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「未経験でも名古屋にあるIT企業の求人に応募しようか悩んでいる」という方もいるでしょう。そこで本記事では、未経験でIT求人に応募するとき注意すべき3つのポイントと、名古屋にこだわらず東京でIT系の求人に応募すべきかどうかについて解説します。

経済的・家庭的な事情から、「興味のあったIT企業に転職したいけれど、名古屋周辺の企業へ転職したい」と悩んでいる人も決して少なくないと思います。興味のあった業界で働きたいけれど、本当に転職できるのか思い悩んでしまうこの気持ち、もどかしいですよね。

本記事ではそのような疑問に答えるべく、未経験IT転職のコツについてご紹介します。転職成功率を少しでも上げるため、ぜひご一読ください。

名古屋の未経験IT求人は未経験でも採用される?

未経験分野への転職活動を考える場合、「そもそも未経験でも採用されるものなのか」と疑問に思う人もいるでしょう。結論ですが、未経験でもIT企業へ転職することは可能です。

ただし未経験の場合、経験者よりも採用のハードルが上がることは事実です。そのため、未経験者は下記のポイントに気をつけて転職活動を進める必要があります。

注意すべき3つのポイント

  • コミュニケーション能力をアピールする
  • プログラミングを勉強する
  • 業界知識をアピールする

これらのポイントに注意して転職活動を行えば、たとえ業界未経験で勤務地を名古屋周辺にこだわっても、IT企業に転職できる可能性が高くなります。

具体的にどういうことなのか、以下で解説します。

【大前提】完全に未経験だと厳しい

まず最初に、そもそもなぜ「3つのポイント」に注意すべきなのか解説します。

「未経験OK」を謳っているIT企業でも、転職者に対して「新卒ではない転職者のあなたを雇うメリット」を求めているもの。そのため、「未経験でもやる気はあります!」という気持ちだけでは、残念ながら転職活動が難航する可能性が高いです。

20代前半など若い時期なら何とかなる可能性もありますが、歳を重ねるごとに企業は求職者に対して「過去の経験」や「即戦力となる能力」を求めるようになります。

よって、たとえ未経験OKのIT求人でも、採用するメリットを企業に伝えないと、採用を勝ち取ることは難しいでしょう。それでは具体的にどのようなポイントに注意すべきか、以下でご紹介します。

【ポイント1】接客・営業経験をアピールする

未経験からIT業界への転職を狙う場合、営業職としてIT企業に転職するという方法があります。

法人営業の経験者はもちろん、個人向け営業や接客業の経験がある人はある程度のビジネスマナーやコミュニケーション能力を備えていると評価されやすいです。

営業・接客の経験者以外でも、同じ部署のメンバーと協力して仕事で成果を上げた経験など、コミュニケーション能力の高さをアピールできるエピソードがあれば、未経験でも転職できる可能性はあります。

よって「プログラミングの実務経験は無いけれど、コミュニケーション能力には自信がある」「コミュニケーション能力の高さをアピールできるエピソードがある」という人は、IT企業の営業職として転職を考えてみてはいかがでしょうか。

また、コミュニケーション能力に加えて「プログラミングを勉強している」というのもアピール材料になります。

【ポイント2】プログラミングを勉強する

自発的にプログラミングを学んでいることは、転職面接時のアピール材料になります。

最近ではプログラミングスクールも充実してますし、Web上で手軽にプログラミングを学ぶサービスもあります。このようなサービスを活用して、転職面接時にアピールするため、プログラミングを学んでみてはいかがでしょうか。

ただしスクールやWebサービスで学ぶプログラミングと実際の実務は異なるもの。「プログラミングを学んでいる」というのはアピール材料の一つにはなりますが、内定の決定打にはなりにくいです。

プログラミングを学んでいる点はアピールしつつも、「コミュニケーション能力がある」「御社の取引先の業界知識がある」ことをアピールしましょう。

【ポイント3】業界知識をアピールする

「IT業界の経験が無いのに、業界知識をアピールできない」と思う人もいるでしょう。しかし企業向けのシステムを開発するIT企業では、IT業界の知識に加えて「お客様の業界知識」が必要です。

たとえば名古屋周辺のIT企業に転職する場合、転職先の企業は自動車業界を中心に製造業のクライアントが多いだろうと予測できます。もしあなたがメーカーの営業経験がある場合、コミュニケーション能力に加えて製造業の知識をアピールすると、メーカーを取引先に抱えているIT企業から評価されやすくなります。

