Unity案件が稼げる理由【Unityの意味から徹底解説】
フリーランスエンジニアとして活動していると必ずと言っていいほど耳にするのが、「Unity」です。そもそも、Unityとは何なのでしょうか？実は、フリーランスエンジニアをしているのであれば、知らないと損をしてしまうかもしれません。Unityには数多くの案件が存在しており、稼ぎやすいです。
今回は、Unityの意味やUnityの案件・稼げる理由についてご紹介します。これからフリーランスエンジニアとして働きたいと考えている方や現在フリーランスエンジニアとして働いている方は、参考にしてみてください。
Unityとは何か、基礎的な部分を優しく解説
Unityとは、ゲーム開発ソフトのことであり、「ゲームエンジン」と呼ばれます。ゲームエンジンとは、ゲーム開発においてよく使われる機能を使いやすくまとめたもののことです。開発で実際に使うプログラミング言語は「C#」ですが、簡単なゲームを作るだけならC#を使用しなくても問題ありません。しかし、案件となると確実にC#が必要なため、注意しましょう。
Unityを使用して作成できるゲームはかなり多く、スマホアプリ開発や3Dの開発機能を使ったVRゲームの開発も可能です。また、本来のUnityの目標は、”個人でもゲーム開発ができる”なので、技術さえ磨けば高クオリティーなゲームを作ることが可能です。Unityは大規模なアプリ制作にも使うことができ、「白猫プロジェクト」や「ポケモンGO」などにも使用されています。
Unityの案件は本当に稼げるのか
現在IT業界では、Unityエンジニアの需要が最も高いと言われています。その証拠に、エンジニア全体を見ても、求人率が毎年7倍を超えるくらいなので、稼げるのも当然と言えるでしょう。現に、Unityエンジニア歴が1年程度の方の月収は「約30万円〜40万円ほど」です。
求人数だけみても稼げそうなUnityですが、全員が稼げるというわけでもありません。Unityで稼ぐためにはコツがあります。それは、「他人と差別化を図ること」です。近年フリーランスエンジニアが増加しており、多くの方がUnityで案件を探しています。その中で勝ち抜くためには、他人との差別化を図って、あなたを選んでもらうことが大切です。続いては、他人と差別化をする方法についてご紹介します。
Unity案件で、他人とどう差別化するか
Unityは、高単価で即金性のあるビジネスですが、競合（ライバル）がかなり多いです。その中であなたが企業から案件をもらうには、他より優れたものが必要です。ただ単に、自分のできることを披露してもあまり効果はありません。それよりも、あなたには何ができるのかを他より圧倒的に「わかりやすく」伝える必要があります。
では、わかりやすく伝えるにはどうすれば良いのでしょうか。それは、「ポートフォリオを作る」ことです。ポートフォリオは作り込めば作り込むほど、自分をわかりやすく簡単に効率的にアピールできます。文字でダラダラとできることを書くよりも、サイトやゲームを見せた方がわかりやすいです。また、既にある方は、できる限り自分で作ったコードのゲームを掲示しましょう。発注者は、「コードを自分で作れるか」を見るため、自分で作ったコードを利用するのがおすすめです。
Unityの案件を受注する上での注意点
Unityの案件は、他のIT関系の案件と比較すると多いです。しかし、実際の案件の種類は業務委託が多く、リモートの案件は報酬がかなり安いです。※業務委託とは、対等な立場で外部の仕事を請け負うこと
さらに、ゲーム開発に詳しくない人に仕事を頼まれると高確率で、丸投げされます。そのようなトラブルを無くすためにも、「契約を交わす前に内容と注意をよく読むことが大切」です。しっかりと読んだ上で、電話で業務委託が必要になった理由や報酬の話をしておくことをおすすめします。
また、報酬に関係する部分がトラブルの原因になることが多いため、必ず文章で確認しましょう。初めに文章で確認し、その後電話で詳細を確認するのがおすすめの流れです。電話をしている際にも、相手に許可を取った上で録音しておくことでもしもの際の証拠として利用できるため、おすすめです。
Unity案件を具体的に獲得する方法
一般的にエンジニアが案件を受注する際には、ほとんどの方が「クラウドソーシング」を利用します。クラウドソーシングは企業とエンジニアをマッチングさせる場所で、お互いに必要としている人材に出会うことができるサービスです。仲介手数料として手数料は取られますが、営業をかける手間が省けるため、クラウドソーシングで生計を立てる方も多いです。
クラウドソーシングにはエンジニアだけでなく、ライターや動画編集者、Webデザイナーなど多くいますが、Unityで案件を探している初心者にはおすすめしません。
