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はじめに

今の時代スマホアプリを利用したことがないという人はほとんどいないと思います。電車を乗るにもアプリで乗り換え情報を調べたり、目的地に行くにもアプリで最短ルートを調べることが出来、とても便利な生活必需品となっております。そのようなアプリを自分の手で作りたいと思う方もたくさんいるはずです。そのような方のためにアプリ開発に必要な知識をご紹介させていただきます。

アプリ開発に必要なもの

アプリを開発するにしても、利用する端末の種類によって必要な知識や開発手法は異なります。そのため、iPhoneアプリとAndroidアプリ、それぞれに必要なものを以下に記します。

iPhoneアプリ

Mac

iPhoneアプリを開発する場合はMacでしか開発が出来ません。PCのスペックに関しては開発するアプリによって異なるので正確な基準は提示できませんが、アプリ開発する過程で「デバッグ」という作業が必要になります。デバッグは複数回行う必要があり、スペックが低いと時間がかかってしまいますので出来るだけスペックが高い方がストレスを感じずに作業を行うことが出来ます。

Xcode

XcodeはiPhoneアプリ開発のためにApple社がリリースしている開発者向けのソフトウェアです。アプリ開発に必要な作業をサポートしてくれるのでiPhoneアプリを開発するには必須のツールです。

Apple Developer Program

App Storeに自作のスマホアプリをリリースする場合はこのApple Developer Programに登録する必要があります。年間で11,800円かかりますが、登録することでベータ版ソフトウェア、アプリ用の高度な機能、広範なベータテストツール、アプリ分析機能なども利用できるようになります。

Androidアプリ

Android Studio

Android StudioはAndroidアプリ開発のための総合開発環境です。公式の開発環境なので安心して利用することができますし、WindowsとMacの両方で使うことが出来ます。

Java Development Kit(JDK)

AndroidアプリはJavaで作ることが出来るので、開発を行うのに必要なソフトウェアを一つにまとめたJava Development Kit(JDK)というパッケージをインストールする必要があります。

Googoleアカウント

AndroidアプリをリリースするためにはGoogleアカウントを登録する必要があります。

Androidアプリのプログラミング言語

Java

Javaはスマホアプリだけでなくたくさんのサービスで利用されています。JavaはAndroidアプリ開発のための主流な言語なので、わからない事をインターネットで簡単に調べることが出来たり、ライブラリも豊富なので比較的簡単に開発をすることができます。

Kotlin

KotlinもJavaと同じオブジェクト指向言語です。Kotlinの方がJavaよりもコードが短く簡単に扱う事ができますし、特定の例外も未然に防いでくれたりと便利な機能が付いています。

iPhoneアプリのプログラミング言語

Objective-C

Objective-CはC言語を拡張したプログラミング言語です。以前まではiPhoneアプリ開発の主流な言語でしたが言語自体の癖が強いというのと学習コストが高いことで次に説明するSwiftが開発言語として台頭してきています。

Swift

SwiftはRubyやPHPなどの有名なスクリプト言語の良いところを取り入れており、比較的簡単にアプリ開発ができるように工夫されています。

アプリ開発をするうえで押さえておきたい機能

測位、GPS機能

測位、GPS機能を使う事で位置情報を把握することができます。これらの機能を利用するにはGoogle MapなどのAPIを組み込むことで利用することができるようになります。他にもAndroidの場合「Location Manager」、iOSの場合は「Core Location」というフレームワークを活用すれば位置情報を利用できるようになります。

カメラ機能

開発するアプリでカメラ機能を利用することが出来れば、撮影した画像を活用できるなどアプリの機能の幅が広がります。Androidの場合は「Camera API」、iOSの場合は「AVFoundation」というフレームワークを利用します。

アプリ開発に便利なツール

以下で紹介するツールは初心者の方でも簡単にアプリ開発ができるものです。実際にアプリを開発してみるとモチベーションにもつながるので試してみてください。

JointApps

JointAppsはプログラムが入ったブロックをパズルのようにつなげるだけでアプリが開発できるので、プログラミンの知識がなくても誰でも簡単にアプリを開発することができます。開発したアプリのリリースは出来ないので自分専用のアプリを作ってみましょう。

Monaca

MonacaはiOS、Android、WEBのどのデバイスでも動作するハイブリッドアプリを作成する事ができるWEBサービスです。クラウド上で作業ができるため、開発環境のセットアップが不必要であったりアプリのテンプレートが用意されているので簡単にオリジナルアプリを作成することができます。

Yappli

Yappliはアプリ開発の、開発、運用、分析の全てを行うことが出来るサービスです。プログラミングせずにアプリ開発を行うことが出来ます。

おわりに

アプリの開発は年々そのニーズが高まっています。自分用のアプリを開発してもいいですし、アプリ開発者として新しいキャリア形成を目指してもいいと思います。この記事を参考にぜひアプリ開発の第一歩を踏み出してみてください。