事業が展開されている傾向があります。こういった会社で働くことによって視野を広げることができ、日本に帰国してからも「特別な経験を得た人材」として活躍することができるでしょう

海外のIT企業に転職するデメリット

海外のIT企業に転職するデメリットを解説します。

  • 実力がないと厳しい
  • 語学力を必要とする
  • 文化の違いに苦しむ場合がある
  • 就労ビザの取得が難しい
  • 実家に帰省がしにくくなる

海外転職は良い面だけではなく、辛いことも数多くあります。デメリットもしっかり把握した上で海外の求人を探しましょう。

実力がないと厳しい

特にアメリカのエンジニアは実力主義となっており、会社にとって戦力にならないと判断された場合、容赦なく解雇されることが多いです。実力がないと海外ではエンジニアとしてやっていけないことは肝に銘じておきましょう。

語学力を必要とする

海外で働く場合必ず語学力が必要になります。文法を覚えているだけでなく、しっかり喋れるようになるには相応の勉強時間を必要とします。ビジネスの場でも不自由がない程度のコミュニケーションが取れないと厳しいでしょう。

文化の違いに苦しむ場合がある

海外と日本の文化の違いに苦しむ人も多くいます。家でも靴を履く、クレジットカードしか使えないお店が多い、など様々な文化の違いがありますが、ビジネスの場においても違いはたくさんあるのです。たとえば、海外ではミーティングの場でも自分の意見をはっきり主張することが多いです。そのため、ミーティングで上手くコミュニケーションが取れない日本人の方も多く、結果社内での評価が下がってしまうこともあります。このように、海外と日本とではビジネスの場においても文化の違いがあり、日本での常識が通用しないこともあります。

就労ビザの取得が難しい

海外で働く場合就労ピザが必要ですが、就労ピザは必ず取れるとは限りません。ヨーロッパでは就労ピザの申請が多いため枠が埋まってしまうことがあります。/p>

実家に帰省がしにくくなる

海外移住すると当然実家に帰省するのは難しくなります。飛行機代がかかる上に、毎回有給を取らないといけなくなります。帰省しなくても問題ないという方もいるかもしれませんが、実際に海外移住してみると日本が恋しくなって帰省したくなる人も多いです。

海外のIT企業に転職するためにやっておきたいこと

海外転職するのは決して容易なことではないため、事前に入念な準備しておく必要があります。ここからは海外のIT企業に転職するためにやっておきたいことを解説します。

  • エンジニアとしてのスキルを高める
  • 語学力を高める
  • その土地を実際に訪れる
これら3つは最低限やっておきたいです。

エンジニアとしてのスキルを高める

海外のIT企業は実力主義であるのに加え、海外転職する場合それなりに企業から期待されて雇われることになります。そのためエンジニアとしてのスキルをできる限り高めておくことが肝心です。現在IT企業で働いている人は積極的に新しい仕事にチャレンジすると共に、帰宅してからも勉強を行うことが重要です。なお海外転職においてはそこまで資格が重要視されることはありません。資格よりも、これまでどんな仕事をこなしてきたか、エンジニアとしての実績が重要視される傾向があります。

語学力を高める

海外移住する場合は、コミュニケーションが取れるレベルまで語学力を高める必要があります。目安としてはTOEIC600点以上が基準となります。語学力を高めることで海外移住するための自信も培われるでしょう。語学力を高めることで応募できる求人の幅が高まります。

その土地を実際に訪れる

移住予定である土地を何度も訪れてみることも重要です。その土地の文化や空気感を実際に体験することによって、海外移住がより現実的なものとなります。また、ただ単に観光するだけに留まらず、エンジニア関連のイベントに参加するなど、現地の人とのコネクションを得ておくと良いでしょう。

海外のIT企業の求人を探す方法

海外のIT企業の求人を探す場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。海外の求人を取り扱っているエージェントも数多くあります。希望する国および職種をエージェントの担当者に伝えれば、自分に合った求人を探してくれます。海外の求人は自分で探すのは骨が折れるため、エージェントを利用することが得策と言えるでしょう。また、転職エージェントをおすすめするのにはもう1つ理由があります。それは「自分が本当に海外転職に向いているか判断してもらえる」という点です。自分では海外転職に向いていると思っても客観的に見たらそうでないことも多いです。その人のスキルや考え方次第では海外での就職に向いていない可能性もあります。転職エージェントでは、どんな仕事に向いているのか客観的に判断してもらえます。海外移住というのは重大な決断ですので、転職のプロに相談すると良いでしょう。

まとめ

本記事では海外のIT企業に転職するメリット・デメリットを解説しました。海外転職とはどのようなものであるのかお分かり頂けたかと思います。海外転職に興味があるエンジニアの方はIT系の転職エージェントがおすすめです。転職エージェントに相談すれば、本当に自分が海外転職に向いているのか客観的に判断してくれます。本記事が、海外転職をしたいエンジニアの方にとって有意義なものとなれれば幸いです。