Unity初心者にはクラウドソーシングをおすすめしない3つの理由
企業とフリーランスの架け橋になり人気が高いクラウドソーシングですが、Unityで案件を探している方にはあまりおすすめしません。その理由は、下記の3つです。
1.そもそもUnityの案件が少ない2.初心者を狙った低単価の案件が多すぎる3.情報だけを取って連絡がこなくなることがある
続いては、上記の3つの理由について詳しくご紹介します。
1.そもそもUnityの案件が少ない
Unityの案件は、ゲーム規模が大きくなりすぎるためクラウドソーシングに案件を出すことが稀です。クラウドソーシングで知らない方に案件を出すよりも、信頼のある業務委託の会社に頼むことがほとんどです。もし仮に、案件があったとしても経験者に案件が取られることが多いです。そのため、Unityで案件を探そうとしている初心者にはクラウドソーシングはおすすめできません。
2.初心者を狙った低単価の案件が多すぎる
基本的にクラウドソーシングは実力で案件の受注が決まりますが、経験年数の記述が求められることがほとんどです。そんな中、案件の決まらない初心者たちを狙って低単価で作業時間が膨大な案件を出してくる方がかなり多いです。このような案件に引っかかってしまうとやる気もなくし、消耗してしまうのでクラウドソーシングはおすすめできません。
3.途中で連絡が途絶えることがある
これは稀ですが、個人情報や銀行の口座番号などを聞いて、全く連絡が取れなくなる発注者がいます。情報を取られてしまえば、詐欺にあう可能性もゼロとは言えません。顔が見えない中で、相手を見極めるのは至難の技です。こういったトラブルを防ぐためにも、クラウドソーシングはあまり使わないことをおすすめします。万が一、使用する場合には評価等で事前にチェックしてから取引を始めましょう。
Unityの初学者は情報発信をしよう
Unity案件の受注はクラウドソーシングでは、難しいと感じた方には「Twitterでの情報発信」をおすすめします。初学者の頃は全く伸びないですが、有益な情報を発信し続けることで企業から直接案件を頂くことも可能です。その場合、クラウドソーシングのような仲介業者を挟まないため、収入が多くなるというメリットにもつながります。「有益なツイートを作るのが難しい」という方は、日々の勉強成果や実績を毎日更新するだけでも効果があるでしょう。
Unityの将来性。案件を受ける意味を自分で模索しよう
結論から言うと、Unityには「将来性」があります。ほとんどの案件が実力で決まるフリーランスで、お金を稼ぎ続けるには将来性のあるビジネスの知識が必須です。そこで、Unityが将来的にどう稼げるのか、スキルアップにはどの案件を選べばいいのかを考える必要があります。
ゲーム・VR市場の拡大によるUnityの発展
エンジニアが仕事とする「プログラミング言語」や「開発ソフト」に将来性がなくなるという現象が起こるのは、世界的に見た場合に市場の規模が縮小するためです。現に、今はもう使われなくなったプログラミング言語や開発ソフトは「今後使う時がある？」というものばかりです。また、必然的に市場の規模が拡大すると開発エンジニアも増えるため、どんどんレベルが高い技術が必要になります。そのため、常に最新を求めて勉強することで継続して稼ぐことができるでしょう。
将来的に見てUnity案件はどうなっていくのか
まず、Unity案件の将来を知る前に、下記に書かれた3つは必ず比例することを覚えてください。・Unityの最低限の知識・ゲーム開発のレベル・Unityエンジニアの数
その上で、将来のUnityを考えてみてください。おそらく思いついたのは、経験年数の多い人が案件を総取りして、初学者たちは、みんな伸び悩む未来でしょう。つまり、Unityの案件は増えますが、その分エンジニアが増えるため、本質的には経験者しか儲けることができないということです。
案件を受ける意味を考える
案件を受ける側と、発注される側の立場は本来同じです。しかし、実力や自信のない初心者の方々は自ら弱い立場になってしまい、自分のスキルにならない仕事もやってしまいます。そんな状態にならないように、自分のためになる案件を選びましょう。
まとめ
今回は、「Unityとは」からUnityの特徴や将来性までをご紹介しました。ご紹介したことをまとめると、大きく分けて下記の3つになります。
・Unityは意外に稼ぐことができる・Unityには将来性がある・クラウドソーシングは便利だが、注意が必要
上記のことに注意しながら、努力さえすれば稼げるようになる職業です。妥協せずに、自分のスキルになる仕事を意識して、案件を受注しましょう。今からしっかりと取り組むことで、将来経験者として安定して稼ぐことができるでしょう。