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Javaとは

Javaは、アプリ開発で使用されるプログラミング言語の一つです。世界でもよく使用されている言語であり、言語として1位を記録するほどに期待度の高い言語です。 Javaは、プログラミング言語の元祖であるC言語やC++言語の元から開発され今では根強い人気を誇っています。 また、Googleや大企業での大規模システム開発やAndroidアプリの開発などを得意としています。

ちなみに、「JavaScript」とよく間違えられますが、全く別の技術です。

Javaの歴史

1991年 サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)でJavaの開発がスタートしました。サン・マイクロシステムズは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクラフに本社を置いていたソフトウエア開発・ITサービス企業です。

1995年 Javaによるブラウザが”HotJava”という名称で世界に公開され、インターネットの普及とともに注目されるようになりました。

1996年 正式バージョンJava1.0がリリース。世界中の開発者が、Javaをダウンロードして開発することが可能になりました。

1999年 ソフトウエア開発業者、サービス提供業者、デバイス製造業者の3つのマーケットのためにJavaのプラットフォームが再構築されました。

2000年に入ってから、Javaを利用するユーザが増え続けました。そして、2005年にはJavaの開発者が450万人を超えました。これにより完全にJava言語が最もスタンダードな言語としてみられるようになりました。

2007年  Google者がJavaを使用したAndroidを発表しました。また、アニメーションやマルチメディアなどの再生を含むインターフェイスを開発するためのJavaFXも発表されました。

2010年 サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)がOracle社に買収されました。この買収によりJavaの権利は全てOracle社のものとなりました。

2013年 Javaが進化し続け、この年にJava7がリリースされました。このJava7がリリースされたことによりHTML5を使ったブラウザの開発を容易にする機能が提供されました。

2014年 Java8がリリースされました。Java8は「いかにコーディングがしやすいか」ということを中心に考えたリリースでした。

2017年 9月にJava9がリリース。Java9は、当初の予定よりも約1年遅れてのリリースとなりましたが約3年半のメジャーアップデートになりました。Java9では、新しいシステムの導入とStream APIの改善が行われました。特に注目されたのが新しく導入したシステム「Project Jigsaw」です。これは、Javaのモジュール化によってライブラリ間の複雑な依存関係を解消し、必要な部分だけを切り出して使えるようにする機能です。

Javaの特徴は?

プログラミング言語のJavaの特徴をまとめました。

・Windows,MacOS,Linux,UNIXなどの様々なマシンでどこでも動作ができる。

・オブジェクト指向(モノ同士を関係させて組み立てていくというプログラミングの考え方)言語であり、コードの生産量が高い。

・処理速度が速い。

・大企業(銀行や証券など)のシステムで利用されている。

・ネット上の情報や書籍が豊富のため学びやすい言語。

・様々なシーンで利用されるのでJavaのエンジニアは需要がある。

・AndroidアプリのほとんどはJavaで作られている。

など、たくさんの特徴があります。

Javaでどんなことができる?

Javaは、Webサービスだけではなく非常に幅広い分野のプログラムを作ることができます。 Javaで作られているプログラムを分野別にいくつか紹介します。

WEBアプリ・WEBサービス開発

WEBアプリ・WEBサービス開発において、ほとんどがJavaで作られています。Javaは、開発に時間がかかるため小規模なWEBアプリ・WEBサービス開発には向きません。 ですが、大規模なWEBアプリ・WEBサービス開発をする際にはJavaを使用して開発されていることが多いです。

Javaで作られた有名なWEBアプリ・WEBサービスには

・Twitter

・Evernote

などがあります。

業務システム開発

業務システム開発とは、企業の業務効率化を図る企業システムや金融の取引システムが特に有名です。Javaは、業務システム開発でもよく使用されています。 Javaは、安定性の高いシステムを作ることができるので開発者からとても人気があります。

Androidアプリ開発

Googleが提供しているAndroid自体がJavaで作られているので、AndroidアプリもJavaで作られています。 Googleストアで配信中のアプリ数が2016年2月の時点で、200万を突破しました。そして、このアプリ数の大半がJavaで作られています。

Javaエンジニアの仕事内容

JavaはプログラミングするだけがJavaプログラマーの仕事ではありません。Javaの具体的な仕事内容については以下の通りです。

仕様書に沿ってコードを書く

システムエンジニアが書いた仕様書に沿ってプログラミングをします。この仕様書には、システムの各機能をより細分化し、実際にどの処理を行なってプログラムを動作させるかが決められています。 そして、プログラマーはそのコードを書いてシステムを開発していきます。

単体テストおよび結合テスト

開発したシステムが仕様通りに動作するかテストをします。

● 単体テスト

プログラムが正常に動作するかどうか確認する仕事が単体テストです。このテストはシステムエンジニアが用意した確認チェックリストを隅々までチェックしていく作業です。 チェックリストに載っていない項目も作ったものの責任としてチェックする必要があります。

● 結合テスト

結合テストでは、単体テストでクリアしたシステムのすべての機能を連帯させて、ひとつのシステムとして動作することを確認するテストです。確認する際は、システムエンジニアや専用のテスターが担当します。 この結合テストの段階で不具合が出ればプログラマーはすぐに対応する必要があります。

他言語で書かれたコードをJavaに移行: 他言語で書かれたシステムをJava言語に移行する仕事です。対象となる言語はC言語やCOBOLといった古い原語が多く、それらをJavaで作り直します。 この他言語で書かれたコードをJavaに移行する作業がとても大変です。忠実にJavaで再現しなくてはならないので作業時間が多いです。

以上が、Javaのプログラミング以外の仕事内容でした。実際、プログラミングをしている時間よりも仕様書を確認したり、テストをしたりする時間の方が多いかもしれません。

Java案件の特徴

Javaを用いたアプリ開発やWeb系の開発が多くなったことでJavaの需要が大きく伸びてきています。そして、Javaを扱う案件が多い業界は、金融業界、エンタメ業界が主流です。 そのJavaを扱う案件の作業内容は、6種類あります。それは、

開発・テスト

要件定義・設計

運用・保守

システム開発

新規

アプリ開発

です。上からJavaを扱う案件が多い作業内容となっています。

●Javaを扱う案件の月単価

Javaエンジニアの平均月単価は、全体の7割が60~70万円となっています。案件によっては80万以上の高単価もあり、高いスキルが求められます。 月単価をデータで表すと、

70万の案件が約35% 60万の案件も約35% 80万の案件が約18% 最低価格としても50万の案件が10% 80万以上の案件もあれば50万以下の案件が約8% となっています。

どれもこの単価のみで案件を扱っているわけではありません。Javaを扱う案件の中でこのデータの単価とは異なる単価も見つかります。 なので、参考までにご参照ください。

Javaについてのまとめ

今回は、 ・Javaとは ・Javaの歴史 ・Javaの特徴 ・Javaでどんなことができるの?

といった初心者向けにJavaについて説明していきました。 Javaは、世界中の開発者に使用されていて様々なシステム開発でも使用されているので、とても需要があるプログラミング言語の一つです。 なので、Javaの基本的な知識を学び、これから挑戦していきたいと考えていましたら、Javaについてもっと学んでいくのもいいかもしれませんね。