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Unityとは?

Unityとは、ユニティ・テクノロジーズが提供しているゲーム開発のためのエンジンで、ゲーム開発においてもっとも使われているものになります。ちなみにゲームエンジンとは、ゲーム開発を容易にするために用いるツールのことになります。以前は、プログラマーが独自で開発していましたが、評価が高いもの、よく使われるものに関してはレンタル等も行われるようになりました。多くの企業がライセンス契約を行って利用をしています。ゲームエンジンには機能は制限されますが無料で使用できるものもあり、Unityもそのゲームエンジンの1つです。

Unityの特徴としては、あらゆるプラットフォーム(Android・iOS・Windows・Mac・PS4等のゲーム機・VR等)にて作成したゲームをプレイすることができることです。また、GUIも用意されているので、デバック操作も簡単になります。Unityは「簡潔に、効率よく、質の高いゲームを作成する」ゲームエンジンの一つであるといえます。

用いられる言語とは?

Unityで用いられる言語は、以前であれば「JavaScript」、「Boo」、「C#」の中から選ぶことができたのですが、最近は「C#」一択になっています。というのも、現在のUnity内でC#以外の言語選択ができなくなっています。また、Unityでのゲーム開発において、簡単なゲームを作成するのであれば言語なしでも作成可能ですが、質を上げたり、複雑な挙動を追加したいということがあると思うので、「C#」言語の事前学習をしておいた方が良いと思います。

C#について

C#は、マイクロソフトが開発したプログラミング言語で、C++やJavaに用いられている「オブジェクト指向」を使用できます。文法自体はJavaに似ており、少しでもJavaを扱った経験がある人ならばC#も扱いやすくなるのが特徴です。ゲーム制作以外にも、簡易的なアプリケーション、Webアプリケーションにも用いられていることがあります。また、Unityとは別のところでは、開発環境としては、Visual Studioがよく用いられています。Visual Studioの機能の利便さにより生産性が向上する機能を備えています。

Unityで作成可能なものとは?

Unityではロールプレイングゲーム、アクション、レースゲーム、シューティングなど、ほぼすべてのジャンルを作成することができます。また、2Dゲーム以外にも、3Dゲーム作成も可能になっています。スマートフォン向けのアプリゲームには2D、グラフィック重視のゲームには3Dで作成されていることが多いです。他のゲームエンジンもありますが、3DゲームはUnityを用いられて作成されることが多い印象です。

Unityの使い方

Unityは無料で使用できるプランもありますが、月額制プランも存在し、無料版と比べて用いることのできるツールやコンテンツが増えます。とりあえずUnityを使ってみたいという方は無料版で問題ありません。無料版を用いるには条件が必要ですが、商用目的でなく、個人の勉強のために使用するだけであれば条件を満たせるのでそこまで気にする必要はありません。ちなみにですが、Unityを使用するにはアカウント登録が必要です。

また、Unityは頻繁にバージョンアップを行うため、バージョン管理が複雑になってきます。例えば、新しいバージョンに対応していないオブジェクトを用いるためにバージョンを下げる等の検討も出てくることがあります。その管理を行えるのが「Unity Hub」と呼ばれるバージョン管理ツールです。基本的にはUnityとUnity Hubは同時に用いるのが主流です。Unity Hubには、Unityのプロジェクトを管理してくれるプロジェクト管理機能があります。また、多種のバージョンのインストールを行うバージョン管理も行えます。バージョン管理に関しては、Unityのアップデートに伴い、プロジェクトが動作しなくなったという状況を防ぐことができます。さらにUnityを初めて使う人に対するチュートリアルや学習コンテンツを提供する機能も備えています。この3つの要素を内装しているので、Unity初心者の人でも安心して学び、自作のゲームを作成しやすい環境を提供してくれます。

まとめ

今回はゲーム開発エンジンとしてよく用いられている「Unity」について記載しました。Unityは、世間でも人気が高いゲームによく用いられており、Unityを用いて開発できないゲームはほとんどありません。ゲーム開発に興味がある方はまず知ることになると思います。ゲーム作成に興味のある方で学習したい方はUnityの導入を検討するのはいかがでしょうか?ご拝読ありがとうございます。