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「IT営業の仕事内容について知りたい、必要なスキルについても教えてほしい」本記事はこのような方が対象となっております。IT企業の仕事といえばプログラマーやシステムエンジニアが有名ですが、IT営業に関してはご存知ない方も多いのではないでしょうか。しかしIT営業は会社の売上を左右する重要なポジションの1つのため、もしIT企業に転職するなら仕事内容について知っておきたいところです。そこで今回はIT営業の仕事内容や必要なスキルについてまとめました。加えて、IT営業になる方法についても解説しています。本記事を読むことでIT営業がどんな仕事を行っているのか掴むことができるためIT企業に転職しようと思っている人は、ぜひこの機会にIT営業の仕事内容について理解を深めてください。

IT営業の仕事内容

まずはIT営業の仕事内容について解説します。IT営業の仕事は大きくわけて3つあります。

  • クライアントの要望・悩みを聞く
  • 自社製品の販売を行う
  • 契約後のアフターフォロー

1つ1つ詳しく解説していきますね。

クライアントの要望・悩みを聞く

IT営業の仕事はまずクライアントの要望・悩みを聞くところから始まります。仕事をもっと円滑に行えるようになりたい、商品の売上をアップさせたい、などとIT営業は真摯になって話を聞き「どうすれば悩みを解決することができるのか」具体的な案を提案します。最終的には「根本となる悩みは何か」という点と「それを解決するにはどんな製品が必要か」を洗い出します。このようにIT営業は、クライアントの話を聞き具体的な解決方法を提案することが第一の仕事です。

自社製品の販売を行う

クライアントの要望を聞いたら、その要望を解決するための自社製品の宣伝を行います。「この製品なら給与計算の効率化がはかれる」「この製品でユーザーの動向を分析すれば売上げアップに繋がる」などと具体的な使い方を説明しつつ、商品のアピールポイントを推していきます。クライアントと契約を交わすことができれば目標達成となります。契約を交わしてもらうには、IT営業のコミュニケーション能力や人柄、製品の関する知識の多さが重要であり、ここが腕の見せどころと言えますね。

契約後のアフターフォロー

IT営業は契約を交わすだけが仕事ではありません。契約後のアフターフォローを行い、クライアントに再び商品を購入してもらうようにする必要があります。たとえば、他にも会社の課題はないか質問したり、もっと良い自社製品が開発されたらそれを宣伝したりします。リピーターとなるクライアントを増やせれば、IT営業としての評価も上がっていくでしょう。

IT営業の仕事内容をこなすためのスキル

IT営業になるために必要なスキルを解説します。必要なスキルは主に以下の2つです。

  • 話を聞く力
  • 製品に関する知識
  • 営業力

これらのスキルを高めることにより、評価されるIT営業になることができます。1つ1つ詳しく解説していきます。

話を聞く力

まずIT営業に必要なのは話を聞く力です。クライアントの話を真摯になって聞くことが重要となります。また、話の内容を整理し本当の問題はどこにあるのか、改善点をあぶり出す必要があります。クライアントは問題点がどこにあるのか自分で理解していないこともあるため、IT営業がしっかり指摘することが重要です。このように、IT営業には総合的に話を聞く力が求められます。

製品に関する知識

次に必要なのが製品に関する知識です。自社製品の使い方はもちろん、製品の利点や欠点、第3者から見た評価など、一通り理解しておく必要があります。製品に関する知識があるほど、説得力のあるセールストークを行うことができ、契約を交わしてもらえる確率が上がります。このためIT営業は営業職でありながら、ある程度は技術面の知識も必要であると言えます。また製品について、専門用語を使わずにわかりやすく説明する力も必要です。実際、エンジニアからIT営業になった人は、技術面の知識を活かしてセールスを行うことが多いです。

営業力

最後に必要となってくるのが営業力です。商品のセールスポイントをアピールし、導入することでいかに会社に利益をもたらすか、説得力をもって話す必要があります。IT営業は商品を買ってもらうことが最終的なゴールのため、営業力がないと始まりません。このように、IT営業にとっては営業力も重要なスキルの1つとなります。

IT営業に向いている人の特徴

ここまでIT営業の仕事内容や必要なスキルについて解説してきました。それらを踏まえて、IT営業に向いている人の特徴を考えてみました。IT営業の仕事に向いているのは、以下のような特徴を持った人です。

  • コミュニケーションを取るのが好きな人
  • クライアントの要求に耐えられる人

どうしてこれらの特徴を持った人が向いているのか、理由を解説していきます。

コミュニケーションを取るのが好きな人

IT営業はコミュニケーションを取るのが好きではないと、続けていくのは難しいです。クライアントの要望を聞き、適切な提案をして契約後も関わっていくというのは、コミュニケーションが好きな人でないと難しいでしょう。自分が一方的に喋るのではなく、相手の話もしっかり聞くバランスが必要です。IT営業に転職する際の面接でも、コミュニケーション力の高さを求められることが多いです。そのため、IT営業に転職する場合はまず自分が他人と話をすることが好きな性格か考えてみましょう。

クライアントの要求に耐えられる人

IT営業はときにクライアントから、無茶な要求をされることがあります。原因としては、相手は製品に関する知識がなく、技術的に何が実現可能で何が実現不可なのかわからないことがあるからです。IT営業は無理な注文があった場合「それは無理です」と突き放すのではなく「代わりにこういった方法はいかがでしょうか?」と提案していくことが重要です。しかし無茶な要求を色々と聞くことはストレスが溜まります。このようにIT営業は、クライアントの要求に耐えられるだけのメンタルの強さも必要になってくるでしょう。

IT営業になる方法

IT営業になるには以下の2つの方法があります。

  • プログラマーやシステムエンジニアから転職する
  • 未経験からIT営業になる
2つの方法のメリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。

プログラマーやシステムエンジニアから転職する

IT営業になる場合、プログラマーやシステムエンジニアから転職してなることが多いです。IT営業は技術に関する知識が必要なため、技術者から転職した人は知識を活かすことができます。ただ、IT営業は「商品を売る」ということも必要なため、技術者にとって慣れない仕事も増えることになります。他の職種からIT営業に転職する場合、1から学ばなければいけないことも多いでしょう。

未経験からIT営業になる

IT営業は未経験からなる人も多くいます。特に規模の大きい会社の場合、未経験可の求人を出していることがあります。なぜなら、規模の大きい会社なら社員数が多く、先輩に支えられながらIT営業の仕事をこなしていくことができるからです。ただし未経験の場合、技術に関する知識がないという点で苦労することはあるかもしれません。しかしIT営業はやりがいのある仕事ですので、仕事内容に興味がありコミュニケーション能力にも自信があるならぜひ求人に応募してみましょう。

まとめ

本記事ではIT営業について解説しました。IT営業がどんな仕事を行い、どんなスキルが必要なのかおわかり頂けたでしょうか。IT営業は自社の商品を販売したり、リピーターとなる顧客を増やしたりする重要なポジションです。IT営業になりたい方はぜひ必要なスキルを身につけていくことを意識してみてください。IT営業にならなくても、IT企業に就職する人は仕事内容について把握しておきましょう。本記事がIT企業に転職したい人にとって有意義なものとなれれば幸いです。