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はじめに

フリーランス初心者の中には、「これからいっぱい稼ぐぞ!」「フリーランスとして成功するぞ!」などと、意気込んでいる方もいるのではないでしょうか。しかし本当に案件がもらえるのか、稼げるのか不安を抱えている方もいるでしょう。そこで今回は、フリーランス初心者の方に案件の探し方や取り方、案件獲得確率を高める方法などを紹介していきます。これからフリーランスになる方やフリーランスとして独立したばかりの方で、なかなか案件が決まらずに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランス初心者はなかなか案件が決まらないのが当たり前

フリーランスとして働くことを決心した際、「ちゃんと仕事が取れるのかな?」「仕事が決まらなかったらどうしよう……」と不安になるでしょう。特に、十分なスキルや経験がなければ、その不安がより一層大きくなるはずです。

しかし、フリーランス初心者のうちは実績がない方が大半なので、なかなか案件が取れなくて当たり前なのです。そのため、過剰に不安を感じることはありません。次の章から、フリーランスが案件を獲得する方法を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランス案件の探し方・取り方5選

ここからは、実際にどのようにして案件を探すのか、獲得するのかを詳しく解説していきます。

知人や友人に紹介してもらう

フリーランスが案件を獲得する方法で、最も多いのが知人や友人に紹介してもらうことです。フリーランスになると、信用を一から作っていくことになります。また、自身の希望に沿った案件を新規で取得することが難しい傾向にあります。

自身のことを知っている人からの紹介ということもあり、コツコツ信頼関係を構築していくというステップを省くことができます。また、自身のスキルに合った案件の可能性が高いといったメリットがあります。

以前勤めていた企業からの業務委託

どのような業種にもいえることですが、以前勤めていた企業から案件を受注するのが最も効率的です。これまで担当していた仕事を業務委託という形で引き継ぎます。特に、専門性の高い仕事であれば、勤めていた企業に任せられる人材がいないことがあるため、フリーランスになったとしても請け負うことができる可能性が高いです。

この方法だと、ゼロから仕事を探すステップを省略することができます。また、これまで一緒に仕事をしてきた仲間と連携を取るため、一から信頼関係を構築する必要もありません。

コミュニティ・交流会へ参加する

コミュニティ・交流会へ参加することも案件取得に繋がります。コミュニティに参加することで、人脈を広げることができ、人手不足の案件を受注できるなど、案件獲得確率がグッと高まります。交流会では、名刺交換なども行われるため、これまでの経験やスキルをアピールすることで、案件獲得に繋がります。

クラウドソーシングサイトを利用する

フリーランスの方が最も仕事を探しやすい、獲得しやすい方法は、クラウドソーシングサイトの利用といっても過言ではないのでしょうか。クラウドソーシングサイトには、システム開発やアプリケーション開発、Webサイト制作など、さまざまな案件が募集されています。そのため、自身のスキル・経験・希望に沿った案件を見つけやすいといったメリットがあります。しかし、クラウドソーシングサイトを利用すると手数料がかかります。そのため、手元に入る報酬は少なくなってしまいますが、フリーランス初心者でも仕事が獲得しやすいため、有用な方法だといえます。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントとは、フリーランスの方を対象に、得意分野やスキルに適した案件を紹介してくれるサービスです。営業が苦手なフリーランスにおすすめの方法です。仕事を探すといった手間が省ける分、スキルアップや新しいスキル習得に時間を費やせるため、フリーランスこそ活用すべきサービスだといえます。

フリーランス案件の獲得確率を高める方法

フリーランスが案件を獲得する方法が分かったところで、ここからは獲得確率を高める方法を紹介します。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオとは、自分の実績をクライアントにアピールするための作品集です。ポートフォリオに記載する内容は、自己紹介・スキルセット・保有資格・制作物・連絡先などです。これらを自身のサイトなどで公開し、クライアントに見せることによって、自身のスキルや経験をアピールできます。エンジニアとしての能力を証明することができるため、案件が獲得しやすくなります。

とはいえ、ポートフォリオを作ればいいというわけではありません。クライアントはポートフォリオからスキルレベルを判断し、自社案件を任せてもいいか決めます。そのためしっかりと作り込む必要がありますので、以下のような工夫をしておくと良いでしょう。

