WEBアプリケーションとは?身近なアプリケーションを例にあげて解説
はじめに
皆さんはWEBアプリケーションという言葉をご存知でしょうか。アプリケーションと聞くと、エンジニア以外の人はだいたいスマホアプリケーションを思い浮かべるとことでしょう。では、WEBアプリケーションとは一体何なのでしょうか。この記事では、WEBアプリケーションについて、実際に私たちが普段使っているアプリケーションを例にあげて説明していきます。
WEBアプリケーションとは
WEBアプリケーションとは、WEBサーバー上で動作し、インターネットなどのネットワークからアクセスし利用することができるアプリケーションです。私たちは、普段このWEBアプリケーションを利用する場合は、GoogleのChromeやAppleのSafari、MicrosoftのIEなどのWEBブラウザから操作します。WEBアプリケーションという言葉を聞きなれない人はスマホアプリとどう違うのと考える方が多いでしょう。スマホアプリは端末上にアプリケーションをインストールして初めて使用することができます。それに対しWEBアプリケーションは先ほどお話したようにWEBブラウザからサイトにアクセスし使用することができます。端末上にアプリケーションをインストールしなくても使用することができるのがWEBアプリケーションです。ただし、スマホアプリケーションとWEBアプリケーションでは速度に違いがあり、スマホアプリケーションの方が早いです。なぜなら、スマホアプリケーションは端末上に保存されているデータにアクセスするのに対してWEBアプリケーションはサーバーにネットワークを介してアクセスしデータを取得するからです。こういったようにWEBアプリケーションとスマホアプリケーションではそれぞれメリットとデメリットがあり、開発時にはどういった目的で使用するのかを考えてどちらにするのかを選びます。
身近なWEBアプリケーションの例
WEBアプリケーションについて説明しましたが、文章だけではイメージがつきづらいでしょう。ここでは、私たちが普段使っている身近なWEBアプリケーションの例を紹介していきます。例にあげたアプリケーションは、それぞれどの言語を使って開発されているかなども紹介していくので、今後自身で開発することがあれば是非参考にしてみてください。
例1:食べログ
「食べログ」は、グルメ情報サイトとして有名なWEBアプリケーションです。指定した日付や時間、人数で空いているお店を検索したり、いきたいお店を予約したりできる便利な機能が満載です。店舗の口コミや評価を見ることができるので利用する側も安心です。Rubyで開発されており、フレームワークはRuby on Railsを使用しています。会員登録やログイン機能、口コミ機能を実装するのに必要なデータベースはMySQLが使われています。
例2:クックパッド
「クックパッド」は、みなさんがご存知のとおりレシピ紹介サイトです。プロのレシピや調理動画を見ることができるのはもちろん、自分の作った料理を写真とテキストでレシピをシェアすることが可能です。開発は1つの言語に頼ることなくその時々に合った言語や技術的に進歩した言語、フレームワークを取り入れています。これまでに使われてきた言語はRuby、Golang、Python、Java、Rustがあります。データベースもMySQL、Redis、Amazon Aurora、Amazon Redshift、Amazon DynamoDBなど様々なものが使われてきました。
例3:Google
世界中で多くのが人が使用する有名な検索サイトである「Google」にも、たくさんの便利なWEBアプリが搭載されています。マップ機能やルート検索、電卓機能など無料で使うことができます。開発言語にはC/C++、Java、JavaScript、Python、Go言語が使われています。これらの言語はGoogle社内で開発の標準言語として定められています。
例4:Yahoo!
Googleと並び検索サイトで有名なものが「Yahoo」です。検索機能だけではなく、電車の乗換案内や様々なニュースの閲覧、動画の視聴、ショッピングまであらゆるサービスが揃う国内最大級のポータルサイトです。開発には、Swift、Kotolin、JavaScript、Node.js、Java、PHPなど多数のサービスがあるため、それに伴い多数の言語が使われています。フレームワークにはExpress、SlimFrameworkが使われており、データベースは、MySQL、Memcached、Redisが使われています。
例5:Progate
「Progate」は初心者向けのプログラミング学習サービスです。技術の解説をしてから、問題が出題されます。 スライド式でゲーム感覚でプログラミングを学習することのできるサイトです。開発にはRubyが使われており、フレームワークには、Ruby on Railsが使われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。WEBアプリケーションについて説明の文章だけじゃ、いまいちよくわからないという方も実際に普段使っている有名なアプリケーションを例に出すと何となくでも理解していただけたのではないでしょうか。