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Ruby on Railsとは

Ruby on Railsは、Webアプリケーション開発のためのフレームワークの一つで、フレームワークとは、システム開発を行う際の枠組みになるものです。フレームワークを活用することで、Webアプリケーション開発において実装が必要となるであろう機能を、枠組みとしてまとめられているため、一からコードを書く必要がなくなり開発作業がより効率的に行えるようになります。また、プログラミング言語としてRubyを使用するフレームワークとしてRubyのシステム開発を幅広く支えている代表的なものです。

Rubyとは

はじめにRubyについてお話ししておくと、Rubyはプログラミング言語の一種です。作成者は、日本人の「まつもとゆきひろ」さんで、プログラミング言語の中では日本で初めて作られた言語として有名です。比較的他言語よりもコードは短く、プログラミング初心者でも学習がしやすいという特徴があります。 また、RubyはWebアプリケーション開発によく用いられ、Rubyが使用されている代表的なものとしては、「CookPad」や「食べログ」などが挙げられます。

Ruby on Railsの特徴

①MVCアーキテクチャ

Ruby on Railsは、「MVCアーキテクチャ」に基づいて構築されたフレームワークです。「MVCアーキテクチャ」は、「モデル」のM、「ビュー」のV、 「コントローラ」のCの頭文字をとって名付けられています。「モデル」、「ビュー」、 「コントローラ」が役割を果たしながら開発していくという考え方であり、コントローラーは、ユーザーからの入力情報に従い、モデルとビューを制御できます。 モデルはデータベースを操作するためのもの、ビューは画面表示の役割を担っています。 機能によって役割を分担し開発を行うことができるので、メンテナンスのしやすさや、業務の効率化できるメリットがあります。

②DRY原則(Don’t Repeat Yourself)

Ruby on Railsでは、一度書いたソースコードなどを繰り返し記述しないよう、DRY(Don’t Repeat Yourself)と呼べれる原則があります。同じソースコードなどを、何度も記述するしてしまうと、仕様の変更などがあった場合、変更し忘れてしまう箇所が発生することもありえます。そのため繰り返しの記述を防ぐことで、仕様の変更時などに修正漏れを減らすことなどができます。

③CoC原則(Convention over Configuration)

CoCとは、Ruby on Railsが持っている規約に沿ってコーディングをすることで、より効率的に開発ができるという原則のことです。 どういうことかと言うと、Ruby on Railsで用意されている規約に従ってアプリケーション開発を行うことによって、ソースコードの記述を最小限に抑えることができ、見やすいソースコードになります。決まった規約に従うので、自分で設定するという必要性がなく、アプリケーション開発を効率よく行うことができます。

Ruby on Railsの環境設定

今回は、MacOSを使用している場合で、Rubyの環境構築はすでに行っている前提でお話ししていきます。 Rubyの環境設定がまだの方はそちらから行ってください。

①事前準備

Ruby on Railsのインストールを行う前に、事前準備をしましょう。 ・エディタ エディタはソースコードを記述するために必要なツールです。 様々種類があり、インターネットからダウンロードし、インストールができます。 ・ターミナル ターミナルとは、PCに対して命令をするコマンドを打ち込み実行できるアプリケーションです。プログラミングを行う際にはよく使用されます。MacOSには標準でインストールされています。 ターミナルの開き方は様々ありますが、 1.「Finder」を開く 2.「アプリケーション」を開く 3.「ユーティリティ」を開く 4.「ターミナル.app」を開く でアプリケーションを起動できます。

②Ruby on Railsのインストール

早速Railsのインストールをしていきます。 ターミナルで以下のコマンドを実行します。 gem install rails インストールには数分ほど時間がかかります。

では、上記のコマンドでRailsが正しくインストールできたか確認しましょう。 Railsのバージョンを確認します。 ターミナルで以下のコマンドを実行します。 rails -v 実行結果として、「rails 〜」で「〜」の部分に数字が書かれていれば、そのバージョンのrailsのインストールが完了していることになります。 正しく反映されなければどこかの設定が正しくなされていない可能性があるので、確認してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか? Ruby on RailsはRubyを扱う上で非常に便利なフレームワークなので、是非この機会に知識を身につけていきましょう。