  • ポートフォリオをチェックする時間があまり取れないことも想定して短い時間で自身のスキルや経験をチェックできるようにする
  • クライアントの案件を想定したWebサイトなどの制作物をポートフォリオとして提示する場合は実際にサーバーなどにアップして公開しておく
  • 制作物がスマホアプリの場合は実際にApp Store・Google Playにリリースして情報をポートフォリオに記載

上記のような工夫をし、クライアントや状況に応じてポートフォリオを改良すると良いでしょう。

ホームページ・ブログ・SNSなどで情報発信する

自身が運営するホームページ・ブログ・SNSなどで案件募集などの情報を発信することで獲得できる場合もあります。自身の得意分野やスキルなどの情報を投稿することによって、クライアントはスキルレベルを判断できるため、案件獲得の際に有利になる可能性があります。情報発信を行い、フリーランスエンジニアとしての知名度を上げることによって、仕事が決まらないなどの案件獲得に関する悩みもなくなることでしょう。

一旦フリーランスから離れて実務経験を積む

フリーランスとして働き始めたばかりの方で実務経験がない場合、フリーランスとしての活動は一旦休止し、IT企業に勤めて実務経験を積むと良いでしょう。IT企業で実務経験を積むことで、企業ではどのような流れで業務が行われているのかを把握することが可能です。また、単独開発よりもチーム開発によるコードレビューなどでスキルアップしやすく、フリーランスとなった際、エンジニアとしての市場価値が高まり、案件獲得確率だけではなく単価も上がりやすくなります

ポートフォリオ・SNS・ブログなどの詳細な部分までチェックする時間がないクライアントも存在します。その際、案件に似ている実務経験があれば、「自社案件を任せても問題なく業務してくれるだろう」と期待できるため、クライアントによっては実務経験を重視しているところもあります。

フリーランス案件に関するQ&A

フリーランスの方で案件を探している際、「なぜ案件が獲得できないのか」「在宅でもできる案件はあるのか」などといった疑問が出てくるでしょう。そこでここからは、フリーランス案件に関する疑問を解決していきます。

なぜフリーランス初心者は案件が決まらないの?

フリーランスとして働き始めたけど、なかなか案件が決まらないという方もいるでしょう。その際に考えられる理由は、「案件選びに失敗している」「そもそもスキルや経験不足」「営業や提案の数が少ない」「営業力・提案力・交渉力不足」「希望条件が多すぎる」などが挙げられます。

在宅や完全リモート案件はあるの?

フリーランス案件には、もちろん在宅や完全リモートのものも存在します。とはいえ、全体から見ると、在宅でできる案件の割合は少ない傾向にあります。例えば、IT開発・Webサイト制作などのように制作物が明確であれば、在宅でできるでしょう。しかし、インフラの保守や運用・ヘルプデスク・データ分析などの案件であれば、常駐で行うことがほとんどです。また、SE・PMなどのようなマネジメント案件も、気軽にコミュニケーションが取れるように、常駐型となっています。その他にも個人情報を扱うプロジェクトでは、セキュリティ面を懸念することもあり、在宅では行えません。このように、常駐型が多い傾向にありますが、在宅でできる案件も存在します

在宅や完全リモートで働きやすいプログラム言語はなに?

在宅やフリーランスとして働きやすいプログラム言語は、「Python」「Ruby」「PHP」の3つです。なぜなら、Web系のベンチャー・スタートアップが手掛けるサービスやアプリケーションなどの開発系は、リモートワークがしやすいという特徴があり、これらの案件を行う上で使用するのが先程紹介した3つの言語だからです。新規開発の他にも、リファクタリング・改修などの既存システムをブラッシュアップする追記開発を行う業務も存在します。途中からチームに参加した場合でも、同じ言語や開発経験があれば、即戦力になれる可能性もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フリーランス初心者の方は、十分なスキルや実績を持たないため、なかなか案件が取れなくて当たり前です。焦る必要はありませんが、なかなか案件が決まらないと生活に困ってしまいます。焦って案件を探すと、様々なリスクが生じてしまうため、今回紹介した案件獲得方法を参考にしていただけると幸いです。自分に合った案件を見つけて、フリーランスとして長く活躍できることを祈ってます。