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Amazon DynamoDBについて

ここでは、Amazon DynamoDBについて詳しく解説させていただきます。 テクノロジーの発展と共に、企業やサービスで取り扱うデータの量は膨大になり増加を続ける一方です。 特に近年ではコロナの影響もありデータ配信、オンラインシステム、メディア配信、ECサイトなど 様々な業種においてその影響は非常に大きいと言えるでしょう。 代表例を一つ紹介させていただくと我々がビジネスや日常で頻繁に利用する機会が増加したミーティングツールの「Zoom」です。 2020年のコロナの影響で「Zoom」を運営する米新興企業ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは 売上高2.7倍、利用者30倍というように急激に需要を伸ばしたのは記憶に新しいところですが、 この前例を見ない需要に対応したのはバックエンドによるAmazon DynamoDB for Zoom Meetingsのテクノロジーでした。 AWSのデータベースサービス部門バイスプレジデントのラジュ・グラバニ氏はインタビューの中で、「Amazon DynamoDBはビッグデータのために設計された技術」 と語っており、まさにビッグデータ時代に突入した現在において大量のデータを処理するための最適なデータベースの一つと言えるでしょう。 Amazon DynamoDBはNoSQLのフルマネージド・キーバリュー型のデータベースであり、高パフォーマンスと処理速度であることが特徴で数ペタバイトのデータや秒あたり数千万の読み込み・書き込みリクエストを支援することが可能です。 NoSQLであることもあり、サーバーレスで拡張性に優れ処理能力の高い Amazon DynamoDBは業界でも大きな注目を浴びているデータベースの一つです。 ここではAmazon DynamoDBについて詳しく解説させていただきますので、是非参考にしていただけましたら幸いです。

Amazon DynamoDBの歴史

Amazon DynamoDBの歴史について説明させていただきます。 Amazon Web Services(AWS)は2012年にAmazon DynamoDBを東京リージョン(データセンター群)において利用できるようになったと発表しました。 それに先駆けて同年米国東海岸リージョンにおいてはすでに提供をスタートしておりました。 Amazon Web Services(AWS)はすでにNoSQLデータベースのマネージドサービスとして「Amazon SimpleDB」をリリースしておりましたが、容量あたりのコストとの違いにより使い分けることを推奨しております。 Amazon DynamoDBはそもそも2004年にAmazon社内の要望を受けて開発がスタートしており、ショッピングシーズンを迎えた 同社のトラフィックを支えるために従来のリレーショナルデータベースではスケーラビリティーが不足するという課題を解決するためにAmazon.comの最高技術責任者兼副社長ワーナー・ヴォゲルス氏が中心となり開発が行われました。 その後2005年にAmazon社内で使われ始め、開発者やインフラエンジニアから高い評価を獲得しました。 ただし運用や管理コストの面を考慮し、準備期間を経てサービスとしてリリースすることになったという経緯を持ちます。 Amazon DynamoDBはAmazon Web Services(AWS)の歴史の中でも最も成長の早いサービスと言われており、リリース直後から多くの大手企業への導入実績を誇っております。 2021年の現在、データベースのシェアにおいての Amazon DynamoDBのランキングは15位~20位程度を前後しておりますが、将来性と注目が非常に高いことは間違いありません。 以上が簡単ではありますが、Amazon DynamoDBの歴史の説明とさせていただきます。

Amazon DynamoDBの特徴

Amazon DynamoDBの特徴について説明させていただきます。 ポイントを3つに絞り紹介させていただきますので、参考にしていただけましたら幸いです。

パフォーマンス

Amazon DynamoDBの特徴の一点目がパフォーマンスとなります。 一貫性のある高速パフォーマンスを維持しながらも高い可用性とデータ堅牢性を 実現し、多くのユーザーからパフォーマンスの高さを評価されております。 Amazon DynamoDB用インメモリキャッシュ「DynamoDB Accelerator(DAX)」という技術を 利用することで高いパフォーマンスを実現しております。

拡張性

Amazon DynamoDBの特徴の二点目が拡張性となります。 NoSQLの特徴の一つである拡張性は Amazon DynamoDBの最大の特徴と言っていいでしょう。 特にAmazon DynamoDBの歴史で説明させていただいたように、同サービスはAmazon社内で スケーラビリティを要求され開発が始まったという経緯があり、拡張性については最も重要視されている点と言ってもいいでしょう。

高可用性

Amazon DynamoDBの特徴の三点目が高可用性となります。 グローバルテーブルを利用することにより、複数の地域にデータベースを構築し自動的にデータをレプリケートします。 可用性については開発当初のAmazon社内においても重要な要望として挙げられていたポイントとなります。 リレーショナルデータベースでなくNoSQLが選択されたという判断も高可用性を実現することと大きく影響があるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか? Amazon DynamoDBについて詳しく解説させていただきましたので、参考にしていただけましたら幸いです。