あなたが面接官だったら、「IT業界の知識も、クライアントの業界も無い応募者」と「IT業界の知識は無いが、クライアントの業界で働いた経験がある」人だったら、後者の人を採用したいですよね。志望企業の分析を行うときは取引先をチェックして、取引先の企業が属する業界で働いた経験がある場合は積極的にアピールしましょう。

ここまで読んで、「未経験の自分でもIT業界に転職できそう」とイメージが持てた方もいるでしょう。一方で「より転職成功率を上げるため、無理してでも東京に出た方が良いのかな?」と悩んでいる人もいるかと思います。

そこで以下では、転職するために上京すべきかどうかについて解説します。上京を迷っている方は、ぜひご一読ください。

名古屋で未経験IT求人への応募は厳しい?東京に行くべき?

「できれば名古屋のIT企業に転職したいけれど、未経験だから採用されるか不安。上京も視野に入れるべきだろうか」と悩んでいる人もいるでしょう。

様々な事情から名古屋周辺で働きたいと思っている人もいるはず。でも希望のIT業界に転職できないのも嫌なもので、どうしようか悩ましいですよね。

そこで以下では、東京と名古屋、どちらで転職活動すべきか、それぞれのメリットについてご紹介します。

東京の方が求人数は多い

結論を述べると、未経験でIT業界に転職するなら名古屋よりも東京の方が、転職成功率は高いです。なぜなら、東京は未経験OKの求人数が多いから。

リクナビネクストで「東京都【23区】」の「Tエンジニア(システム開発・SE・インフラ)」求人を、「職種未経験OK」「業種未経験OK」で検索した場合、110件の求人がヒットしました。(※2020年11月現在)一方で勤務地を「名古屋」に変更して、勤務地以外の情報は同じまま検索すると、求人数が34件まで落ち込みました。

つまり、名古屋よりも東京のほうが応募できる求人数が多いため、未経験者でも転職するチャンスが大きくなります。

しかし一方で、見方を変えると「未経験OKのIT求人が、名古屋でも34件ある」といえます。

名古屋でも未経験OKの求人はある

一般的に転職市場では、企業は経験者を採用するもの。「一から育てるのは新卒のみ。中途採用は即戦力が基本」と考えている企業は多いです。その中で、34件のIT求人が「未経験でも転職希望者を採用したい」と考えているのは、実はすごいことだと思いませんか。

2020年9月時点で、東京の人口は約1,400万人。一方で2020年11月時点での名古屋市の人口は233万人です。約6倍の人口差があるのに対して、未経験OKの求人数は東京と名古屋で約3倍しかありません。

また東京の求人は、近隣の県からはもちろん遠方の県からも(名古屋と比較すれば)応募者が多いもの。このことを考慮すれば、名古屋で34件の未経験OKのIT求人があるのは、「競争率が低く、未経験でも採用される可能性が高い」といえるでしょう。

さらに求人サイトの「求める人材」をチェックすると、名古屋の未経験OK求人でも、研修をしっかり行うことを謳っている求人が多いです。つまり、未経験でも名古屋でIT企業に転職し、キャリアを築く機会は十分にあります。

東京の方が求人数が多いという事実はありますが、だからといって名古屋での未経験IT転職を諦める必要は、まったくありません。

まとめ:名古屋でも未経験IT求人に応募しよう

本記事のまとめ

  • 未経験でもIT業界へ転職できる
  • 「営業・接客経験」「業界知識」「プログラミングの勉強」をアピールするべき
  • 東京の方が求人数は多いが、名古屋でも未経験OK求人は多い

「未経験でIT業界への転職は無理だろう」「IT業界に転職するなら、上京する必要がある」

未経験の状態でIT業界へ転職したいと考えたとき、このように考えていた人も多いでしょう。しかし本記事を通して、未経験のIT転職は決して不可能では無いことが分かりました。また名古屋でも、未経験OKのIT求数は、決して少なくないことも判明しました。

ただし、IT業界経験者の方が同業界での転職は有利であるという事実は変わりません。「それでもIT業界へ転職したい」という方は、さっそく今までのキャリアを棚卸ししたり、プログラミングの勉強を始めてみたりしませんか。